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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

考えさせられること 

 先日、お友達などのバレエの発表会を鑑賞。
 もちろん、ロイヤルバレエと比べるわけではありません。
 私自身も高校3年生の渡英までずっとバレエを習っていました(今はこんな体型ですが)。
 それを踏まえての話。
 
 以前も書いたことがありますが、私の先生方はとにかく厳しかった。
 といっても、怒る、という意味の厳しさではなく、とことん突き詰める、という厳しさ。
 私のような出来が悪いのにも、本当に丁寧なレッスンをして下さいました。
 回転(ピルエットなど)が苦手だった私には、皆と同じことをその時やらせず、その基礎となるような練習をさせた先生。
 今の保護者の方々だったら、文句が出るかもしれませんが、私はそうして下さった先生に感謝していました。
 
 トウシューズもきちんと立てていたので、4年前に既になりますが、サマーコースで10数年ぶりにトウシューズをはいて、「瀕死の白鳥」もどき、を踊れたのだと思います。

 今回は、あまりにも驚くことばかりで・・・
 
 ですが、この発表会を観ながら様々なことを考えていました。
 私の先生方のようなのは、きっと少数派。
 ということは、今回のようなお教室が大半であり、習わせている保護者の方々もそれを求めているのかもしれない。 
 とにかく、難しく観える振付を、できていなくても、バンバン含める。
 
 ピアノでも同じことになるのか?と。
 私は、最初の導入は他の先生方に比べてゆっくりの進み。
 その代り、土台をしっかりと作って、2,3年後には、導入を楽しく(この楽しい、という言葉は非常に難しい言葉ではありますが)やった人たちを追い抜き、きっと、時間が許せば、長く続ける子たちがロンドンでは多かった。
 もちろん、最初のお問い合わせのお電話を頂いた時点で、グレード試験を他の先生よりも最初に受けるまでが時間がかかる、とわかった時点で、何度も断られました。
 でも、私には譲ることができないもの。
 最初にきちんと、丁寧にやれば、途中で躓いても、先に進めると私は思っています。

 本当にどうなるのか。
 今の時点では、もどかしいし、本当に帰国が正しかったのかさえ分からなくなってはきています。
 でも、ここで頑張ることを決めた。
 私自身がきっと日本では少数派。
 先月の出身幼稚園でのことを考えても、私はやはりとりあえずは、自分を持っていたいと思う。
 
 様々な考えの先生がいて良いと思うのです。
 そして、そうであるべき。
 でも、私は少数派に属しすぎているのかもしれません。

Posted on 2016/08/15 Mon. 21:23 [edit]

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15

やっと開始 

 帰国して、5週間ちょっと。
 最後にピアノの指導をしたのは、イギリスを発つ前日のこと。

 ロンドンの生徒たちとの別れは後ろ髪引かれる思いもありました。
 数年指導してきた生徒たちは、子供達よりもお母様方が涙になる方が数人いらしたのが、なんとも私らしいのかもしれません。

 こんなに長く、一切ピアノの指導をしなかったのは、初めてのこと。

 やっと環境が整い(まだアップライトピアノではありますが)、教えを再開。
 といっても、まだまだ開店閉業状態です。

 昨年も一度レッスンさせて頂いた方ですが、今まで5週間の休みがあった分なのか、色々と湧き出てくる。
 オリンピックでの体操の演技、工事現場のショベルカー。
 私のレッスンでは、理解をしやすくする為に、色々な例えが出てくる。
 ピアノに向かっていただけでは、求めている音は出せないのです。

 まだまだ軌道には乗りませんが、それでも、第1歩ができたこと、本当にうれしいです。
 レッスンを受けたい、といらして下さる方がいるからこその私の仕事。 
 自分が何ができるのか。 数多くいらっしゃるピアノの先生ではなく、私のレッスンを受けるメリットは何なのか? 
 それをお伝えできたら嬉しい。
 
 暑い中、遠いところありがとうございました。
 ピアノの演奏をすることは大好きなこと。
 ですが、ピアノの指導をすることも、また私の天職かもしれません。

 

Posted on 2016/08/11 Thu. 21:23 [edit]

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11

クラシック音楽って・・・ 

 オリンピックを見ながら(さすがに、生中継は見ていません)、それまでの準備ももちろんですが、最後は精神力なのだな、と思わずにはいられません。
 わめき、がなり立てるテレビの中継の人??に耐えられない私は、ほとんど見られないのが実情ですが。

 日本に帰ってきて、これからどうするのか、箱(ホール、ピアノ)だけは余りあるほどにある日本で、何をするのか。 長い目でみていますが、アイディアはいくつかありますが、それをどのように形にしていくのかを考えているところ。

 11月まで出演が決まっているコンサート。 これらは、曲目指定まではされていませんが、演奏曲のある程度の制約はあります。
 イギリスではほとんどが自由でしたが、日本は、「誰もが知っている曲を含める」という決まりがあることが今の私の演奏活動範囲だとほとんど。

 ですが、たまに観るテレビのCMではクラシック音楽が流れ、先日は、ファミリーレストランへ行った時、かかっていたのはクラシック。 それも、有名曲では無くて、私が入った時は、チャイコフスキーのポルカ 作品51-2。 私はチャイコフスキーを良く弾くので耳馴染みがありますが、ピアノを専門に弾いていても、知らない方も多いような曲です。
 どのようなCDなのか、何なのかわかりませんが、その後に、バッハ/ラフマニノフ編曲、スカルラッティの有名でないソナタ、などなど、思わず、「これ何の曲??」と意識が行ってしまうような曲のオンパレードで下。

 それなのに、未だにクラシック音楽はどうしても堅苦しく思われてしまう。
 1つには、ピアニストの音そのものが硬い人が多いからかな?と私は思ってしまいますが、身近にあふれているように私は思います。
 そして、クラシックを聴かない人こそ、有名曲以外に興味を持ったりもする。
 有名曲でないと、というのは、企画者の思い込みなのではないか?と思うことも。
 
 オペラハウスで、知り合った方々にバレエを観るようになったきっかけを伺うのが私は好きだったのですが、その答えは色々。
 白鳥の湖ではまった、というよりも、「ユダの木(マクミランの凄まじい作品)」であったりした方も。
 
 この5週間の充電期間をどのように今後活かしていくのか。
 じっとしていられない私は、もどかしい思いでいっぱいです。

 
 

Posted on 2016/08/10 Wed. 22:54 [edit]

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試験を聴きに母校へ 

週明けから、冬のウールのオーバーコートにヒートテックというまさに冬の格好に逆戻り。


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 今日は久々に母校へ。
 友達の試験をリサイタル試験を聴きに行ってきました。
 試験の時間は様々。 午後からだと基本的に教えがあるので聴きに行けないのですが、今回はラッキーなことに午前中。
 昨年11月と今年の2月に協奏曲のピアノ伴奏をしてもらった、2年ほど前にサマーコースで知り合って、昨年から私の母校で伴奏を学ぶ彼女。
 
 シューマンを中心にした歌曲とライネッケのフルートソナタ。
 約10か月弱、多くを学んだのだな、と思いながら聴いていました。
 
 なんといってもあの試験の雰囲気、空気が懐かしく、40分の演奏が終わったあの感覚は、私も学生時代に散々経験してきたからこそわかるもの。

 試験官には知っている先生が入っていなかったのですが、終了後、片付けをする彼女を待って控室にいて、廊下に出たところでばったりとお会いしたのは、私が修士号の時に師事していた、ゴードン先生。 1月にオックスフォードのフェスティヴァルで顔を合わせて以来。 
 なんだかんだ、縁があるのだな、と思いました。(これを師匠、Dr.Sが知ったら、また面倒なことになる)
 
 卒業して何年も経ってしまったものの、ここで勉強できて良かった、と思うばかりです。
 
 彼女と聴きに来ていた他の日本人2人とお茶しにサウス・ケンジントンまで行きましたが、ずいぶんきれいに変わっていて驚きました。 
そして、日本人の皆さんは、季節を考えて、薄着だったことにオバサンびっくり。
 イギリスでは、6月でも冬のコートを着る必要があり、着て何もおかしいことがない国なのです・・・
 そして、皆さん大変な思いをして学生ヴィザを習得している為、2003年夏前までは空港でその場で学生ヴィザを無料でもらえていた、という話をしたら、皆さんビックリ。
 こういう話をすると、自分が年を取ったことを痛感するものです。

Posted on 2016/06/01 Wed. 23:01 [edit]

category: 音楽

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師匠ご夫妻の生徒発表会 

 今日は、師匠ご夫妻の生徒たちの発表会。
 発表会、といっても、日本とはずいぶん感覚が違うと思います。
 全員参加では無いようですし、全員がソロ、というわけでもありません。
 通常のリサイタルより多少長いくらいの、前半後半各50分程度にしてあります。
 今回、色々な思いがあって、私も久々に弾かせてもらいたかったのですが、人数の関係でダメでした。
 時間の理由から、残念なことにいつもなら先生方が連弾を弾いてくださるのですが、今回はそれも無し。
 いつも、プログラムにも印刷されていないので、最後までやるか、やらないかわかりませんが、それでもこのところずっと弾いていらしたから、皆さんががっかりしたような空気でした。
 きっと、先生方が弾くことにより、会が5-10分伸びても、誰も文句を言わなかったと思います(思いたい)。

 18年前、師匠のことを、「60歳をとっくに過ぎたおじいちゃん」と思っていた私は、この会場で奥様と初めて顔を合わせて、
「若くて美人な奥様。 このおじいちゃん、意外とヤルな」
と非常に驚いたことを今でも思い出します。
 奥様は当時20代にしかみえず、でも、先生方の長男と私は同じ年だということは聞いていたので、20代はありえないな、と思い、それでも、師匠は親子に近い年の差結婚だとずっと思っていました。
 実際は、お2人とも当時40代だったのですけれど。

 私は都合が付けば聴きに行っているので、先週リハーサルのようなものに参加をした、と言えども、今日も楽しみにしていました。
 知っている方々と久々にお会いできたのもまた嬉しい。
 師匠は方々でおしゃべりし歩いている私を呆れていたようです・・・

 導入の子達は連弾がほとんど。
 それでも、リズム、音、しっかりとしています。 そしてフレーズ感が強い。
 しっかりしている、といっても、鍵盤の底まで弾き切るというようなただ強い演奏ではありません。

 今回、3分の2の演奏者が中学生以上でした。
 赤ちゃんの頃から知っている中学生(12歳)の男の子(話していたら、私の生徒と学校で同じクラス、ということが判明・・・)がドビュッシーの前奏曲第2集から、『カノープ』を。 お兄ちゃん2人も小さい頃から上手でしたが、やはり彼らをみていることも大きいのか。 12歳の男の子がこういう曲をあのように弾けるのは、本当に格好良いと思います。

 チェルニー、モシュコフスキーの練習曲を弾く子たちがいるのも、この発表会の特徴。
 先週のリハーサルの時には、あまり曲がわからずに聴いていたのですが(曲目は言わない為)、まさか、チェルニーのエチュードだとは思っていませんでした。 モシュコフスキーは、さすがにエチュードか?と思ってはいましたが。

 グレードの曲を弾く子もいますが、グレードとグレードの合間なのでしょう。
 ロシアの知らないような作曲家の曲目もいくつか。
 中学生くらいで、こういう素敵な曲を弾いておいたら、その後ショパンでも、ラフマニノフでも弾くのが楽なのだろうな、と思うばかり。
 
 後半は8名。
 全員高校生(Year 12, 13 一人はGap year)。
 9月から大学生になる人たちが、6名。
 音大進学は一人。
 音大付属子供の為の音楽教室で師匠に習っている弟弟子(サマーコースで知り合った仲)は、音大へ行くのか、とおもいきや、全く違うことを他の大学で勉強するそう。
 彼は、4年ほど前だと思いますが、とにかく、ショパンのエチュードをみっちりやっていました。
 あの土台があるからだと思いますが、その後は曲が楽に弾ける。
 今日も、ブラームスのソナタ第2番の第1楽章。 まだブラームスの音の深みというか人生の深みはありませんが、本当にピアノが好きなのがわかる。
 大学へ進んでも、イギリスの大学なので音楽科でなくても、ピアノの練習室を使うことができるから、これからは好きにレパートリーを広げていくそうです。
 
 小学生の頃から知っている奥様の生徒。 彼女は頑張り屋さんですし、中学生になる前にサマーコースに来て、その時にはそれほどでもなかったのに、周りのすごい演奏を聴いて、1年間で物凄い上達をした子。
 今回は、ラフマニノフの前奏曲 作品23-5を弾いていましたが、先週のリハーサルで2回聴いた時よりも、ちゃんと詰めてきていました。
 彼女は昨年だと思いますが、グレード8より上のディプロマ(30分ほどの演奏)を取った後。
 彼女も音大進学ではありませんが、それでも、30分のプログラムを普通の(というのは変ですが)高校生が弾いた後なので、今が一番ピアノが楽しい時のようです。
 
 ほとんどの子たちが、大学はロンドンを離れます。
 そして、本当は今はAレベルの試験の真っ最中。
 それなのに、ピアノを続け、発表会にまで参加。
 
 去年高校を卒業した子たちから、下へ3年間ほどの学年が、先生方の生徒たちの中では充実していた学年3年分。
 特に、今年は後半の8人中6名が大学生になる、ということで、来年がちょっと寂しい発表会になるのかな、なんて心配してしまいました。
 私が大学生の頃は、ちょうど高校生が少なかった時期で、1,2年は後半全員師匠の大学の生徒、というような年もあったように思います。
 
 司会をしたのは、現在大学1年生で、ピアノからは離れていますが、ずっと奥様の元でピアノを習っていた男の子。
 とてもアットホームな会でした。
 そして、終了後は高校生たちがおしゃべりが絶えず、奥様が皆をホールから退散させるのに、ちょっと大変。
 この国なので、私もおしゃべりに混ぜてもらって、嬉しかったです。
 

Posted on 2016/05/29 Sun. 20:05 [edit]

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