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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

美徳? タブー? 

 オリンピックを見ていて思うこと。
 スポーツの世界において、練習量を話すことは、美徳である。
 しかし、クラシック音楽の世界において、練習量を話すことはタブーであるのではないか?ということ。
 あくまで、これらは私が感じた個人の問題。
 短期間習った日本の先生(破門になりましたが)からは、
「たとえ、10数時間毎日練習をしたとしても、先生には、練習をしてきました、と言ってはいけない」 
と言われました。

 だからでしょうか。
 クラシック音楽を好きで聴く方も、ご自身が楽器に触れたことが無い方は、練習する、ということをご存知でない方も多い。
 たとえ、50回本番にかけた曲でも、必ず練習する。
 本番前に練習しなければ、暗譜も指も私は不安になる。
 そして、本番で納得できるように、伝えられる演奏をするには、練習は不可欠だと私は思います。
 
 タブーを破って書くとしますが、 
11年ほど前になるでしょうか。
 私が初めて、1人で45分間のコンサートの機会を頂いた時、師匠Dr.Sに言われたのは、本番の2,3週間前から、夜、大学の練習室が閉まる時間から逆算して、一日の授業、練習をして一番疲れている時に(頭も体も)、コンサートのプログラムを2度、休憩なしに続けて練習する、ということ。
 最初は、弾きとおすことができなかった。
 それが、徐々にできるようになる。
 
 今回、6月末以来の本番、ということで、夜、とはいきませんが、久々に午後、通し練習を。
 一日何時間練習していようと、通しての練習はまた違う。
 最初は、気力が持たず、情けない有様。
 ですが、今までに回数を重ねている分、すぐに感覚、力の配分が戻ってきます。

 日本でのコンサートは今までにも経験していますが、イギリスとは空気感が違う。
 6年振りの東京での演奏。
 空気にのみこまれず、何か感じて頂けるような演奏ができたら嬉しい。

 レスリングの試合のVTRを観ながら、初めて見た私は、凄まじさに驚くばかり。
 怪我しそう、と最初に思うのが、私が小心者だからか・・・(こう見えて、ローラーコースターにも乗れないような人なのです)
 ピアノは取りあえず、怪我することはない。
 
 体操の内村選手のように、練習でできていたから、できる。
というのも、同じく体操の白井選手の跳馬の時のように、練習でできたことはないけれど、できると信じていた。
 この二人、違うことだけれど、一つだけ同じなのは、自分を信じていた、ということ。
 この両方とも経験があるのが、私らしいところ。
 
 練習は裏切らない。
 ボランティアで無料で演奏して当たり前、と思われているクラシック音楽の世界。
 少しずつ、タブーを破っても良いのでは?と思ってしまいます。


 

Posted on 2016/08/18 Thu. 22:27 [edit]

category: 音楽

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