05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 07

WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

最後のコンサート (6月30日) 

 既に、2週間前のこととなってしまいました。

 6月28日のロンドンでのコンサートの翌々日が、私にとってこの住民としてのイギリス最後のコンサート。
 今回が、5回目の出演。
 顔なじみの方々、遠くから私の名前を見ていらして下さる方々。
 初めてのところで演奏する楽しみもありますが、今回はここが最後でよかったな、と思います。
 
 いつもは、朝一の列車で北イングランドへ向かい、夜中近くにロンドンへ帰ってきますが、今回は母が来ていたので、ロンドンのコンサートの翌日に列車で北イングランドへ。 演奏する街で1泊して、演奏後は私たちにとって思い出の土地、ヨーク(York)で1泊。ゆっくりの旅でした。

160630-1


 ロンドンから列車を乗り継いで3時間半ほど。
 海辺町のBridlington(ブリリントン、ブリドリントン)。
 ここにあるお屋敷で行われている毎週のコンサートへの出演でした。


160630-2


 古いブルットナーのフルコンサートグランドピアノ。
 今回は、リハーサルを始めたら、高音部のハンマーの一つが完全に折れてしまっている状態。
 その付近の弦も2本ほど切れてしまっていて、プログラムを配るコンサートではなかった為、あまりにもこの音を連続して使う曲はぐちゃぐちゃになるので、プログラムから外しました。

 プログラム(順不同)

 お客様の顔を雰囲気を見ながらのトークを入れてのコンサートの為、曲順はあってないようなもの。
 演奏した曲は記してありますが、順番は既に覚えていません。
 
 ショパン; 華麗なる大円舞曲 第1番 作品18
 モーツアルト; ピアノソナタ ハ長調 K.330
 シベリウス; ワルツ
 ショパン; ノクターン 作品55-2 変ホ長調
 ショパン; 4つのマズルカ 作品67
 チャイコフスキー; 6つの作品より 作品51 ナタワルツ、 ロマンス、 感傷的なワルツ
 リスト; ペトラルカのソネット 47番
 サン=サーンス/シロティ(ジロティ); 白鳥 
 リスト; 詩的で宗教的な調べより、愛の賛歌
 
 アンコール: ショパン; ノクターン 作品27-2 変ニ長調

 
 2日前のロンドンのコンサートと全く違う雰囲気、ピアノの状態でのコンサート。
 もちろん、今回はモーツアルト以外は、途中音が抜けながらの演奏ではありました。
 が、ここは私に新たな想像力を与えてくれるところでもある。

 シベリウスのワルツは、ここで毎回のように、「チャイコフスキーがこれだけ良く弾けるのだから、ぜひシベリウスの小品を弾いてほしい。 聴く機会がなくて、寂しい」とおっしゃって下さる殿方がいたので、今回はこれを弾きました。 この方も今回もいらして下さったので、嬉しい。 この曲の演奏後に見せてくださった笑顔がすてきでした。

 チャイコフスキーの3曲は、ロンドンで弾いてそのまま。
 ですが、この会場の雰囲気が、この3曲(特にワルツ2曲)が使われている、クランコ振付の「オネーギン」の雰囲気につながる部分があり、演奏数を重ねている、ということもあり、また楽しくなったように思います。
 
 サンサーンスの白鳥は、今回初めて本番に出した曲。
 ゴドフスキー編曲のものも素敵ですが、今の私は、チェロの音域に近く、装飾も少ないこのシロティ(ジロティ)の編曲の方に惹かれました。 
 バレエ、「瀕死の白鳥」のイメージに強いのはこちらの編曲の方。
 練習中に悩んでいた部分が本番ではクリアになりました。
 これは、私にあっているようなので、これから出していきたいと思います。

 アンコールは、私にとって、思い出深い、そしてこのピアノに音がぴったりの、ショパンのノクターン 作品27-2を。
 
 
 また呼んで頂けそうなので、それを楽しみにしています。
 4年続けて呼んで頂いて、ここもまた、お顔がわかる方々増えました。
 昨年いらしていなかった、遠くからいらして下さるご夫妻。
 今回はお目にかかれて嬉しかったです。 昨年は体調が悪くて、お嬢さんがいらしてくださっていた、と伺って驚くばかりでした。
 なんとなく、面影が昨年亡くなった私の祖母に似ている彼女(これは母も同じ感想)、4年前にたまたま聴いてくださってからの、素敵な出会いでした。

 
 イギリスでの演奏が一段落し、アップライトピアノではあっても、実家に戻って本物のピアノで練習できる喜びの中にいます。
 日本での最初の本番まで、5週間ほど。 
 譜読みに追われる日々です。

 

Posted on 2016/07/14 Thu. 21:15 [edit]

category: 自分のコンサート

TB: 0    CM: 0

14

Comments

Comment
list

Post a comment

Secret

Comment
form

Trackbacks

TrackbacksURL
→http://miyukikato.blog.fc2.com/tb.php/2611-f44ef4dc
Use trackback on this entry.

Trackback
list