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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

St Martin-in-the-Fieldsでのコンサート (6月28日 ロンドン) 

 昨年秋、まだ帰国を考えていなかった頃、お話を頂いて楽しみにしていたコンサートでした。

 
160628


ロンドン、トラファルガー広場の横に建つ、St Martin-in-the-Fields。
週3回のランチタイムコンサートが行われているものの、なかなか機会を頂くのが難しいコンサート。
私は実に11年振りでした。
11年前は一人でのコンサートの2度目の経験がここで、まだ右も左もわからぬままに演奏。
 今回は、経験を積んではいるものの、だからこその怖さも知っている状態での演奏でした。

 プログラム

 リスト: 巡礼の年 第2年 『イタリア』より ペトラルカのソネット 47番
 チャイコフスキー: ナタ・ワルツ 作品51-4、感傷的なワルツ 作品51-6
 ベートーヴェン: ピアノソナタ ハ短調 作品111 
 
 アンコール; チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5

 響きが豊かな教会。 そして、軽めのタッチのスタインウェイのフルコンサート・グランド。
 
 先日も書いたように、私にとってのTribute to my life in the UKのプログラム。
 リストのペトラルカのソネットは今年になって本番に出していますが、今回が一番良かったと思います。
 この曲のソネットが、私にとってはイギリスに対する気持ちに重なる為、お恥ずかしい話、本番で初めて不覚にもこみ上げるものが。 
 
 次のチャイコフスキーは切り替えられぬまま。 ですが、これも少しは遊べるようになってきたのか、と。
 まだまだ足りない部分がありますが。
 ロイヤルオペラハウスで知り合ったお友達が数人いらして下さいましたが、『オネーギン』と気が付いてくださったようでうれしい。

 気持ちを入れ替えてのベートーヴェン。
 長くて、大きな変化がない第2楽章の後半は、とても演奏するのが怖い曲。
 ただ弾いたらつまらなくなる。
 だからといって、いじりすぎてはこの曲の良さが半減してしまう。
 教会の雰囲気、お客様が作って下さった空気感。 そして私が自分の鍵を開けることができたこと。
 それら全てが重なり、きっと今までで一番良いベートーヴェンだったと思います。
 もちろん、直すべき部分はありますが。
 最後の部分、ピアニッシモがきれいに響き、ほぼ満員の教会(かなりの人数です)で、あの気持ちの良い静寂の空気、特別な時間でした。

 アンコールは時間的に厳しいことを言われてはいたのですが、拍手をたくさん頂いて、ギリギリ大丈夫そうだったので、チャイコフスキーのロマンスを。 
 考えぬままに始めましたが、マクミラン振付けの『三人姉妹(Winter Dreams)』の『別れのパ・ドゥ・ドゥ』よりも、今回は、『オネーギン』の第3幕、タチアーナとグレーミンのパ・ドゥ・ドゥが浮かんできて、幸せな時間でした。
 
 ロンドンでのこの最後のコンサート。 とりあえず、悔いの残らぬものになって良かったです。
 
  とりあえず、プログラムベートーヴェンを除いて、今回の2倍の長さで、明後日はヨークシャーでのコンサート。 
 というわけで、あたふたしております。

 ここを読んでいらして下さった方もいらしたようで、感謝しております。
 どうもありがとうございました。

 

Posted on 2016/06/28 Tue. 23:05 [edit]

category: 自分のコンサート

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