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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

グローブ座で、真夏の夜の夢 

ひと月前から、今日が良いお天気になることを願ってやみませんでした。
それなのに、先週はストーム。 
昨日から暖かくなり、晴天に。

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 夕方、テムズ川をミレニアム・ブリッジを使って渡る。
 今回の目的地は、この写真の右側、木の後ろ辺りにある、シェイクスピア・グローブ座。
 ロンドンに住んで11年目が終わろうとしているのに、初めてのグローブでの観劇。
 シェイクスピアの没後400年の今年、やっと行くことができました。
 

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 晴れてほしかった理由は、グローブのYard立ち見を買ってあったから。
 立ち見女王の私は、もちろんここでも立ち見。
 平民らしく、5ポンドの立ち見は、上に屋根がありません。
 よって、雨が降ったら、傘もさしてはいけないので、困るのです。
 しかし、直前にチケットを購入しようと思っても完売。 ということで、4週間ほど前に、いずれにしても行けるのはこの日程しかほぼなかった為、チケットを購入した次第です。

 開演の1時間ほど前から並び(10番目くらい)、舞台の真下のかぶりつきの場所を確保。
 私的には舞台に近すぎるのですが、離れた場合、もし前に背の高い人たちが立ったら、いくら舞台が高くなっている、と言えども、舞台が見えなくなってしまう。 よってこの場所。
 
 ちなみに、身長163㎝の私のあごが舞台と同じ高さでした(今回はヒールのある靴を履いていません)。
 よって、最低155㎝は身長がないと、一番前での観劇は厳しいかな?と思います。

 
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 空が見えて、気持ちが良い。

 今回の演目は、真夏の夜の夢(Midsummerとは、夏至であることは承知していますが、日本語訳の一般的なこの名称を用います)。
 ロイヤルバレエで何度も観て来た作品。
 数年前には、リージェント・パークのオープンエアーシアターで観たこともあります。
 Emma Riceという方がDirectorの下、いわゆるコスチュームプレイではなく、せりふも現代語になり、アドリブを加えての舞台でした。
 しかも、ヘレナを男性が演じた為、最初、ドミトリウス、ライサンダー、ヘレナ、ハーミナのやり取りがいまいちつかめないまま私は進んでしまいました。
 ということは、後々、ドミトリウスとライサンダーの男性2人がヘレナ(今回は男性)を愛してしまう、ということ・・・

 
 素晴らしいな、と思ったのは、お芝居が始まる前。
 携帯電話の電源を切る、とか、Health and safetyのお話とか非常事態のこととかをグローブ座のスタッフが着ているTシャツを着た2人の方によって舞台で話があったのですが、それがとんでもなく上手。
 一気に客席を和ませ、一つにしたのです。
 凄いな、と思っていたら、実は彼らは出演者のアクター・アクトレス。 
 特に男性が声も良いし、伝え方も凄い、と思っていたら、彼は、ボトムを演じました。

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 パックを演じた、Katy Owenは、すばしっこさ、いたずらなところ、観ていて飽きません。

 多少、おふざけが過ぎたシノープシスの部分も無いわけではありませんでしたが。
 それでも、あんなに笑った舞台はいつ以来でしょう。
 きっと、シェイクスピアの時代、400年前の観客たちも同じだったのかもしれません。
 今よりもエンターテイメントがないのだから、余計に。

 演劇大学があり、高校生でもAレヴェルで演劇があるようなこの国。 
 演じた方々は人種も様々(オリエンタルはいませんでした)。
 この国だからこそのこのクオリティーなのかな、とも思います。
 
 そして、せりふのある劇やミュージカルを観る度(といえるほど、観ているわけではありませんが)、やはり発するせりふがないのに、あれだけを伝えるロイヤルバレエは凄いな、と改めて思います。
 そして、バレエ以上に、音でしか伝える手段のない音楽はもっと大変だ、どうにかしなければ、と自分自身に喝を入れる時間でもあります。

 3時間の舞台。
 終わる頃に、少し薄暗くなってきました。
 本当は、夜中12時からの、Midnight Matineeにぜひ行ってみたいものです。
 きっと素敵だと思うのです。
 ロンドンだから夜中3時に終演になっても、ナイトバスがありますから、帰宅も問題がありません。

 終わってグローブ座を出たら、目の前はテムズ川。
 建物を出たら、ビル群、というのとは違い、しばし余韻にふけることができるのも、またこの良さなのかもしれません。
 

Posted on 2016/06/05 Sun. 23:59 [edit]

category: エンターテイメント

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