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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ケント州の小さな街に恩師に会いに行った時の話 

日中と夕方の気温差が激しい日々です。
 
 なんとなく、月に1回程度、ロンドンから外に出ることでバランスをとっている私です。
 今月はおとなしくロンドンにいる、と思っていましたが、近隣とはいえ、一昨日列車でロンドンから南東へ1時間ほど出かけることができました。

 

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 ロンドン・ヴィクトリア駅から列車に乗車。
 イギリスの列車も本当にきれいになったものです。
 私がイギリスに来た頃のこの路線は、非常に古い車両で、1車両にドアが片側10個くらいある凄い列車。
 全ての座席は対面式で(日本のように、進行方向で向きを変えられる、なんていう凄い椅子ではありません)、その座席と座席の間の壁の部分が、ドアになっているのです。
 そして、そのドアは、窓をおろして、身体を半分外に出して、外から取っ手を下げてドアを開ける、という不便極まりないものでした。
 
 ロンドンに通勤圏内であるケント州ですが、それでも、途中まで行ったら、景色はフィールド。

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 小雨でしたし、乗換時間15分ほどだったのですが、私のイギリス生活1年目、ケント州のグラマースクール(公立選抜中学、高校)に通っていた時の学校があった街、メイドストーン(Maidstone)。
 この駅は、ロンドン近郊でありながらも、未だに改札が無くて、そのまま残っていることになんだか嬉しくなりました。
 この頃は、地方でも自動改札がある駅が増えましたから。
 これは、駅の目の前のカウンティー・ホール。

 今回は残念ながら街を歩くことはできませんでした。


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 こんなかわいらしい駅で下車。
 高校の時の音楽の先生ご夫妻のお宅にお昼に誘って頂きました。
 当時は、ご夫妻であの学校の音楽の教師をなさっていたのです。
 先生ご夫妻のお人柄がとにかく素敵で、あの先生方との出会いが、当時は師匠Dr.Sとの出会いよりも、音楽の道に進んだ大きな要因だと思います。
 
 お宅にお邪魔するのは11年振り。 奥様は5年ほど前に当時彼女が教えていた学校のある街でコンサートに呼んで頂いた時、私の名前を広告で見つけたから、とおっしゃってサプライズでいらして下さったことがありました。
 
 教育のこと、旅行、生き方、話は尽きることがありません。
 今だからこその、おもしろいお話を伺えたりもして、時間はあっという間。
 あの当時の私の英語は酷いもの。  そして、音楽の知識もゼロ。
 あの1年目のこと、今でも鮮明に覚えていることが多々あるのです。
 
 高校生の時も音楽専攻のAレヴェル(高校生)の生徒たちをお宅に呼んでくださってパーティーをしたりしたので、懐かしい。
 ですが、やはりイギリスも変わり、今はああして在学中の生徒たちを家に呼んだりすることが法律で難しくなっているそうです。
 良い意味での緩い時代に高校生活を送れたのだな、と思うばかりでした。

 こうして、たった1年間しかいなかった英語のできない日本人のことを今でも覚えていて下さって、こうして会って下さるのはとても嬉しいです。
 
 先生方を信頼していたから、マンチェスターの音大に入って、ピアノの実技が酷くて学校スタート早々退学させられそうになった時、ピアノの先生とあわなくて悩んでいた時。 カーディフの音大時代にピアノ科主任にやられっぱなしで心折れていた時。 先生方に電話をしたことを思い出します。 当時は寮の公衆電話からでした。
 

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 駅のそばは、こんな風景。
 嗅いだことのない匂いの植物。
 

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 近づくとこんな。
 何でしょう?


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 途中、菜の花の黄色い絨毯を見ながらの帰り道。
 どんより空の色ですが、これが、いかにもイギリス。
 もちろん、青空を望んでいますが、この日の私にはこの空の色がピッタリでした。

 

Posted on 2016/05/20 Fri. 22:03 [edit]

category: 日常

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