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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

発表会というのは 

 家を出るのは午後の一番暖かい時間。 ですが、帰りは寒くなる。
 ということで、半袖やノースリーブで外を歩く人も増えているようには思いますが、私はまだコートが手放せません・・・ さすがにブーツははかなくなりましたが。

 この時期、学生時代というのは新学期が始まる頃で、学期が始まる=エッセイの提出だの、6月頭の実技リサイタル試験だの、とにかく周りをみる余裕なんてなかった時期。
 学生を終えて一年目の今頃は日本に滞在中。 出身のバレエ教室の発表会でピアノを弾く為に、毎日のようにお稽古場に通っていました。
 あれはあれで、忘れられない思い出。
 そして、3年前の今頃は紫から水色のギブスに代わった頃で、左手複雑骨折真っ最中。

 今年は・・・ 2か月後のセオリー(楽典)の試験に向け、2人の生徒たちが過去問解きの真っ最中。
 毎度のことながら、セオリーの試験になると胃が痛いというか・・なんというか・・・
 理解しているのに、うっかりミスの連発で凄いことになっています。
 
 日本のように改まったピアノの発表会、というものがほとんど存在しないこの国。 
 一つの理由は場所が無いから。
 
 私の師匠ご夫妻は、基本的に5月中旬から下旬の日曜日に、ロンドン郊外の私立男子校のホールをお借りして、発表会をしています。
 私も学生時代はずっと出させて頂いていました。
 発表会、といっても全員がソロを弾けるわけではなく、全部合わせて2時間半で終わるように組んであるもの。
 日本なら問題になるかも・・・
 
 私はカーディフ時代は基本的に水曜日のレッスンの後、「じゃあ、日曜日に」
 と言われ、「なに? 日曜日?」
 慌てた師匠が、「え、用事があるのか?」
 「試験前だから練習だけだけれど・・・」
 「だったらよかった。 いつもの発表会だよ」
 との会話が繰り返されていました。
 
 発表会というのは直前に言われるもの、と思っていました。
 1年生の時には、前日に師匠のお宅に泊めて下さったのですが、夜、ご夫妻と私とでお茶を飲んでいる時に、
「そういえば、明日何弾くの?」
 と私が先生に聞いたことにより、奥様は呆れかえっていたのを今でも覚えています。
 師匠も私もこういうところは性格的にあったから、ここまで来られたと今は思います。
 
 それが、今回知ったこと。
 奥様の生徒さんたちは、発表会の2か月以上前に準備を始めていた。
 今住んでいるお宅の子供たちは、実は奥様の生徒たち(これは先生ご夫妻もご存知)。
 とっても短い連弾を兄弟でやるので、3月半ばから個人練習をしているのです。
 私はたった4,5日前に言われていたのに・・・
 考えてみれば、奥様は、私や他の発表会に出る門下生が直前に言われていたことをご存知だったのか?
 きっと知らなかったのだろうな、と思いますが。

 背伸びをするのではなく、確実に今の彼らの力でとても良く仕上がる曲のレベル。
  だから、発表会の曲をやりながらも、きちんと教本を進めることができるのです。
 発表会で一気に階段をあがっても、結局終われば元に戻る、という日本的なものに疑問がずっと私はあります。
 自分が出ていなくても、ロンドンにいる限りは発表会を聴きに行っていますが、私はあの皆がちゃんと弾けている発表会の雰囲気が好き。
 
 今年は既に発表会の日にちも知っているから、楽しみ。
 自分が出ていた時よりも、もっと前から日にちを知っている、というのが滑稽ですが。

 
 

Posted on 2016/04/14 Thu. 22:26 [edit]

category: 音楽

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