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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

アダージョ(Adagio) 

 急に雨やヘイルストーンの柔らかい版みたいなのとかが降ってくる変な天候が続いています。

 昨夜は、なんと今年に入って初めてオペラハウスへ。
 あんなに夜中に一晩中オペラハウスの外に並んでチケットを買い求めていた頃が懐かしいほど。
 安いチケットが手に入らなかったり、働いているお母様が増えて、遅い時間を希望する生徒が増えてきたりが行けなかった理由。
 
 久々に観たバレエは美しいものでした。
 しかも、昨夜は世界中に(日本は含まれていませんが)映画館で観られるように放映された日。

 古典の名作、『ジゼル』を観ながら色々と思っていました。
 
 第2幕のジゼルのヴァリアシオン(途中からパ・ドゥ・ドゥになりますが)は、なぜか高校生の時、バレエのレッスン中に振りを習って、ちょうど夏休みで地方から合宿のようにしてきていたお教室の人たちの前で一人ずつ踊らさせられた踊り。
 私は足だけは強くて、いつも発表会は速い踊りがほとんど。
 このジゼルのヴァリアシオンは、見事にアダージョ(ゆっくり)。
 とんでもなく苦手でした。

 おもしろいことに、ピアノは速いものよりも、ゆっくり聴かせるようなものの方が得意。
 
 それは、年齢があがったからなのか、やはりバレエとピアノ、もちろん使う体の部分が違うからなのか。
 今、バレエをやったら、ゆっくりなものも踊れるのか?

 ピアノでゆっくりなものを聴かせるコツ(?)は、歌う指。
 レガート奏法でしょうか。
 そのあたりの名称は私にはよくわからないものですが。
 
 生徒たちのグレード指導をしながら、そして、日本の子供のコンクールで弾かれる課題曲を見ながら、色々な違いがあるのだな、と思います。
 サマーコースで、ロシアの子供たちはピアノもヴァイオリンも、とにかくゆっくりだったり、歌う曲が多いのです。
 もちろん、指を速く動かすようなものもあります。
 私は、ノクターンなど大好きなので、学生の頃から毎年サマーコースにノクターンを1曲持って行っていましたが、日本からくる音大生たちに、どうして、大学生になってまでショパンのノクターンなんて弾いているのか?と半ば馬鹿にされたように言われていました。
 これは、私のスタートが遅かったからだけではなく、ヨーロッパと日本の考え方の違いかな、なんて思いますが。
 もちろん、日本の音大生の中にだってノクターンを弾く方もいるでしょうし。

 だからこそ、時間制限のあるコンクールなども含め、イギリスだったら、ソナタを抜粋する場合、速い・ゆっくり・速いの3楽章から成り立つソナタであれば、速い第1楽章、もしくは、ゆっくりな第2楽章+速い第3楽章のことがほとんど。
 日本では、速い第1楽章+速い第3楽章の組み合わせで弾くことが多い、ということに驚きました。
 
 元来、日本の茶道にしても、踊りでも日本舞踊などはどちらかというと、静、ゆっくりな世界だと感じますが、ピアノは違うように思ってしまいます。

 
 話しはそれましたが、久々だったこともあり、バレエから多くのインスピレーションを受けてきました。
 ゆっくりなもの、今なら踊ってみたいな、なんて思ってしまいました。

 

Posted on 2016/04/07 Thu. 23:49 [edit]

category: 音楽

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