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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

東ロンドンでフェスティヴァル (2月18日) 

 今までと違って、3階のお部屋は暖房を入れなくても半袖でよいほど暖かく(天窓があるので、太陽が出ている時には特に)、そのつもりで半袖にセーターで出かけて寒い思いをして、まだ学ばずにいます。
 
 昨日は、予定通り、東ロンドンンのフェスティヴァルへ。
 東ロンドンの某私立中学、高校で行われたものでした。
 規模もクラスもとても大きなフェスティヴァルです(ピアノだけで4日間)。

 私は、午後6時からコンチェルト(全ての楽器が一緒)、それから午後7時からショパン(オープン)。
 よって、コンチェルトを3人聴いた後、ショパンのクラスに移動して、2番目に弾いて、弾き終えたらすぐにコンチェルトに戻って演奏。
 本当はもう少し時間がある予定でしたが、コンチェルトのキャンセルが数人いたり、曲が15分かからなかった人が多かったりで、想像以上に慌ただしく、他の人の演奏を聴くことができないフェスティヴァルでした。

 さすがにロンドンですので、知っている子達の名前とか、先日オックスフォードで一緒になった高校生とまた一緒になったり。
 他の同業者に関わらずに生きているわりには、どこへ行っても、段々顔、名前割れし始めているのが、どうにもこうにも複雑です。

 ショパンのクラスでは、
 ショパン: ノクターン ロ長調 作品62-1

 制限時間が7分なので、どうしてもこうなります。
 そして、先週の金曜日、12日のフェスティヴァルでも審査員だった人が、ノクターンをどのように判断するのか知りたかった、ともいえましょう。
 
 ここは会場が普段はダイニングルームとして使っているらしい古い教会のような天井のお部屋。
 フェスティヴァルは、子供のプロテクションの為、一切写真を撮ることは禁止です。
 まさに、ハリー・ポッターの世界、というのがわかりやすいかもしれません。
 借りものなのかよくわかりませんが、全然弾きこまれていない、スタインウェイのフルコン。
 音がこもっていました。

 やりたいことはやった演奏です。
 他の方を聴くことはできませんでしたが、コンチェルトの後、講評に戻りましたが、講評自体は悪くなく。
 でも、結果は残念ながらついてきませんでした(2,3位は発表せず)。
 1位を取った子は、サマーコースで知っている高校生。
 彼女の演奏は今回聴けなかったものの、審査員好みであるので、致し方がありません。

 
 そして、コンチェルト。
 グリーグ ピアノ協奏曲 第1楽章

 昨年11月に11年振りに演奏したものの、とっても後悔の残る演奏になってしまいました。
 伴奏した友達も同じで、彼女にまたお願いして、今回は、2週間ほど前の彼女のレッスンでしか合わせていない状態での本番でした。
 
 多分弾くのは初めてだと思う、ザイラーのピアノ。
 伴奏ピアノはヤマハのアップライトで、舞台の下に置かれている、普段とは違う感覚(普段は伴奏者が左側なのに、右側にいる)でのぶっつけ本番です。
 日本で教育を受けてきた友達には驚くことばかりだと思いますが、そういうことをわかってもらえる、大学にいては知ることが無い世界を彼女には知ってもらいたくて、伴奏をお願いしたのです。
 それに、彼女は伴奏をするのにとっても素敵な性格で、人に合わせられるピアノを弾けるので(私はここが欠けている)。

 お互いに、今回は納得のいく演奏。
 私はカデンツァで多少やらかしたのですが、それ以外は、前回とは全く違う演奏で、描きたい世界を描けたのかな、と思います。
 そして、昨年から自己流で鍛えている体幹が良くなってきたのか、本番中、屋根を開けていないグランドで、コンチェルトの音量を出す為、そして初めて弾くザイラーから深い音を出す為に、上半身を傾けて(でも軸は崩さずに)重さを加えてみたのですが、それが、うまくいったことが嬉しい。 私の骨格だと、フルコンではありませんし、多少上半身をうまく使わないと大音量は出にくいのです。 普通の日本人女性よりは大柄でも、ヨーロッパのしっかりした骨格の男性にはかなわないから。

 そのかいあってか、講評ではかなりの音量深さを出していたのに、一度も、一音たりとも、アグレッシブな、叩いた汚い音を出さなかった、と言って頂けました。
 そして、このコンチェルト部門は違う審査員でしたが、ここでも、音の良さだけは評価される。
 が、結果はこちらもついてこず。
 こちらも、1,2位をとった人の演奏は聴けなかったので、なんとも言えません。
 
 やはり、いつかこの曲をオーケストラと共演すること、これが、私の叶えていない夢。
 でも、ピアノ伴奏であっても、こうして10年振りに続けて2度本番に出すことができて、本当に良かったです。
 一昨年、コンクールの為に一応用意したりした他の協奏曲、落ち着いたらちゃんと形にしたい、と思いました。

 
 これで、続いていたフェスティヴァルはひとまず終わり。
 3月に先週のファイナルは残っていますが。

 今回は、2つのクラスを行ったり来たりで、他の方の演奏をほとんど聴くことができなかったのが一番残念。
 でも、2000円弱の参加費で、こうしてたとえ審査員が一人だからその人の考えになってしまう、としても、普段のコンサートとは違う環境で演奏し、こうして私立の学校をみられたりすることが今の私には有意義。
どうして学校で行うのか、というと、日本のように安易に借りることができるホールがこの国には無いからです。

 終わったのは遅かったですが、伴奏してくれた友達と一緒にお夕食を食べて帰宅したら、久々に午前様。
 昨年の大みそか以来、バレエを観にも行けていないので、久々の夜遅い帰宅でした。
 さすがに気が抜けています。
 来週末には再びコンサートですが。
 今日、明日は生徒たちのフェスティヴァル。
 今日は聴きに行ってきましたが、生徒の演奏を聴くのもまだまだ緊張の私です。
 あと一息です。


 
 

Posted on 2016/02/19 Fri. 23:38 [edit]

category: 自分のコンサート

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