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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ケンブリッジ大学、ガートンカレッジでのコンサート 

晴天に恵まれた日曜日。
2年弱振りで、ケインブリッジ(Cambridge)へ行ってきました。

 ケインブリッジは10回ほどは行っているでしょうか。
 いつもは、フィッツウィリアム博物館のすぐ近くの教会での演奏ですが、今回は、ケンブリッジ大学のガートン・カレッジ(Girton College)のミュージック・ソサイエティー主催の物でした。
 よって、珍しく、日曜日の午後のコンサート。

160214-1


 ケインブリッジの市内からバスで15分ほど離れたところにある、ガートン・カレッジ。
 比較的新しいカレッジで、元々は女子の為のカレッジ。
 よって、男子学生が簡単に忍び込めないように、こんな離れたところにあるそうです(いつの時代も考えることは同じ・・・・)。


160214-2


 こちらが、コンサートが行われた、古い図書館。
 イギリスに住んでいて、比較的色々と行かせて頂いている私でも、入った途端に嬉しく、ワーッと思ってしまう空間でした。
 ここで、演奏させて頂けることに、感謝するのみです。

 プログラムは

 モーツアルト: ピアノ・ソナタ ハ長調 K.330
 リスト: 詩的で宗教的な調べ、より、愛の賛歌
 フィリップ・マーティン: The Rainbow comes and goes
 ショパン: ノクターン 変ホ長調 作品55-2
 ショパン: バラード 第1番 ト短調 作品23
 リスト: 巡礼の年 第2年『イタリア』より、 ペトラルカのソネット 47番
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番

 
 この空間で弾いたら素敵だろうな、と思うもので構成したプログラムです。
 ピアノは、スタインウェイ(B)。
 久々のスタインウェイは、アンティークみたいなピアノを弾いた後だと違和感がありましたが、余計なことを考えなくて済むピアノ。

 リストの愛の賛歌は、前回は8月に教会で弾いているので、教会で弾くのに向いているこの曲をそうでないところで弾くのは、久々。
 それでも、窓がステンドグラスみたいな絵だったこともあり、またいつもとは違う響きになったと思います。
 
 フィリップ・マーティンの曲は、一昨日フェスティヴァルで弾いたばかり。
 この曲は、昨年の3月に初めて弾きましたが、コンクール、フェスティヴァルで弾いても、コンサートで弾くのは初めて。
 お客様にどう伝わるのか、不安な部分もあるこの曲、やっとコンサートで弾く気になりました。
 やはり、審査される場で弾いた直後の曲、というのは、違うな、と思ったのが素直な感想。
 この曲、やっとつかめてきました。
 作曲家を直接知っている、というのは、曲を弾くうえで良い効果があるな、とも思います。
 現代曲苦手の私は、あまりあることではありませんが。
 だからこそ、作曲家が生まれた場所、お墓巡りを私はしているのでしょう。 少しでも身近に感じられるように。

 ショパンのノクターンは、やっと出せました。
 まだまだ自分の物にはできていません。
 思い描いていたのとは違うようにした方が良かったところも練習中に多かった曲です。
 これから大切に、時を共にしていきたいと思いました。

 リストのペトラルカも、今年になって続けて弾いているので、毎回面白さが増すばかりです。
 
 最後は、ウィーンの夜会で。
 こちらも、この会場の雰囲気もあり(もう少し天気が悪い方が良かったかもしれません)、いつもとは違うインスピレーションが。
 
 もちろん、まずい部分もちょこちょこはあります。
 が、音楽、を伝えられたそうです(終演後お話しした方々談)。
 

160214-3


 このカレッジのミュージック・ソサイエティーのほとんどのメンバーが属するクワイヤーが他の都市でコンサート、ということもあり、いらして下さったのは、この近くに住むらしい外部の方々。
 ピアノソロだからなのか、こんな無名の私でも、いつもより多く、プログラムが足りなくなるほどいらして下さったようです。
 場所ゆえにか、人々の雰囲気もまた違ったのが、ここがケインブリッジなのかもしれない、と思うばかり。
 日本人の現地妻の方もいらっしゃいました。
 私の母よりも上くらいの方でしたし、とても長くこちらにいらっしゃるようで、お互いにちょっと変な日本語でありつつも、彼女の日本語はとっても美しい。
 イギリスに来て、こちらに長い日本人の方々の日本語、というのは、本当に美しくて私は大好きなのです。
 
 素敵な経験に感謝です。
 大ホールでは味わうことができない空気。
 もちろん、日本の大ホール、有名メーカーのフルコンでの演奏は憧れます。
 でも、このヨーロッパの雰囲気こそが、その昔、クラシック音楽の源となったものだろうな、と思いを馳せます。

 5年半前に母に縫ってもらった、着物地のドレス。
 これも、意外と古い日本の着物地が古いイギリスの図書館にあったようで、好評でした。
 
 次のコンサートは、3年前に行ってから2度目の訪問になる、北イングランドにて。
 
 
 

Posted on 2016/02/14 Sun. 23:08 [edit]

category: 自分のコンサート

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