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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

オックスフォードのフェスティヴァル参加(1月30日) 

 約2か月ぶりに、フェスティヴァル参加。
 学生の頃、カーディフとロンドンで1度ずつ参加したフェスティヴァル。
 ずっと、生徒を出すだけでしたが、昨年の2月に自分が参加して、その後2度大人中心のオープンクラスに参加。
 今年もその最初の一歩であった、オックスフォードのフェスティヴァルに参加してきました。
 昨年は、30分の音大生以上が出られるクラスに参加しましたが(会場も良い)、今年は年齢制限に引っかかった為、オープンクラスに参加でした。


160131-1


 オックスフォードの市内中心部からちょっと離れたところにある、私立の女子中、高校。
 寮もあります。

 昨日は、一日中、オープンクラスを中心に9クラスが行われました。
 一つは6手連弾で子供ばかりでしたが、それ以外は、朝9半から夜8時近くまで、審査が行われました。
 
 ちなみに、ホールではなくて、大教室というような感じのところ。
 
 私が参加したのは、
 古典派(ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト) 9分以内
 ロマン派(シューマン、リスト、ブラームス、ラフマニノフ) 8分以内
 ショパン 5-10分
 リサイタル 15-20分

 の4つ。
 これ以外に、フランス音楽、スペイン・南アメリカ、バロック、1880年以降に生まれた作曲家のクラスがありました。

 他のクラスへの参加も興味があったものの、フェスティヴァルでは、暗譜で弾いたとしても、楽譜の原本を提出しなくてはいけません。
 国際コンクールだと、コピーでOKがほとんど(そうでないと、どれだけの重さになるか・・・)ですが、フェスティヴァルは違う。
 楽譜の重さだけでも凄いのです。
 私は2クラスでショパンのノクターンを弾いたので、楽譜が重なっていたにも関わらず、です。
 これ以上は運べません。
 たとて、キャリーケースで行ったとしても、それを、階段で運ぶのは本当に大変。


 私は、朝10時半の古典派のクラスから、最後のリサイタルまで。 
 長丁場の一日でした。
 合間に、練習室で練習できたのが、とても助かりましたが。

 

160131-2


 桜のようなお花がずいぶんと咲いていました。

 結果からいうと、2勝2敗。
 古典派クラスでは、
 モーツアルト: ソナタ ヘ長調 K.533、第1楽章。 
 譜読み・暗譜ホヤホヤの曲。
 
 ロマン派では、
 リスト: ペトラルカのソネット 47番。
 こちらは、3度目ではありますが、譜読みから、1か月ちょっと??

 この二つは完敗しました。
 モーツアルトは、不安定なので納得。
 リストは、審査員と解釈が真逆。
 けちょんけちょんな評価。

 ここで、まずい(というか、私のどうでもよいプライドが・・)と思ったので、次のショパンクラスまで1時間あったこともあり、作戦変更。
 当初の予定のプログラムは、
 マズルカ 作品68-1、2 
 ノクターン 変ホ長調 作品55-2
 
 ですが、ノクターンは暗譜ホヤホヤ。
 グランドピアノで、ペダルをつけて弾いたこと無し。
 これは怖い。
 ということで、今回、全く審査員にプログラムが知らされず、その場申請だったので(予め申請はしてありましたが)、同じノクターンでも弾き慣れている、でも、フェスティヴァルでは弾いたことがない、作品27-2の方に直前変更。
 ちなみに、このノクターン、昨年の夏以来全く触っていませんでした。
 ですが、これは、1時間あれば絶対に大丈夫、という変な自信がある。
 
 この作戦が良い方向に向かい、他の方々が、スケルツォとか、バラードを弾く中、この挑発的かもしれないプログラムでしたが、ここで、やっと1位を頂く。
 

 そして、それまで、ここのヤマハのC5か7のピアノのタッチをつかめずにいたのですが、私にとって一番タッチ、響きをつかみやすいノクターン 作品27-2を弾いたことにより、やっとタッチが落ち着く。

 そして、最後のリサイタルクラスは、
 モーツアルト: ロンド ニ長調 K.485
 ショパン: ノクターン ロ長調 作品62-1
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番

 こちらも、1位を頂いてきました。
 ただ、このリサイタルクラスの時には、憔悴しきっていて、暗譜が怪しく、指ももつれ始めたのが残念。
 
 4クラスで合わせて45分くらいの曲なので、大したことではないのですが、続けて弾くのとは違い、他の参加者の演奏を聴いて、演奏して、講評をきいて、練習して。 ということを繰り返し、その都度緊張しているので、やはり、疲労感が増すようです。
 しかも、この日は朝2時起床。
 
 

160131-3


 どうして、2時起床か、というと、現地で練習室があるのか、全くわからない。
 リハーサルはもちろん無し。
 私は当日全く曲を弾かずに本番で弾くのがとってもとっても怖い人なのです。
 よって、朝3時から約2時間家で練習をする。
 こういう時は、本当に電子ピアノに感謝です。
 が、途中で、ショパンのノクターン(結局弾きませんでしたが)を、本物のピアノで通して暗譜で弾いたことがないことに気が付いたら、タッチの関係から怖くなる。
 日本とは違い、夜中に営業する音楽スタジオは無い。
 そこで、気が付いたのです。
 上の写真のピアノの存在を。

 ここは、セント・パンクラスの駅。 ユーロスターの発着駅。
 誰でも自由に弾けるピアノが2台あるのです。
 よって、朝早めに出発して、このおんぼろピアノ(いくつか鍵盤が剥げていますし、動かない鍵盤もある)で練習をしよう、ということ。
 朝ですし、1台は空いていました。
 30分ほど、とにかくこのピアノでもありがたいので、弾くことができて、本当に助かりました。

 きっと、好き、ということはこういうことなのではないかと。
 与えられた環境で、できることをする。
 本当に良い演奏がしたければ、その環境の中で、やる。
 だから、きっと私はもう4年前になりますが、ここでバレエのある記事について色々とご意見を頂き、そこには、かねてからの数人の方々の怒りがあり、それを見過ごすことができなかった。
 結果、私はバレエの感想記事を書くのをやめた。
 また今ここでやり合うのは嫌なので、詳しくは書きませんが。

 
 というわけで、話がそれましたが、今年のオックスフォードでのフェスティヴァル参加でした。
 古典派のクラスでは、なぜか、5人くらい中、高校生がいたのが不思議でした。
 それ以外では、全クラスに参加していた、フェスティヴァル常連の方がいたり。
 この方とは、昨年6月のウィンザーで一緒になったのですが、あの時には話す機会もなく、でもお互いに認識はしていたので、今回はおしゃべりも。
 大人の方々(普段は他のフルタイムのお仕事をしている、アマチュアの方)は、皆さんかお馴染み同士も多くて、それも楽しいな、と。
 同業の友達とはまた違う意味で、本当にピアノを弾くことが大好きなのが伝わる人たち。
 
 次にどこのフェスティヴァルでお会いできるのか、楽しみにしています。

 私にとっては、今回のフェスティヴァル参加、特別な意味もありました。
 そして、その意味により、最初はど緊張。
 長くなったので、それについてはまた次回。

Posted on 2016/01/31 Sun. 23:27 [edit]

category: 自分のコンサート

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