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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ワイト島でのコンサート(1月16日) 

 2016年最初のリサイタルでした。
 気が付けば、3年振りの夜のリサイタル。
 長さ的には、このところ毎年演奏させて頂いている、ヨークシャーのお屋敷でのコンサートが休憩なしで1時間半弾くので、今回と同じくらいです。

 本島から高速船で25分ほど行ったところにある、本島の南のワイト島(Isle of Wight)へ初めて行ってきました。
 ずっと行きたかったところなので、昨年夏にここからのお話を頂いてずっと楽しみにしていました。

160116-1


 こちらが、演奏をさせて頂いたお屋敷。
 演奏だけか、と思っていたら、ここは個人の所有のお屋敷(Manor)であり、ここの所有者の方が40年近くこのお屋敷のサロンで行っているコンサートシリーズだそうです。
 実際に普通の住居としている建物です。
 そして、昨晩はここに泊めて頂きました。

 次のブログに書きますが、もう本当に素敵で、生きていて良かった、と思いましたし、気分はすっかり、エリザベス・ベネット(ジェーン・オースティンの高慢と偏見、ベネット家の次女)。
 イギリスに住んで、普通に暮らすよりも、色々なところを訪れているとは思いますが(コンサート関係で)、それでも、ここは幸せすぎて、罰が当たるのではないか、と思いました。


160116-2


 こちらが、サロン。
 コンサートが始まる頃には暗くなって、もっと雰囲気がありました。

 このお屋敷のホームページの写真で、このサロンを見ていたので、それを考えてのプログラミング。
 どのような方々が聴きにいらっしゃるのかもわからない。
 
 ちなみに、ピアノは古い温かみのある音のベヒシュタインでした。

 プログラムは
 
 モーツアルト: ロンド ニ長調 K.485
 ドビュッシー: プレリュード 第1巻より 
            アナカプリの丘、 沈める寺
 ベートーヴェン: ピアノソナタ 第32番 作品111

 休憩

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 第1番
 レスピーギ: 甘美なワルツ
 チャイコフスキー: ワルツ・スケルツォ 作品7
 ラフマニノフ: ワルツ 作品10-2
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番
 リスト: ペトラルカのソネット 第47番
 ショパン: 幻想ポロネーズ
  
 アンコール、 エシュパイ: トッカータ

 以上でした。

 前半はどっしりとベートーヴェンをメインに。
 珍しく、ドビュッシーを弾いたのは、このプログラムを組み立てていた頃、12月のコンクールで一人の審査員から、「あなたのドビュッシーはワンダフルだろうね」といわれて、モーツアルトとベートーヴェンの間の7,8分の曲を迷っていたから、単純にその言葉を信じた、というか・・・・

 ベートーヴェンでは、今回は三途の川をうまく渡ることができなくて、煮え切らないものがあったのですが、Touchedとおっしゃって下さった方が多くて、自分では煮え切れなくても、最低限伝えられるようになったのかな、と思うところがありました。

 後半は、このサロンをイメージしたプログラム。
 このサロンで過去演奏している方々の中には、ウィグモアで弾いていたり、驚く名前の方々がいらっしゃいました。
 だからこそ、私の色を出そうか、と。
 ワルツを続けていくつか弾く、というのは、小品だから、簡単か?と思われるかもしれませんが、実際は大変です。
 テクニック、深さでみせるわけではないので、ちゃんとポイント、というか私自身が理解をしなければ、何も伝わらない。

 ですが、非常に楽しい時間でもありました。
 お部屋の雰囲気、ピアノの音、ここだからこそ生まれたものがたくさんありました。

 リストのペトラルカは、初出し。
 多少テンポがゆっくり目かもしれませんが、私の音楽。
 これは、弾けば弾くほど面白くなりそうなので、しばらく出していこうと思っています。

 アンコールは、11月に亡くなったエシュパイ氏を偲んで(私の中で)、久々に彼のトッカータを。
 これは、初めて聴いても聴きやすいらしく、盛り上がっていらっしゃいました。

 いらした方々は、お顔を見ただけで階級がわかる、というか生き方がわかる、というか、知識人の集まり。
 多少たじろいだ部分もありましたが、あまりそういうことを気にしない私は、素敵な時間を過ごさせて頂きました。
 
 ただ、この小さめの演奏場所で、一番近い場所(1mほどでしょうか)に、ガサガサする素材(アノラックとかの)のズボンをお召しになった方が座ると、そのガサガサが結構気になってしまい、それが以前他のところでも同じようなことがあったのですが、ちょっと大変。
 イギリスのカジュアルな良さでもあり、演奏者泣かせの服でもあり。

 また呼んで頂けるようです。
 昨年10月末のチェルトナムは大きめの会場。
 その次のコンサートは今回。
 大きい会場の方が弾くのが楽なのは以前から感じていること。
 でも、このお屋敷のサロン、というのは、クラシック音楽の原点(古典派以降ですが・・・)に帰るような気がして、貴重な経験だと思います。

 次に弾かせて頂くのを今から楽しみにしています。


160116-3


 ここのお宅のアヒルたちと、池がむこうがわに。
 環境的には1年目のケントでのホームステイを思い出すようでした。

 

Posted on 2016/01/17 Sun. 23:30 [edit]

category: 自分のコンサート

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