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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ホテル・オークラ ロビーコンサート 菊地裕介さん(8月25日) 

 想像よりも、最初の2,3日を除いて、日本の暑さが厳しくなくて助かっています。
 ただ、日本の方々が涼しくても、私は暑さを感じますが。

 毎日充実していますし、ここに書き残したいことはいろいろとありますが(先週のアブ・ダビ空港でのもめごととか・・・)、なかなかゆっくり書く時間もなく。
 
 とりあえず、先日行った、コンサートのことを。

 8月25日、東京のホテル・オークラの本館ロビーで行われた、ロビーコンサートへ行ってきました。
 毎月、25日に行っているもの。
 今回が、現在の本館での最後のコンサート、ということで、このコンサート自体ずっと気になっていたので、行ってきました。

 2年半前に東京で聴いた時に興味をもったピアニスト、菊地裕介さんのコンサートでした。
 普段のこのコンサートの状態は知りませんが、かなりの聴衆の数でした。
 そして、そのほとんどが、おばさま方、というのが、日本のクラシック音楽コンサートの現状なのか、それとも「イケメンピアニスト」と言われていた菊地君ゆえなのかはわかりません。
 私も10数年前、まだまだインターネットがここまで盛んでない頃に、カーディフの音大時代に、日本から来た、日本の事情に詳しい同じ大学にいた日本人ピアニストから同世代の日本人ピアニストについて聞いた時、真っ先に名前を言われたのが、
「僕より若くて、イケメンでうまい菊地裕介、というピアニスト」。
 よって、私の頭にインプットされていました。


 プログラムは
 ラヴェル: 優雅で感傷的なワルツ
 グラナドス: ゴイェスカスより、『愛と死(バラード)』
 ショパン: 英雄ポロネーズ
 
 アンコール: シューマン: 子供の情景より、トロイメライ

 2年半前にコンサートを聴いた時に興味を持ったのが、菊地君が弾く、ラヴェルの水の戯れ。
 音高卒業後、フランスで学んだ菊地君は、私がずっと学んできたロシア系とは違うピアニズム。
 今回も、プログラム最初のラヴェルは、あの奏法ならではの、軽さのある演奏。
 
 ラヴェルは憧れるものの、これだけはあのフランス奏法で弾きたいな、なんて思ってしまうこともあり、なかなか手をつけられません。
 軽さと、構成力の強さ。
 
 スペインものになかなか手を出さない私は、スペイン系の音楽にも疎く、ゴイェスカスも、この曲は初めて聴きました(情けない・・・)。
 基本的に、私が好む演奏家、というのは、知らない曲を聴いた時に、どのような曲なのか、伝えてくれる演奏者。
 知っている曲でもよくわからない、ただただ弾いている演奏者もいるわけです(私自身も気をつけなくてはいけないことです)。
 そういう意味で、菊地君の演奏は、これを弾いてみたいな、と思わせてくれる演奏でした。
 ただ、1度聴いてわかりやすい、という曲ではありませんが。 
 
 英雄ポロネーズに関しては、解釈、テンポ感が全然違い、皆が知る曲の難しさ、というのを改めて感じました。
 ただ、中間部の左手のオクターブは見事でした。
 
 ピアノ自体の音質もあるのかもしれませんが、大きな音の厚い和音よりも、全体的に弱音の方がきれいな印象がありました。
 
 人の演奏を聴くことは、なんと楽なのか、と思います。
 ただ、ロビーコンサートということで、集中力など調節が大変だろうな、というのが、あのような場所での演奏の難しさを経験もしている私の意見。
 楽なのと同時に、自分が弾きたい、と思ってしまうのもこれもまた私。
 日本には、素晴らしいホールと楽器がたくさんありますから。

 母と二人だったのでよかったですが、帰宅するのに、予定の2倍近くかかりました。
 ちょうど、列車のトラブルが多く出た日。
 イギリスから、涼しい気候と共に、信号機トラブルなど、イギリスの風物を持ってきてしまったようです。
 
 自分が弾くのとは違うレパートリーのコンサートを聴き、まだまだ弾きたい曲がたくさんあるな、と思うばかりでした。
 そして、ロンドンなら、ちょっと見渡せば、知っている人にあうのに、それがないのが、ここが東京なのだ、と再認識しました。

 

 

Posted on 2015/08/28 Fri. 13:43 [edit]

category: エンターテイメント

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