07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

今シーズンラスト。 ボーンマスでのコンサート (8月12日) 

曇り/雨のマークが出ていましたが、日中は晴天に恵まれました。
 
 2014-15年度(2014年9月から2015年8月)最後のコンサートは、2012年9月に初めて演奏させて頂いた、南イングランド、ドーセット(Dorset)の入り口のボーンマス(Bournemouth)にて。


150812-1


 街の中心部への入り口にある、St Peter's 教会。

150812-2


 教会の後ろ側からですが、全景は入りません。


150812-3


 中は、なんとなく一番私にとってしっくりくる、というか落ち着く教会らしい教会。


150813-4


 こちらには、茶色の外装、装飾譜面台がついた、スタインウェイのフルコンサートグランドのピアノ。
 前回弾かせて頂いた時には、現在のニューヨークスタインウェイには無いような暖かく、まろやかな音が魅力的だったものの、ハンマーの消耗が激しく、音が曇りやすくてタッチが大変だった記憶(記録)がありました。

 伺わなかったのでわかりませんが、リハーサルで思ったよりも弾きやすくて中を覗いたら、ハンマーがきれいだったので、手を加えたのでしょう。 が、相変わらずイギリスでありがちな、鍵盤の深さバラバラピアノでした。


150813-5


 奥の方の装飾が凄い教会です。

 先週の1時間半とは違い、今回は30分だけのコンサート。
 ですが、時間が短くてもその間に放出するものは同じなので、疲労感は変わりません。

 プログラムは
 
 ハイドン: ピアノソナタ ニ長調 Hob.XVll: 42
 リスト: 『詩的で宗教的なしらべ』より『愛の賛歌』
 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61

 
 前回のピアノの状態にあわせた選曲でした。
 
 ハイドンは、今年3月のコンクールで初めてとりあげた曲。
 第1楽章での休符の使い方がカギとなるように思え、響きの豊かな教会での演奏は予想できないものになるのがおもしろい。
 リハーサルよりも、やはり本番の方がお客様がいる分、響きが変わり、そこを聴きながら、調整しながらの演奏、というのがおもしろいのです。


150812-6


 リストの愛の賛歌は、この1,2年、思った通りの演奏には程遠く、もがいていました。
 今日は、お盆の迎え火の前日。
 宗教の違いはありますし、全く意味が違うのは承知の上で、弾く時に私の目線からまっすぐのところにあった、なんというのか正式名は知りませんが、祈りの蝋燭に本番前に火を灯させて頂いて、迎え火代わりに。
  
 今回は、8年前に作ってもらったコンサート用スカートをはいて、その作り主の為にこの曲を奏でることに。
 先週のコンサートでベートーヴェンのソナタ第32番で魂がのぼっていって、今日はそこへ向けての演奏。
 
 特に本番中はこれを意識をしなかったものの、久々にこれを弾いてよかった、と思うことができる演奏だったことが嬉しい。

 そして、最後は、今年もたくさんお世話になった、ショパンの幻想ポロネーズ。
 色々な場所で、いくつものインスピレーションをもらった曲。
 
 まろやかな音色の普段とはまた違う演奏になりました。 
 コーダに入る部分、今まではずっと、ショパンが自分の人生は良かったな、ときっと思っているのかな、なんて思いながらの曲作りでしたが、前回6月にフェスティヴァルで弾いた時、その前日に知った言葉『大往生』という日本語がその時は目の前にあらわれて面食らいましたが、今回も、いきなり日本語が目の前にあらわれて、ショパンは若かったけれど、きっと私が思っていたのは、この大往生という言葉に通じるものなのかもしれない、と今回も、思いました。

 リストとショパンにはトークを入れましたが、こちらではこのようなコンサートでは、トークを入れるように言われることも多く、その場でいわれても対処できるようにはなりました。
 
 嬉しかったのは、前回3年前に演奏した時に名前を憶えていて下さり、今回もいらして下さった方がいらしたこと。
 気難しそうなおじいちゃんも、演奏後、笑顔になって下さる時、それが私にとっての幸せ。

 
 ここの教会のコンサートシリーズの演奏者とのやりとりをしている方は前回と違う方。
 プログラム用のプロフィールを彼女に送ったら、なんと、同じ時期に4年間カーディフの音大にいたことがわかりました。
 一つ下の学年で歌科の方なので、小さい学校ですし(日本の音大に比べたらはるかに合格者が少ない)、絶対にどこかで顔を合わせているでしょう。
 お会いできるのか、と楽しみにしていましたが、彼女はコーディネイトのみで、実際に司会をしたり、世話を焼いて下さったのは、教会の音楽監督の方でした。
 

 昨年9月に先週も演奏に行った、ブリリントンでスタートした私のシーズン。
 ブリリントンに2回、リヴァプール近くの北イングランド、エセックスに2回、ロンドン3回、オックスフォード、そして今回。
 その間に、ブルガリア、フランス、ドイツ、イタリア2回のコンクールに、オックスフォードとウィンザーでのフェスティヴァル参加。
 例年に比べ、コンサート数も少なく(今はかなりの狭間にいて、ずっと弾いていたところからは、もうここで弾くには勿体ない、と言われ、かといって大きめのところは、経験がない、と断られ、本当にもがいています)、寂しくはありましたが、1回1回が宝物で、演奏で特に5月以降、成長できた年だと思います。
 もちろん、これからまだまだ頑張らなくてはいけない部分も多々あります。
 
 来シーズンは、4年目になる、エセックスでスタート。 今現在決まっているもので、10月末のチェルトナム、1月のワイト島は特に楽しみ。 チェルトナムは憧れでしたし、ワイト島はずっと行きたかった場所で、写真で見る限りとっても素敵な会場でのコンサート。

 日本滞在中は、次シーズンに向け、遅れに遅れている譜読みを進めたいと思っています。
  
 ロンドンでは、ブログでコンサートを知っていらして下さる方もいて嬉しかったです。 ありがとうございました。
 来シーズン、次のステップにきちんと進める演奏を目指して、しっかりと前をみて歩いて行こうと思います。
 

 
 

Posted on 2015/08/12 Wed. 23:17 [edit]

category: 自分のコンサート

TB: 0    CM: 0

12

Comments

Comment
list

Post a comment

Secret

Comment
form

Trackbacks

TrackbacksURL
→http://miyukikato.blog.fc2.com/tb.php/2450-20910f3f
Use trackback on this entry.

Trackback
list