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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

夏の風物詩がスタート 

 2週間前ほど、日本では七夕の日に、ロンドンは、多発テロから10年。
 あの頃はカーディフに住んでいましたが、毎週ロンドンへレッスンに通っていましたし、テロから2日目にロンドンにレッスンに行き(怖くて、行くことを躊躇した私に師匠は笑って、「何が怖いのか? 今が一番安全だ」とおっしゃった)、静かなオックスフォード・サーカスというものを経験しました。

 あれから10年。 ホリデーに入っている国も多いのでしょう。
 久々に日曜日の午後にセントラルへ行ったら、人の嵐。
 地下鉄は通勤電車並み。
 聞こえてくるのは、英語以外。

 ハロッズの最寄り駅で降りると、とにかく、凄い人。
 私なんて、こんなに長くイギリスに住んでいるのに、そして、大学院は、ハロッズから徒歩20分くらいのところに通っていたにも関わらず、ハロッズに入ったのはたったの1度。 いや、2度。 2度目は入った、というよりも中を通り過ぎた、という感じ。
 あそこは、ロンドンに住んでいるとなんだかこっぱずかしく、アラブ系のお金持ちがたくさんいる、という感覚があります。

 そして、ロンドンの夏の風物詩といえば、残念ながら盆踊りではなくて、BBCプロムス。
 2日前に初日を迎え、2か月ほど、毎晩オーケストラのコンサート。
 私は来週行く予定ですが、会場近くで教えだったのですが、並んでいる人たち(プロムスの特徴は、平土間部分には椅子がなくて、当日並んだ順で入って立ち見。 もちろん、事前予約の席もたくさんあります)。
 
 長蛇の列ができていましたが、誰かいないかな、と思いながら教えの帰り道歩いていたら、やはり知っている顔に出会います。
 オペラハウスのバレエ立ち見でよく一緒になるおじいさんが、シーズンチケットに並んでいました(立ち見でも、何度も行く人用のチケットがあるのです)。
 プロムスでは今までお見かけしたことがなかったので、伺ってみたら、今年は、バレエが無いから、プロムスにした、とのこと。
 どういうことか、というと、基本的に、ロイヤルオペラハウスでは、ロイヤルバレエが夏休みの間、7月8月は、3週間前後にわたって、ロシアのボリショイ、キーロフバレエが引っ越し公演を行っていました。 
 が、今年はそれが無し。
 よって、バレエが無いなら、プロムス、となったようです。 要は、芸術に触れずにはいられない、ということなのでしょう。

 ここで、しっかり30分ほどおしゃべりしていました。
 ロイヤルバレエのロンドンシーズンが終わって1か月半ほど。
 久々に、こうしてオペラハウスの方とおしゃべりできるのは、嬉しいことでした。
 そしてバス停に向かう間に、また違うオペラハウスのお友達と会って、久々にうれしい時間でした。

 見渡すと、話したことはないものの、何度もオペラハウスでお見かけしている、『一番乗りおじさん』も健在。
 『一番乗りおじさん』とは、私がプロムスの会場、ロイヤル・アルバート・ホールの目の前にある音大の修士号時代、プロムスの夜のコンサートの前のプレトークが音大で行われていた為、その会場係のアルバイトをよくしていた時に、バイト仲間がつけたあだ名。
 このおじさん、いっつもプレトークの列の先端に並んでいらしたのです。
 そして、一目散に会場の中に入っていく。
 超有名人でした。
 たまに、オペラハウスの立ち見で隣になるのですが、なんだか話もかみ合わず、ほとんど話したこともありません。
 本名も存じ上げないのですが、私はこの方をお見かけすると、反射的に、「一番乗りおじさんだ!」と思ってしまうのです。

 あの巨大ホールの公演がいくつも完売のプロムス。
 クラシック音楽が根付いているのだな、と思う時です。
 そして、クラシック音楽が決してお堅いものではない、と思う時でもある。
 私はいつも立ち見ですが、お年を召した方もたくさん。
 数年前、早くから並んで(5時間とか)、スティーヴン・イッサーリスチェロの目の前に陣取って、彼の音を浴びながら舞台のすぐ下で聴いたのは、物凄い体験。
 今回は、チェロで目ぼしいものが私的になかったので、行くのはピアノ協奏曲ですが、普段とは違う聴き方ができるのが、プロムスの良いところ。
 
 雨が少なくて、名物の緑の芝生も茶色になってしまっているロンドンですが、プロムスの間は、並ぶのが大変なので、雨が少ないといいな、と思うばかりです。

 
 

Posted on 2015/07/19 Sun. 22:35 [edit]

category: 音楽

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