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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ピアノを続けなくてはいけない理由 大学進学編 

チャイコンが始まって、時間が限られていますが、かいつまんで、Liveを聴いています!
 あくまでも、放送での音ですが、それでも、モスクワに行かずにチャイコンの演奏を聴けるとは良い時代になったものです。
 みなさん達者に弾きます(色々な意味で)。 
 客席にモスクワにいる知人たちがいないのか探してしまいますが。


 昨日の続き。

 イギリスの大学というのは、原則的に大学各自の入試、というものがありません。 従って、大学の申し込みも、UCASというところが一貫して行う。 例外は、音大、ダンスなど実技を伴う単科大学のようなところ。
 UCASに願書を送る際、特技、のような欄でピアノ、ヴァイオリンなど楽器演奏のことを書きたければ、どのグレードを取得しているのかを書く必要は以前からありました。

 が、数か月前グレード機関からメールが届き、実技、楽典(セオリー)グレード6以上、合格の段階(下から、パス、メリット、ディスティンクション)により、違う点数がつき、点数制になった。
 グレード6のディスティンクションの方がグレード7のパスよりも高い点数(現時点)。

 大学の合否、というのは基本的にAレヴェルの成績で決まるのですが、他のことも考慮されるようなので、楽器演奏は、より明確に表すようになったようです。
 ということは、今まではグレード6までとっておけば、と思っていたご家庭も、万が一を考え、グレード8を目指すようになるのでは?と思います。
 これは、中学生など知らないことが多く、直前でどうにかできるものではないので、私はなるべく、中学生になったご家庭には早めにお話するようにしています。 

 そして、9月に大学生になる(予定)の生徒から聞いた情報によると、音楽学部を希望の人以外は、中学受験での音楽奨学金と同じように、大学でも音楽奨学金ができた、という話。
 ただ、私は実際に確認しているわけではないので、すべての大学、学部(音楽以外)なのかどうかはわかりません。

 グレード8に合格していることが音楽奨学金のオーディションの申し込み条件らしく、ぎりぎり取れなかった私の生徒は残念ながら受験できなかったのですが、これから大学生になる人は、8まで目指す人も増えるのでは?と思います。

 ということは、本当にピアノが嫌いでもやらされる人が多くなる、ということになりそうです。
 
 私自身も、グレード8まではお母様にやらされて、合格したら即ピアノをやめる、という生徒たちをみてきています。
 グレード制度は良いものでありますが、すべてがこれにとらわれる、というのはどうかな?とも思います。
 そして、グレードは試験官が一人。
 試験官は講習を受けて合格した人たちですが、ピアノを弾ける人がピアノの試験をみる、というわけではないので(弦楽器なんてもっと大変)、今までの生徒たちの試験の結果をみても、とんでもない結果になっていることもあるので、合格したカテゴリーで点数制にするのはどうなのかな?と思うところがないわけでもありません。

 
 生徒たちのお友達の話を聞くと、実技グレード5の後、6を受験するには、その前に楽典(Theory)のグレード5に合格しなくてはいけない。 このセオリー試験がネックになり、グレード5で楽器をやめてしまう人も多い、と聞きます。
 いくつかの楽器を習っている生徒たち曰く、他の楽器の先生はセオリーを教えるのを拒むことも多いとか。
 私は、セオリーを教えるのも好きなこと。 珍しいようです。
 よって、こちらでの教えが増えたらうれしいものの、こればかりは、お母様同士の口コミの世界。
 
 これからどのように変わっていくのか。
 まだ情報が完全にいきわたっているわけではなさそうなのですが、お勉強の量も増えるGCSE以降、実技グレードの準備も大変になるので、私自身もこれらのことを考えながら教えていかないといけないな、と思えてきます。

 やらされている子たちは本当に大変だと思います。 
 生徒もこちらも。

Posted on 2015/06/18 Thu. 23:49 [edit]

category: イギリス事情

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