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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

良くわからないバレエ 

あと1か月半でロンドンシーズンを終える、ロイヤルバレエ。
ずっとバレエのことを書かなくなっていますし、最近は、チケット入手が非常に困難で、いくつもの公演に行けませんでしたが、ちょっと思うことがあるのでかいてみようか、と。
公演レビューではありません。

 4月14日に最終日を迎えた、5回の一般公開の公演があった、トリプル・ビル。
 バランシン振付 『4つの気質』(ヒンデミット作曲)
 Hofesh Shechter振付 『Untouchable』
 マクミラン振付 『大地の歌』 (マーラー作曲同名の曲)

 『大地の歌』は何度も観ている作品。 バランシンの『4つの気質』はかなり長い間ロイヤルバレエのレパートリーに入っていなかったと思うので、私はやっと初見。
 2つ目の作品、『Untouchable』は今回初演。 この振付家の作品自体が、ロイヤルオペラハウスデビュー。

 『Untouchable』、私がこの9年近くロイヤルオペラハウスに通う中で、メインステージでのロイヤルバレエの公演としては、初めて、靴下で踊る作品だと思います。 そして、クラシックさが無く、ほぼ完全にコンテンポラリーダンス。
 
 ここで私が言いたいのは、オペラハウスだから、コンテは駄目だ、ということではありません。
 ボーダーが必要、とも言いませんが、クラシックとコンテのカンパニーが分かれている中で、クラシックのカンパニーがここまでのコンテをやるのは、どのようにとるのか?ということ。
 今まで観てきたものは、たとえ、マグレガーのように、クラシックバレエのレッスンを受けたことがないバリバリコンテの振付家でも、ここのカンパニーに振付を行う時は、クラシックの要素をうまく取り入れているのです。
 
 初めてこの作品を観た時には、ただただ何が何だかわからず、最初の5分は興味深かったのですが、その後は、変化がなくて、25分みているうちに、正直私は飽きました。 私だけではなく、コンテになじみが無い人は同じような意見。
 ですが、この作品だけを観に来る、というファンもいるような振付家。
 オペラハウスの雰囲気はいつもとは違い、最後の『大地の歌』の時には、客席の人数も多少減る。

 4月14日の最終公演の時の1つ目と2つ目の間の休憩時間、お友達(みなさん、私の母よりも上のような年代の方々)とおしゃべりしていたら、とても良いヒントを頂きました。

 この作品の最後から3分の1ほどのところで、Nigel Farageという言葉が聞こえるか?というもの。
 私はお恥ずかしいことに名前を聴いてぴんとこなかったのですが(写真をみたら、思い出しました)、右翼の政治家(みなさん、顔をしかめて彼のことを話していらっしゃいました)。
 これを意識したら、この名前を何度も何度も繰り返しているのがよくわかりました。

 20人のダンサーたちが、軍隊的な動きをすることも多いですし、そのような作品なのか、と。

 音楽、というか音に合わせて踊るこの作品。
 途中、ドラムスだけになる部分があります。
 この部分が、日本人の観客の方々はわかったかもしれませんが、私には、盆踊りで踊る、『きよしのズンドコ』にしか聞こえないのです。
 他の部分で、『八木節』のような太鼓のところもあります。
 特に、『きよしのズンドコ』では、私の町会は、掘ってー掘ってー グルグル、トントントンの振付(他の町会で、横に波の動きの物を踊ったこともあり)。 この掘ってー掘ってーの振りがピッタリだったのです。

 次の休憩時間で、お友達が、このドラムスが格好良い、というお話をなさっていたので、私は盆踊りのことをお伝えしたのですが、どなたにも話が通じませんでした。

 
 よけいなお世話かもしれませんが、5月に始まる、マグレガーの新作、『Woolf Works』、先週インサイトに行ってきましたが、Woolf(ヴァージナ・ウルフ)作品を全く読んでなくて、彼女の人生について何も知らない私は冷や汗をかきました。
 あそこにいる全員がウルフについて知っていて当然、という感じで話が進められ、たまたまお隣がお友達だったのですが、当然ウルフの作品を読んで、彼女について知っている方と無知の私では、理解度に大きな差があることがわかりました。
 ウルフの簡単な人生(水没自殺をしたことなど)を知っていた方が、バレエのわかりやすさが増すようです。
 そして、彼女の作品もちらっとあらすじだけでも知っていた方が良さそうでした。
 インサイトなのに、内容理解を手助けしてくれないインサイトでした(きっと私の知識の問題です・・・)


 

Posted on 2015/04/20 Mon. 22:37 [edit]

category: バレエ

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