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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロンドンでのコンサート (2月5日) 

年が明けてから2度目のロンドン乗り合いバスの大規模なストライクにあたったこの日、珍しく前回のコンサートから3か月半も開いた2015年最初のコンサートは、ロンドンにて。
 
 このアカデミックイヤー(2014年9月)から始まったばかり、ピアノは11月に購入したばかり、というまだ知れ渡っていないランチタイムコンサートは、ハイドパークの北側にある、St James教会にて。

 今まで弾いてきたランチタイムの会場はかなりの数になると思いますが、今回初めて、非常に日本風で、ポスターも自分で作るように言われ、お客様も自分でお声をかけるように言われる、という初めての経験。


150205-1


 内部はこういう教会。
 ピアノをまだ動かしていない状態です。
 ピアノは、Boston。
 Bostonはカーディフ時代の大学に1台ありましたが、未だに苦手でした。

 プログラムは

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 第1番
 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
 シャブリエ: スケルツォ・ヴァルス
 ショパン: 幻想ポロネーズ
 ベートーヴェン: ピアノソナタ 第32番 作品111 ハ短調

 時代的に変な順番で弾いているのは、私の個人的理由で、ベートーヴェンのあのソナタの後にロマン派を休憩なしに弾くのが感情的に辛いからです。

 響きが豊かすぎる教会で、打鍵をつかむまでは、結構ごわごわの音になってしまっていたようです。

 昨年は多くのコンサートで、どうしても直後のコンクールに使うものを弾くことが多かったのですが、今回は状況がつかめていないので、前半に久々に小品数々、そしてベートーヴェン。
 正直に言うと、一昨年くらいまでは、ほとんど小品でのコンサートをしていましたが、2年間小品を減らしていたら、小品の難しさを嫌というほど思い知りました。
 小品=簡単、楽、という考えの方も多いですが、全く違います。

 最初の華麗なる大円舞曲は、つかめずに終わり、シャブリエも、アンコールピースとして弾いた方が弾きやすい、ということを改めて実感。

 チャイコフスキーは、コンサートの前日そして数日前にロイヤルバレエで『オネーギン』で使われるのを観たばかり。
 幸せでした。
 特に、2日の日に観た舞台が蘇り、繰り返しの多いこの曲、どのように変化をつけていくのか、というのが毎度の課題ですが、今回はあまり考える必要もなく、場面に導かれ、前半は真っ赤なドレスを着たタチアーナと夫のプリンス・グレーミン。 特にあの舞台でのヨハネス・ステパネク演じるグレーミンが非常に心理描写豊かで素晴らしかったのでそれが蘇ることに。
 後半は、バレエの中で、美しい人妻となったタチアーナは、以前自分がふった田舎娘だ、とこの曲の間に気が付くオネーギンを演じたニァマイア・キッシュが、他の今まで私がみてきたオネーギンとは違い、タチアーナに見惚れる(後悔という感情が普通は多い)という表情をしていたのが印象的で、それが私の目の前に現れたので、それを追ってみたら、おもしろかったです。
 が、これはあくまでも私の中で起きていること。 これが外に出ているかはわかりません。 
 ちょうど、先日のフェスティヴァルで、審査員が一番大切にした項目は、《聴く人にメッセージを伝えること》とおっしゃっていて、私はそこにも含まれていなかったわけですから、私の自己満足に過ぎません。

 幻想ポロネーズも、自己満足の世界ではありますが、1月に観てきたパリの風景が蘇り、1日のフェスティヴァルよりは良い演奏だったな、と。
 
 ベートーヴェンは、9月にコンクールで1楽章だけは弾きましたが、全楽章弾くのは久々。
 改めて大好きな曲です。

 

150205-2


 暗いのですが、教会の後ろのステンドグラスが素敵でした。

 貴重なお時間を使って、いらして下さった方々、ありがとうございました。
 下手な演奏に耳を傾けて頂いたこと、感謝です。
 

Posted on 2015/02/09 Mon. 11:04 [edit]

category: 自分のコンサート

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