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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

まだまだ学ぶことがたくさん 

 寒さが増しているロンドンです。
 昨夜は遅くにオペラハウスから帰ってくる道すがら、既に停めてある車の窓ガラスはIceが。
 空気も白く見えて、頭から冷えていき、帽子をかぶらないと駄目だったな、と反省。

 師匠の年齢が気になってくる私ですが、私はもちろん全くかかわりを持ったことが無いものの、モスクワのヴェラ・ゴルノスタエヴァ教授が亡くなりましたね。 日本ではちょうど私世代のヤマハマスタークラス出身のピアニストの方々は彼女に師事している方が多いですし、昨年夏に知り合った人はモスクワで彼女に師事していました。
 これでまた一人、あの時代のソ連の名教師と言われる方が世を去ったこと、残念に思います。

 
 昨年のサマーコースでの指導力をわかって下さったのか、はたまた色々な誤解(先生が勝手に私が大学院の時に師事していたゴードン先生にまだ指導を受けている、と思っていた)が解けた為なのか、なぜだか非常にお忙しい先生は生徒さんのレッスン日希望に完全に添えなくなったらしく、時間的に無理になり、私が通える範囲のところに住んでいらっしゃる生徒さんを私のところに話を持ってきてくださいます。

 始めてから半年ほどの子から、グレードに入っている子まで様々なのですが、その導入指導に、まだまだ学ぶことがあるな、と感じるばかりです。
 ただ、日本でバーナムと呼ばれている、Dozen a Day(棒人間の絵のエクササイズブック)は先生よりも私がとても細かいのかもしれない、と思います。
  
 教本を最初に弾いてもらいながら、今までの師匠と奥様の発表会を聴かせて頂いたことを思い出しながら、どうやったらあの音、指が生まれてくるのか、私なりに試行錯誤でシステム化はしていますが、目から鱗が落ちるような感覚を今回感じました。
 
 ただ、今回私がお引き受けさせて頂いた子供たち、師匠のやり方をご存じでない先生のところに行ったら、全てダメ出しされるかもしれない、とも思います。
 イギリスの一般的な導入指導とはずいぶんと異なる為です。

 モスクワに留学しても、音楽院に5年間いるだけでは、なかなか子供たちの導入指導を垣間見るチャンスは無いと思います。 それは、イギリスを含め、他の国でも同じこと。
 理由は、音楽院、音楽大学で教えていらっしゃる教授たちは、なかなか導入指導をなさらないで、出来上がった子たちを教えるから。

 私の師匠は、私を21歳から導入指導して下さることでもわかりますが、有名ではありませんが、ピアノを最初から始める3歳の子から、プロフェッショナルな人まで指導できることが私が今でも先生を慕う理由です。
 そして、だからこそ、私は21歳から本格的にピアノを習ってもどうにかここまでは来ることができましたし、今、子供たちの指導をできるのだと思います。
 私は全く天才肌ではありません。 だからこそ、現在1年弱でお引き受けしている日本で優秀な子の脱力、タッチ、色々と直してそれがもちろん、彼女の努力がたくさんありますが、1年足らずでずいぶん音も演奏スタイルも変わってきているところ。 きっと、私は大人になってから本格的にみっちりとピアノを習ったから今対処できるのだと思います。

 当たり前ですが、まだまだ学ぶことがたくさんあります。
 そして、私があれだけ大学院が終わった時に、師匠に「また先生の生徒に戻してください」
とお願いしても、「ふん。 どうせお前には他の男(ゴードン先生)がいるんだろ」
 とふてくされていたのに、奥様のお力添えもあり、私はちゃんと先生の生徒に戻り、今回も他のお母様方に、
「僕の生徒で、僕みたいにみっちり教える人がいるから」と私のことを紹介して下さっているようで、嬉しい限りです。
 
 師匠がこうして信用して生徒さんをご紹介くださるからこそ、毎回身を引き締めて指導していきたいと思います。


 
 

Posted on 2015/01/20 Tue. 23:59 [edit]

category: 音楽

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