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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ピアノを習う時の頭の良さ? 

 9年半前、ロンドンで大規模なテロが起きた時には、まだカーディフに住んでいた頃。
 いつもなら、ロンドンの師匠宅までレッスンの日だったのに、師匠のご都合で、レッスン日がずれていたことにより、免れたテロ。 
 今回も、私が完全にプライベートで1人でパリに遊びに行く、なんて初めてのことなのに、パリへ行った翌日に、この騒ぎ。
 ぎりぎりで免れました。
 私個人的な感覚として、もしこれが、遊びに行くのが1週間遅くて明日、というのであれば、私は躊躇したと思います。
 このような場合、言葉がわかる、バスに飛び乗って、その行先の方向感覚がある、という時には行っても大丈夫。
 でも、何かが起きて、その言葉がわからない場合は私は怖い。
 決して、英語ができるから大丈夫、とは言えないのです。

 早くおさまってほしいですが、どうなのでしょう? ロンドンもイスラムの方が多いですし。

 さて、クリスマスホリデーも終わって、新学期が始まって、ほとんどの子供たちもレッスン開始。
 休み中に練習ができていた子も、できていなかった子も。

 新年最初のレッスンで涙した子もいます(私が泣かせたのではなく、あまりにも酷くて、レッスン後、お母さまに怒鳴られた)。
 子供たちの性格は十人十色。
 賢くて、学校のお勉強もできて、のみこみも早い。
 素敵だと思います。
 でも、私には、ピアノを教える現場では、こういう子供たちこそ要注意。
 苦労なくできてしまうから、ピアノのようにコツコツやるものが難しい。
 もちろん、最初はピアノののみこみも非常に早いです。
 でも、直してきてほしいところ、きちんとノートに書いてあっても、それを読まない。 
 自分はわかっていると思うから、結局同じ間違いを何度も繰り返す。
 
 もちろん、そうでない子もいますが、今まで見てきてこのような子達が非常に私の周りには多い。
 そして、何でもすぐにできてしまうから、ちょっとピアノで難しいところを、一度やってできないと、諦めてしまう。
 レッスン中に、繰り返します。 5回できなくても、6回目でできる。
 いわゆる、学校のお勉強ができる子は、ここでやめてしまう子も多い。
 5回できなくて6回目でできたのに、7回目は再び間違える。
 そうすると、嫌になってしまう。

 私のレッスンを受けたことがある方はわかるかもしれませんが、私はしつこいし、粘る。
 できないことを、「どうしてできないの!」と頭ごなしに言うことはありません。
 解決方法を一緒に考えます。
 でも、とことん追求。

 スケールの調号などはあっという間に覚えてしまうのに、全然教材が進まない子がいました。
 1回弾いてできないと嫌になってしまい、そもそも練習習慣がつけられなかった子。
学校から帰ってきて、テレビをみる前にピアノに5分向かうお約束。
 ちょっとできるようになって、ノートに表を書いてたった8小節の曲でも、やることを細かく書いてみたところ、やっと練習ができるように。
 弾けたら嬉しい。
 それまで、8小節の曲に3か月かかっていたのが、この前は1週間できちんと弾けていた。
 彼は、まだ完ぺきではないけれど、5回繰り返して間違えていても6回目でできることがある。 10回間違えても11回目でできるかもしれない、ということが少しだけわかった子。
 
 学校のお勉強で躓かなかった分、できるまで繰り返す、ということがわかっていなかった子です。
 今まで、こんなにこの教材に時間がかかった子もいません。
 でも、本人がピアノが好きになってきた、というから、私も弾けるようにしてあげたい、と思います。
 ちょっとへこたれた時に彼に出す薬は、私の楽譜。
 私の楽譜をみて、自分も少しだけ音が読めること。 まだ知らない音がたくさんあるけれど、これらを読めるようになりたい! 知らない記号の意味を知りたい! この子にはこれが一番の薬のようです。
 そうすると、これが読めるように頑張りたい! と思って、練習するようです。

 長年イギリスに住んでも未だになれないのは、
「家の子はとても頭が良い」 と、レッスンの問い合わせのお電話で言われること。
 頭が良いことは素敵。
 でも、超天才的な人をのぞいて、頭が良くても、正しい練習ができなければ、ピアノはなかなか上達しない。
 上に書いたように、頭が良い子ほど、できてしまうから、正しい練習のやり方を身に着けるのが大変な子をたくさんみてきました。
 
 一人、昨年7月頭にいきなりこちらが驚くほどの集中力を見せ始め、いつまで続くか?と思っていたのに、驚くほどそれが続いている女の子がいます。
 このことはまたいつか。
 彼女は、私の生徒の中で一番泣いたと思いますし、お母さまがご理解下さっていたことにより、私が真正面から彼女に立ち向かうこともできました。
 今は、ピアノを弾くことが楽しくて楽しくて仕方がない時。
 でも、一時は、非常に苦労した子です。
 彼女のレッスンの後オペラハウスに行くと、憔悴しきった私をみて、お友達から驚かれていたことも一度や二度ではありません。

 新年、新しい生徒との出会いがいくつかあります。
 どうなるでしょう??
  

Posted on 2015/01/12 Mon. 23:55 [edit]

category: 音楽

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