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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ブレイントゥリーでのコンサート(10月15日) 

 グレーの空が続きます。
 しかも、私が住んでいるフラットは、現在、Scaffoldingが張り巡らされているので、昼間から暗い部屋の中です。
このScaffoldingは、本当は9月第1週目にできる予定だったのに、つい数日前に張り巡らされました。
 イギリスは、何事もスローペースなので、数か月この状態が続くそうです・・・

 先週、10月15日のコンサート。
 10月1日のものと同じ主催者で、セットのコンサート。
 
 この日も、オリンピックのメイン会場があった、Stratfordから列車に1時間ほど揺られて、Essexのブレイントゥリー(Braintree)まで。
 1日に行った、ウィタムまでは、メインの路線なのですが、このBraintreeは、ちょっと横にそれる為、単線。 
 途中の駅も、プラットホームが1つしかない為、ここは1時間に1本しか列車がありません。
 

141015-1


 演奏した、Christ Church内部。

 プログラムは、
 モーツアルト: ソナタ ハ長調 K,330
 グリンカ・バラキレフ: ひばり
 ショパン: バラード 第1番
 ショパン: 4つのマズルカ 作品67
 ショパン: ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 ショパン: 幻想ポロネーズ

 本来は、幻想ポロネーズではなくて、リストのメフィストワルツでした。
 が、事情により、メフィストを弾く直前に幻ポロに変更。

 事情とは、このピアノ、ブルットナーで、昨年、一昨年の感触は、軽めで、軽快な音の楽器。
 今回、ここでは20分のリハーサル時間しか頂けず、リハーサル中、怪しい、とは思ったのですが、調節する時間も無く。
 
 ありえないことに、高音域が非常にDull(曇った?)な音。 低音域が、非常に明るい音。
 音質が全く違うのです。
 ある程度は、タッチを変えることにより、音質を作りますが、根本的に、一つの楽器で違う音質を持ってしまっている場合、どうにもならないのです。
 しかも、軽い鍵盤(ブルットナー自体、ダンパーが軽めに思いますし)なので、左手、低音域のタッチの調整がとても困難。
 ひばり、では、高音域でのメロディーが単旋律ならどうにかしたのですが、和音的になってくると、何を弾いているのかわからないほど、自分で弾いていても、メロディーが全く聴こえないのです。
 
 単旋律のノクターンだけはよかったものの、マズルカも、バラードも力のバランスを考えるあまりに、暗譜を落とす有様。
 音楽的内容なんていうことには手が回らず、自分が弾いているものを考えるだけで終わり。

 正直、私がふだん非難している、日本のように音を聴くのではなくて、指だけを動かす、ということが必要なのではないか、と思えてくる状態でした。

 このような状態で、きらきらした音がほしくて、高音域での細かい動きが多いメフィストを弾くことは非常に危険度が高い、と判断。
 よって、9月末に弾いてから、冷凍庫に入れてあった幻想ポロネーズを、急解凍どころか、そのまま使う、ということになりました。
 時間的にも回数的にも弾き込んでいる曲なので、多少の不安はありましたが、どうにか。
 もちろん、コーダの部分は、音の厚みが増すと、トップラインは、普段でも出すのを気にしますが、今回は全く何も聴こえませんでした。

  非常に悔いが残る演奏になってしまって、疲れはピーク。
 この夜、市内で教えがありましたし、そのまま、チケットが残っているのがわかっていた、ロイヤルバレエの『マノン』を鑑賞する予定でしたが、そんな気力は全くありませんでした。
 
 そして、翌日からは悲劇。
 普段、生徒たちにも私自身も姿勢には厳しいところがあります。
 それなのに、このコンサートで音が出ないから、無理やり知らないうちに、身体を使って音を出していたようで、翌朝は、腰と背中に激痛。 身体を起こせなかったので、午前中は諦めて横になっていたのですが、午後になってもダメで、この日のレッスンは申し訳なかったのですが、全てキャンセル。 
もちろん、すでにチケットを持っていた、この夜のロイヤルバレエも行けませんでした。
 その翌日は近いところだから、と思って行きましたが、バスで5分立っているのが、限界。

 1週間経って、ずいぶん楽にはなりましたし、ストレッチもしていますが、バレエダンサーならまだしも、ピアノを弾いていても腰、背中をここまで痛めてしまうことを実感。
 姿勢は本当に大切です。
 そして、音質が同じピアノも。
 

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 ブレイントゥリーのタウンホール。
タウンホールの前の道に、水曜日は、マーケットが開かれます。
 新鮮なお野菜が並んでいましたし、おいしそうなコリフラワー(子供の頭くらいの大きさ)も安くて、スーパーストアに並んでいるものよりも私の心をとらえたのですが、荷物もあるので、しかも演奏前だった為に買うのは見送りました。

 ルバーブもおいしそうでしたし、この時期に地元のイチゴまで出回っていました。


141015-3


 街の中はこんなちょっと風情がある道路も。
 時間も時間ですし、素敵なご年配の方がたくさんいらっしゃいました。
 

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 誰もいなかったので、行きの列車の車内。
 イギリスの単距離列車もきれいになったものです。
 

Posted on 2014/10/23 Thu. 13:41 [edit]

category: 自分のコンサート

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