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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

サマーコース終了、既に2日・・・ 

ご無沙汰しています。
すっかり、夏という言葉がどこか遠くへ行ってしまったかのようなロンドンです。

一昨日、23日の夜、無事1週間のサマーコース(講習会)を終えて、生還いたしました。
最後の4日間は特に大変で、まさに怒涛の1週間でした。

受講生、として申し込みをしてあったにも関わらず、結局のところ指導業が主になり、4時間のレッスンは受けてきましたが、講習中はほとんど自分の練習の時間も取れず、毎晩10時半頃に練習室を追い出されるまで練習。
レッスン受講、レッスン指導、私の生徒のレッスン見学、コンクールの伴奏、その他諸々の雑用。
本当にあっという間にすぎて、でも濃くて濃くて仕方がない1週間でした。

というものの、毎日の食事の心配もせずに、3食、食堂へ行けば食事をとることができ、いつもは一人の食事も、皆でおしゃべりをしながら。
夜は年齢が違う方々とおしゃべりをし、非常に充実していたことは確か。

この講習会は、特定の先生に習うのではなくて、様々な先生にロシアンルーレット方式で習うのが特徴的。
夜に先生方が話し合って、翌日の予定を決める為、生徒たちは朝にならないと、その日にどの先生の指導を受けるのかがわかりません。
ですが、私は今回、正直皆が驚くほど全く弾けない子供が参加していた為、1日を除き、5日間、私が彼女の面倒をみることに。
きらきら星が両手で弾けないレベルです。
私は11回目の参加で、ここまで弾けない子が参加するのを見たのは初めて。
ですが、この講習会は初心者も受け入れることになっている講習会。
途中、師匠に泣きつきながらも、最終日までには何とか両手で弾けるようにし、もっと大切なことは、彼女が間違った、ということを気づけるようになるまでの指導をして、最後のコンサートでは、この私が涙するほどちゃんと弾けるようになりました。 もっとも、その私の姿をみて、「お、どうしたんだ?」と師匠が雰囲気をぶち壊してくれましたが。

彼女の状態を知っていた師匠は、たとえ、最後のコンサートで彼女がきちんと弾けなくても、私のせいにはしなかったと思いますが、他の子どもたちと違い、彼女のことは私に丸投げされたので、その責任、プレッシャーは計り知れないものでした。
 あの指導についてきてくれたことに感謝。
 他の先生方と違い、肩書が全くない私の指導なのに、文句ひとつ言わずに、信じて下さったお母様にも感謝です。
 もっとも、一番最初のレッスンの時には、「あなたが先生なの?」と驚かれましたが。
 いまだに、ヨーロッパの人たちには私の年齢は外見と釣り合わないらしいので。

 
リピーター率も高く、嬉しい再会もたくさん。
中でも、9年ぶりに、モスクワから毎年いらしているヴァイオリンの先生のお嬢さんと再会できたことが大きな喜びでした。
彼女とは、お互いに生徒としてこの講習会で出会い、今回は、お互いに教授アシスタントとしての参加。
彼女はモスクワでヴァイオリンの指導をしている為、彼女も生徒さんをモスクワから連れてきていました。

私は、今回はイスラエルとモスクワのイリーナ先生(二人とも同じお名前)、そして師匠のレッスンを受けてきましたが、毎回が真剣勝負。 レッスン後に練習をすぐにして定着させる時間がない分、レッスン内で全て直していきます。
なので、レッスン後には周りの方々から心配されるほど、腑抜け、放心状態。
まだまだ先生方から教わりたいことがたくさんです。
すぐにでも、今年こそイスラエルへ勉強に行きたい気持ちですが、今の状態だと・・・
先生には心配ない、と言われましたが、さすがの私も今の状態のイスラエルに飛んでいく勇気はありません。

23日の日は、6時過ぎに全てが終わり、荷造りをして、結局のところ9時ごろまでその日も泊まる人たちとおしゃべりをして、帰宅したのは夜10時半過ぎ。
昨日は、一日何もできませんでした。 ベッドの上にいた時間の方がはるかに長い。
荷物を片付ける気にもならず、洗濯機に洗濯物を入れることすらできず、こうなることを予想して、あらかじめ、ご飯とおかずをタッパーに詰めて冷凍しておいたものを、電子レンジに入れて食べる。 これだけしかしませんでした。
さすがに今日は雨の中買い物へ行き、洗濯もしましたが。

来年からは、指導に専念になってしまうのかな?と思いつつ、あの厳しい師匠が私をアシスタントとして雇ってくださって、ご自身の生徒のレッスンも任せて下さって、ありがたく、嬉しいばかりです。

私は日本のパスポートを所有し、日本人の外見で、日本で生まれた、という事実を変えることはできない。
生活している国はイギリス。 イギリスの教育機関で勉強して、日本よりもイギリスを理解する人間。
でも、ピアノに関しては、根っからのロシア人。
ロシア人の先生方の指導が心地良く、彼らの求める指導を理解し、私自身の指導も、イギリス人でも日本人でもなく、ロシア人。
そりゃあ、導入から指を1本1本持ちながら私に指導をして下さったのは、あの師匠。

現代社会はボーダーレス、と言われるかもしれない。
でも、こういうマルチの中で生きているからこそ、ボーダーレスでは決してない世界を実感し、日本対ヨーロッパのはざまで生き、難しく感じることも多々ある。
私は、よほどのことがない限り、日本に住んで日本のピアノを変えなくてはいけない、なんて全く思いません。
根本的に違う国だから。
今回も多くのことを思い知りました。
私は日本のピアノ界で生きていくことは不可能。
自分の人生を犠牲にしてまでそうしようとは全く思わない。
これが明らかになったのが、今回の講習会でした。

お世話になった方々、ありがとうございました。
今日はまだダラダラしていましたが、明日からはまた真摯にピアノに向かいたいと思います。

少しずつ、回想記録を書いていきたいな、と思います。

Posted on 2014/08/25 Mon. 21:53 [edit]

category: サマーコース 2014

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