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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

どうして私はイギリスにいるのか ① 

 いつの間にか、夜9時には暗くなっていました。
 8月頭、といえども、この国は既に時間帯によっては秋の風。
 そして、これからどんどんと日が短くなるばかり。

 あとひと月もしたら、私の英国16年目も終わります。
 1997年9月1日、初めてイギリス、ロンドン、ヒースロー空港に着いた時のことは忘れません。
 あの時、高校生で10人まとまっての渡英。
 空港で世話役の方とお会いして、そのままミニバスに揺られて、滞在先のケント州へ。
 空港を出て、高速道路(今から思うと、M25か?)に入った時、羊の群れを見ながら、
「自由に呼吸できるところに着いた」
 という不思議な感覚がありました。
 なんだか、懐かしくて、ホッとした瞬間。
 
 もちろん、英語はできないし、嫌いだし、ヨーロッパ自体初めて。
 知っている人は誰一人いない。

  渡英して1週間経った頃には、
「この国で生まれた」
 という感覚すらありました。
 
 これだけ長い間この国にいて、女性で独り身、というのは珍しくて驚かれますが、それでも私はこの国が好きで、この国にいる。
 よく、
「イギリスのどこが、どうして、何が好きなのか?」
ということをきかれます。
 正直、わからなかった。
 色々と文句もありますが(特に、バスのこと)、イギリス人が好きだし(ロンドンはちょっと置いておいて)、この国の空気が好き。
 現実的なことを言うと、日本においてのクラシック音楽、というのは、いまだ日本の芸事(お茶などの世界)と似た部分があって、日本でピアノを勉強しなかった私は、部外者であり、私のように、ロシア人から導入からロシアピアニズムを叩き込まれ、イギリスの大学で勉強した者にとって、音楽の世界では非日本人だけれど、日本人、という国籍、いや人種が正直邪魔なことがしばしばあったから。
 そして、私は日本のクラシック界に納得できない、理解できないこともたくさんあって、その中でやっていきたい、という気持ちが今はまだ無いから、イギリスにいる。
 音楽のことを育ててくれたのは、イギリスだから。

 こういうことをまとめたうえで、私はイギリスで生活することを選んでいます。

 でも、それだけではないこと、もっと根拠があることに気が付いてしまったのです。
 私にとって、イギリスが心地良い理由。
 
 それは、適切なマナー、ほどよいプライド、良い意味での個人主義。
 これらをまとめたもの。
 イギリスに住んでいるとこれが当たり前だったのですが、ある方の質問で気が付いてしまったのです。
 長くなるので、また後日。

 

Posted on 2014/08/06 Wed. 20:22 [edit]

category: イギリス事情

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