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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

何色でしょう? 

あっという間に6月に入っていました。
 空はグレーなのに、なんだか生ぬるい気温のロンドンでした。
 安定しない気候で、久々に続けて偏頭痛。


 さて、私は子供の心理学者でもないし、子育てもしたことがありませんが、子供の頃の記憶が非常に強い大人。
 小学校では学校の先生から傷つき、今でも深く傷が残っていることが多くあります。
 日本に一時帰国した時、通った小学校の前を車で通るのさえ嫌なほど、小学校は嫌いです。


140602


 この写真。 先日ヴェネチア郊外の街へ行った時、ホテルのすぐそばにあった、ピアヴェ川。
 スロヴェニアへ行った時にも、こういう色の川を見ました。
 この川、何色に見えるでしょう?
 もし、自分が小学生で、夏休みの思い出の絵を夏休み明けに描く。
 その時、この川を描くとしたら、何色の絵の具で色を塗るでしょう??


 私は、小学校2年生の時、親に騙されてフィリピンにつれていかれました。
 別に、悪いことをしたわけではなくて、ちょうど日航が山に落ちた年でもあり、私の親は、
「これから、千葉の海に遊びに行くよ。」
成田空港が近づいたら、「今日は、特別に成田で飛行機を見せてくれるのだって」
そのうちエスカレートして、
「成田の上空を特別に飛んでくれるらしい」

私は車の中での会話を非常に良く覚えています。
 当時は、子供は(12歳以下だったかな??)パスポートが個人で必要なかった時代。 親のパスポートに併記することができました。

 成田の上空を飛ぶどころか、着いたところはフィリピン。
 セブ島に渡って、楽園でした。
 エメラルドグリーンの海。
 だから、私は海とか水が大好きだったのに、この年以降、海に遊びに行きたい、ということはまったくありませんでした。
 よって、セブ島の海を経験した後、3年前にセイシェルへ行くまで、私は20年以上海に入ったことはありませんでした。

 当たり前のように、夏休みが終わって9月、学校の図工の時間に、夏休みの思い出、の絵を描く時には、セブ島のエメラルドグリーンの海を描きました。 今でも構図を非常に鮮明に覚えています。

 色を塗り始めた時、担任の先生に、
「これは何ですか?」
「海です」
「こんな色の海はありません。 海は水色だから水色に塗りなさい」
「(日本の海なんて茶色なのに、と思いながら)これは、日本の海ではないから、本当にエメラルドグリーンでした」
こういう会話を繰り返し、私は絶対に色を塗りなおすことはありませんでした。

 田舎の学校で、この時の担任の先生は、色々と問題があったようです。
が、子供にはそんなことは関係ありません。

 周りと違うことをすると、いじめにあう。
 
 今回、イタリアでお散歩しながら、この写真の川を見て、真っ先に思い浮かべたのは、小学校の時の、この悲しい会話でした。

 現在、子供たちに接する仕事をして、絶対に子供を傷つけたくない、という気持ちを私は忘れたことはありません。
もちろん、私は愚かな人間なので、知らず知らずのうちに傷つけていることもあるとは思います。
 
 見聞を広げ、多くを知らなくてはいけない。
 まして、ここはロンドンで、多人種多国籍が生活している街。
 私だって、見たことがないこと、知らないことは山ほどあります。
 
 でも、いつまでも、子供の柔らかい心を持ち続けたいな、と願っています。
 子供たちと話していて、びっくりするような色の川が出て来るときもありますが、私が知らないだけかもしれない。
 だから、絶対に否定はしない。 私の二の舞の気持ちは味わってほしくないから。
 

 

Posted on 2014/06/02 Mon. 23:25 [edit]

category: 日常

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