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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

要塞へ上る (3月9日) 

セルビア滞在記、続きます。

 第1次予選で、とんでもない演奏をして、泣くこともできないほど落ち込みました。
 夜、翌朝の朝食のことでお部屋にいらした宿泊先の奥様が、私の顔を見て、驚いたほど、死んでいたそうです・・・

 とりあえず、夜中にサルツブルグにいる前回11月のイタリアのコンクールで仲良くなった友達(私の友達の中では、彼だけがコンクールを受けることを知っていた)とチャットして、長々最後は日本語を教えて、すっきり。
 1月だったかは、この友達がガールフレンドに振られた時は、夜中話をきいたので、おあいこ、というか、やはり、同じ境遇でピアノをやっている人にコンクールのことを愚痴るのが一番。 「忘れて、次をがんばれ」の一言でしたが。 でも、それしかありません。 自分自身が一番わかっていること。


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 さて、日曜日の朝。
 いつも朝食を食べに行くケーキ屋さんは、日曜日がお休み、ということで、宿泊先の奥様が、朝食を用意してくださるようです。

 テーブルクロスまで持ってきてくださって、豪華な朝食。
 おいしかったですが、1人前とは思えない量のハム。 もちろん、半分昼食まで持ち越し。

 落ち込み病が酷く、本当は第1次予選の3日目も聴きたかったものの、あの会場へ戻ることはできなくて、練習室の割り当てが夜だったこともあり、部屋でグダグダ(正確にいうと、これまで一週間の睡眠不足解消)していました。


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 あまりにも、良いお天気だから、と思って、夕方になって、目の前の要塞 (Petrovaradin Fortress)へ上ることに。
 宿泊先のドアの前から見上げる丘。
 あの時計台まで上りました。

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 これが、ドナウ川越しにみた、要塞。


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 これが、メインストリート。
 古い、というか、1999年に被害を受けたのかな、というような傷があったり。
 街の中心とはまた違った趣のある建物ばかりでした。


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 5分ほどで頂上へ。
 素晴らしい景色でした。
 街の中心をみたものです。
川はもちろん、ドナウ川。 右側にかかっている橋を毎日歩いてわたっていました。

 ですが、この橋は新しいものです。 ガイドブックによると、1999年にNATOにより、以前の橋は壊されたそうです。
 1999年、というのは、私がマンチェスターで大学生生活をスタートした年。 前述した、寮の隣の部屋だった、セルビア人ハーピストに出会った年です。
 
 今回、多くのことを考えさせられました。


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 この空、光。 私が思い描く、ベートーヴェンの32番、最後のソナタの世界。
 今回も、第2次予選でベートーヴェンを弾く予定だったので、この空を見た時に、また沈む・・・
 でも、ずっと眺めていた、とっても素敵な空とそれにあう周りの景色でした。


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 ちょうど、真ん中位に、私が泊まっていたアパートメントホテルの薄いミントグリーンの入り口の壁がみえます。
この屋根の風景、というのは、イギリスではみられないものだと思うのです。


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あまりにも素敵なお天気で、やっと生きている気持ちが戻ってきたので、早めの夕食を、この要塞にあるレストランで頂くことに。 マーキーのようなものの中で頂くのか、お外でか選べました。 
 
 これは、イカのサラダ。 イカ大好きな私は、セルビアのイカサラダに興味を持って頼んでみました。 まさか、フライだとは思いませんでした。 ですが、これは軽くて、おいしい。 


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 徐々に日が暮れてきて、それによってドナウ川に差し込む光がますます美しく。
 ただただ、前日の反省をしながら、光を眺めていました。
 きっと、次にベートーヴェンの最後のソナタを弾く時に、この映像が浮かんだら、素敵なものになりそう・・・


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 一人旅の女なので、自分の写真はとことん撮らない人なのですが、折角なので、周りの方々もお互いに写真を撮り合っていたので、撮って頂きました。 コートは近いから、暖かいし、と思ってホテルにおいてきましたが、コートも着ないで歩いていたのは私だけです。 病み上がりなのに・・・
 でも、実際暖かく、昼間はコート無しで、歩き回っていました。


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 この写真に写っているもの、元々は橋が架かっていた場所。 
 ガイドブックによると、これも、NATOによって破壊された残骸のようです。
 

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 要塞から降りてきたところ。
 つたがからまり、この味わいのある電灯ともすてき。
 季節によってはもっと味わい深いものかもしれません。



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 表に面している、装飾のある建物とはまた違って、こういう建物の部分も。
 旧社会主義なのだろうな、と思うばかりでした。


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 7時に音楽学校へ行って、とりあえず練習室の振り当てがこの日まであったので、3時間練習。
 次に進めないことはわかっていましたが、グランドで練習できる時に練習しておきたかったのです。

 途中で、世話役の女の子(皆さん、とっても親切。 英語もしゃべりましたし)が、「あと10分くらいで、結果を発表するので集まって下さい」と呼びにいらして下さったのですが、あの場所に戻れない私は、そのまま練習していました。

 結果は、帰りに掲示板に貼ってあるのを見ましたが。

というわけで、残りの3日半は、グダグダすごしたり、マーケットめぐりをしたり、ハンガリーの国境近くへ行ったり、普段ホリデーが取れないので、自分の為に時間を使ってました。 続きます。

Posted on 2014/03/22 Sat. 23:59 [edit]

category: セルビア

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