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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

着実に 

 暖冬過ぎて、2月というのに、花粉症が始まったロンドンです。

 この週末は、北ロンドンのフェスティヴァルがありました。 2011年から3、4人が出場しています。
 導入から4年半ほど教えていてずっと賞を取ってた生徒たちを色々とあって手放した今年、今までも出ていた生徒が1人、初めての参加が2人という私の生徒たちでした。

 初参加の2人は、グレード2で3位、グレード5で2位、といううれしい報告を受けました。 毎年出ていた生徒は、前日まで、参加をやめさせようか迷うほど、とにかく弾けていなかったので・・・(細かいこと以前に、譜読みすら怪しかった)

 賞を取った2人、私と勉強して2年ほど。 年末から1月にかけて、このあたりでは水疱瘡がはやっていたこともあり、レッスンも飛び飛びになってしまったりもしました。
 私としては、最後まで詰められなかったし、思い残すことがあるまま、フェスティヴァルに送り込みました。 賞を取る、というよりも、人前で弾くこと、私以外からコメントを頂くこと、そして、同じレヴェルの人たちの演奏を聴く事が目的。

 今回は、私と同世代の審査員であったこともあるとは思うのですが、私がこだわりを持って指導をしていたところ、子供だから、と多くは目を瞑ってしまう部分を徹底的に基礎訓練してあったことが、受賞につながったようです(まだ、1人分は講評を読んでいないので、2人分読ませてもらった感想)。

 付け焼刃では身につかない、指導者が作りこんだものではないフレーズ感(フレーズ処理)、レガート奏法、これらを評価して頂いたようです。

 私はこの性格ですし、自分の指導にも、ポリシーがあります。 子供だからできない、ではなくて、子供には大人が思っている以上の可能性がある。 
 専門家を目指すのではなくて、趣味で習っている子供たちばかり。 電子ピアノの子供たちも半数。 しかも、出張レッスンなので、生ピアノに触れるのは、フェスティヴァルの時のみ、という子供たち。 それでも、今回受賞した1人は、電子ピアノでのレッスンにも関わらず、レガートを評価され、高評価に繋がっていました。

 日本のピアノ界から見たら、私は、グランドピアノを所有していない、電子ピアノでもレッスンをする、という超最低レヴェルのピアノ教師だと思います。 でも、今まで、スタインウェイのグランドピアノでレッスンを受けていても、汚い音だったり、鍵盤をぶっ叩くように弾く子供たちを見てきました。 もちろん、電子ピアノでのレッスンが正しい、とは思いません。 可能であれば、もちろん、グランドピアノ、いや、せめてアップライトでも良いから、生ピアノでレッスンしてあげたい。 でも、ロンドンの住宅事情では、私のようなピアノ教師は、生ピアノを置ける家には住めません。
 だったら、与えられた環境で、きちんと作り上げる。
 
 このところ、早急に結果を求める、早い話、習い始めて最初のレッスンで、「今日は上達したか?」とか、「家の子はうまいか?」とおっしゃるご家庭が増えてきました。
 ピアノ、楽器を習う上では避けられない、反復練習も、「子供がかわいそう」というご家庭もあります。
 そうかもしれない。 でも、何でも簡単なことが増えている今の世の中だからこそ、繰り返せばできるようになる。 長い目で見ることの大切さを知って頂けたら、と願ってやみません。

 すぐに結果を求めたくなるご両親のお気持ちもわかります。 でも、ご両親が待って頂けて、目先だけではなく、私の指導を信用して下さるご家庭は、正直上達も早い。 あまり指導のことを言われすぎて、こちらもどうにもならなくなると、結局は上達がうまくいかない。 このところ、色々と考えさせられることです。
 
 私自身は、とことん昭和の指導者だと思います。 「どうしてできないの!」とか、「あなたが下手だから」という言葉は絶対に発しないし、思わない。 私の中に、出来が悪くてもとことん指導をして下さった、バレエの先生や、厳しさの中に大きな暖かさがあった日本舞踊の先生の存在が大きくあるのだと思います。 もちろん、不可能から、可能、にして下さった、ピアノの師匠、Dr.Sの存在も大きい。

 私も、ここでもう一度気を引き締めて、指導を続けていきたいと思います。

Posted on 2014/02/24 Mon. 23:17 [edit]

category: 音楽

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