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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

コンクールのこと 

 3週間前、13歳以下のバロックの部門で1位を頂いた私の9歳の生徒。
 このフェスティヴァルの全バロック部門で、最高点だったそうで、カップを頂けるそうです。
 非常にうれしく思います。 指導者の私は、自分の演奏でなかなか賞に入らず苦戦しておりますが。
 

イタリアへ行った目的のコンクール。
 
 珍しい審査員構成でした。
 50代後半から60代の男性5人。
 ロシア出身のドイツ人、イタリア人。 イタリア人2人とドイツ人。 このうち、2人は、同じ大学で教えていらっしゃいます。
 
 審査委員長は、著名な教師。 リーズなどの大きなコンクールでの審査員もなさっていらっしゃいます。
 私が今まで受けた中で、一番審査員の著名度が高かったと思います。
 この審査委員長の影響もあり、今回は今までよりも参加者が多かったようです。
 私は、単に年齢制限にひっかからないコンクール、というのがかなり少ないので、受けられるから受けた、という感じなのですが。
 

131118-1


 会場となった、文化なんとか劇場。
 この街の文化機関と、劇場が一体化。
 隣接して、音楽スクール(子供中心)。


131118-2


 入り口には、参加者の国旗が。
 
 決められたアルファベットからのアルファベット順。
 私は、最初連絡を受けた時点で(コンクール2週間前に、予定の日よりも1日早く開催してその日に弾く必要がある、という連絡)6番。 2番目には、浜松、シドニーなどにも出ているピアニストのお名前が。 結局不参加でしたが。
 当日行ってみると、私は4番目に変更。
 17日の朝9時頃10分間ホールリハーサル。 本番は夕方。 
  
 

131118-3


 これは、最終日の子供たちの部のリハーサル時の舞台。
 正直、私が今まで受けた国際コンクールで一番立派なホールです。
 ですが、ホールというよりも劇場なので、音響はわかりにくい。
 前回のフランスもそうでしたが、普段教会、大聖堂での演奏が多い私にとって、舞台にいて、客席の音が聴きにくい。 客席では響いているけれど、舞台では響きにくくてあわてる、ということが起きてしまいました。
 しかも、こういうしっかりとした高い舞台で弾くのはいつ以来なのか・・・ 情けないですね。

 ただ、響に関しては、初日はピアノも硬くて、翌日は非常にピアノが鳴っていたので、初日は非常に不利だったようです。
 現に、朝のリハーサルと、夕方の本番ではピアノの鳴りがまったく違いました。

 リハーサルを始めて、びっくり。 話に聞いたことがある、イタリアの傾斜舞台。
 演劇などで、舞台を観やすくするために、舞台前方に向けて、傾いているのです。

 体の感覚が変わってしまうので、初めてのことに、完全に暗譜が飛びまくった情けないリハーサルでした。

 私は、予選で、
 グリンカ/バラキレフ: ひばり
 エシュパイ: トッカータ
 ショパン: 幻想ポロネーズ
 
 を演奏。 予選からファイナルまでに入れなくてはいけない時代の曲があるものの、自由曲20分。
 この自由曲、というのは私にとっては初めてのこと。
 
 私の師匠は、抜けていることがあったり、選曲に関して常識がおかしいところもある人です。
 細かいことを気にしない、ともいえます。

 今回は私の選曲でしたが、これがまずかったようです。
 
 今まで受けてきたコンクール、もっと人数が多かったコンクールでも、結果発表の後に審査員と話す機会を頂けていました。
 が、今回は違いました。 予選の結果が夜の10時過ぎに出た(予定では真夜中12時過ぎ、といわれていたので、まだマシ)こともありますが、フィードバックを頂くのが、大変でした。

 審査委員長と、もう一人とは何とか翌日話せたのですが、お二人に言われたのは、演奏よりも私のプログラム自体がに問題がある、ということ。
 ひばりも、エシュパイのトッカータも、真面目な曲ではない。 よって、コンクールでは審査の対象にはならない。
 幻想ポロネーズは、予選で弾く曲ではない。

 要するに、3曲とも、審査対象外、ということ。

 幻想ポロネーズで完全燃焼の演奏ができて、いつもより良かった、と思っていたので、今回はセミファイナルに進めると思っていました。

 この暗黙のルールを知らなかったので、悔しいですが、他のコンクールに自由曲で幻想ポロネーズを入れる予定でいたので、これを言われて良かった、と思うしかありません。

 残念なことに、1人は、「昨日のことなんて、もう忘れた」
 もう1人は、完全にコメントをすることを拒否していました。 ですが、後で調べると、かなり多くの大小のコンクールの審査をしていらっしゃる方でした。
 私がこれから考えているコンクールの審査もしていらっしゃるので、ちょっと色々と考えてしまいました。
 審査中も、私からすると、とてもひどい態度をしていて、何なのかしら?と思うばかりでした。

 今回のコンクールほど、汚かったコンクールは初めてで、予選はほとんど他の人の演奏を聴けませんでしたが、聴いた中でとても酷かった人が通っていて、調べてみたら、審査員の弟子でした。

 どこのコンクールも、汚いものです。 ですが、ここまであからさまだったことはないので。
 最終的な結果にしても、入賞した人でさ、どうしてこの人が?と思う人が良い成績で、仲良くなっていた人たちが、1位と3位に入っていたのですが、どう声を掛けてよいのやら?と思うほど、彼らはうれしい顔をしていませんでした。
 このコンクールは何が基準だったのか、何を求めているのか、これほどわからなかったことはありません。
 
 その点、私の師匠は、潔癖すぎます。
 師匠が審査するコンクールでは、師匠はもちろん私に点を入れてはいけませんが、他の審査員が次に通しても良い、とおっしゃっていても、師匠が私のその時の演奏に納得がいっていなければ、絶対に次に通してもらせません。 他の審査員が、「あなたの師匠は頑固だから」といきさつを後日ちらっと教えて下さるのですが・・・
 私が出ていなかった時、コンクールを聴きに行くと、
「みゆき、僕たち審査員はきちんとした審査ができていただろうか? 結果は清いものであるか? 正しい判断をしているか?」などと、なぜか私に聞いてくるほどなのです。
 

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 こちらが、音楽スクールの練習室。
 コンクール当日、骨折してから初めて、4時間通しての練習をすることができました。
 感謝することに、痛みも出ませんでした。

 再びコンクールの嫌な、汚い面もみてしまいました。
 まあ、クラシックの音楽なんて、周りの方が思っているほど、きれいなものではありません。

 悔しさが残るコンクールでしたが、次に向けて再びがんばろうと思います。
 今回は、私が大幅に老人でしたし、コンクールを頑張るには遅すぎる年齢です。
 ですが、もちろん結果もほしいですが、それ以上に、自分に鞭を打つ、というか、サロンコンサートで満足していてはまだ勿体無い、と思ったので、この6年半を取り返す気持ちで、久々に本番が無い12月を勉強の時間にあてて、次を目指します。
 仕方が無いことですが、思うように機敏に動いてくれない左手、特に親指のことが悲しくなるばかりです。これさえ、今までみたいに動いてくれたら、と思うばかり。

Posted on 2013/12/01 Sun. 20:44 [edit]

category: 音楽

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