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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

エディンバラ、St Mary's Cathedralでのコンサート 

 今シーズン最後の演奏は、スコットランドのエディンバラにて。
 エディンバラのフリンジ・フェスティバルの一環としてのコンサートだったのですが、ほとんどの催し物は、既に終了。 
 ここで演奏をさせていただくのは、2010年についで、2度目です。

130830-1


 エディンバラの中央部から歩いて10-15分ほどのところにある、St Mary's Cathedral。
 

130830-2


 とても美しい大聖堂です。
 ピアノの頭上に、十字架にかけられた、ジーザスの姿が見えるでしょうか?
 
 前回訪れた時のイメージを元に、今回のプログラムを組みました。

 プログラム
 
 プーランク: ノクターン 第1番 ハ長調
 プーランク: プレスト 変ロ長調
 ショパン: ノクターン 作品62-1
 シューベルト/リスト: ウィーンの夜会 第6番
 ベートーヴェン: ピアノソナタ 第32番


 時代を逆行した並び方のプログラムです。
 ピアノは、前回は新しいスタンウェイB。
 3年経っても、音は硬めでした。

 お昼のコンサートに、ベートーヴェンの後期のソナタは重いことはわかっているのですが、ここでは、こういう曲を弾いていらっしゃる方もいる。 そして、どうしても、この空間でこのベートーヴェンを弾くのがぴったりのように思った為、ベートーヴェンを含めました。

 時代を逆行しているのは、私は、このベートーヴェンを弾いた後に、すぐに他の曲を弾く事ができないからです。

 昨日とは全く違う状態のピアノ。
 リハーサルでは問題が無かったのに、本番になると、昨日の状態が手に入っているので、それが出てしまうのですね。
 唯一昨日と同じ、ショパンのノクターンでは、弾きなれているはずなのに、昨日の感覚で打鍵をしてしまって、焦ったところもありました。 まさか、この曲でああいう馬鹿なことをやるとは・・・

 初出しのプーランクは、磨きます・・・ 
 『ウィーンの夜会』は、残響が長かった分、打鍵をはっきりとはしたのですが、実際、どのように客席で聴こえたのか、少々不安が残っています。

 ベートーヴェンは、サマーコースで第2楽章を、ベルコヴィチ先生からしごかれてきました。
 年齢の割りに、以前から、このソナタでは、第2楽章が得意(全2楽章ソナタ)。 オープンすぎる、と言われて、レッスンの時に弾いて下さったベルコヴィチ先生のフレーズ感、タッチ、音色に魅了され、それに少しでも近づきたい、と思っていました。

 怪我の後に、ベートーヴェンのソナタを弾くのは、初めて。 サマーコース中に第1楽章だけは弾きましたが。
 以前に比べて、テクニックがついてきた為、第1楽章が嫌ではなくなってきました。
 第2楽章は、今までと違う空気を出すことができたのでは、と思っています。
 もちろん、まだまだ疑問に残るところが多くて、数回本番に出さないと、この新しい感覚がつかめそうにありませんが。
 
 この第2楽章を弾く時、私の中にあるのは、ジーザス。 中学生の時に聖書の授業でみせて頂いたビデオが、この作品を弾く時にあたまに浮かびます。
 今日は、頭上から、まさに十字架にかけられたジーザスに見守られていたので、不思議な気持ちでした。
 そして、大きな大聖堂での響き、休符の時の一瞬の特別な静寂。
 お昼から、こんな重たい曲をお聴きいただいて、申し訳ないかな、という気持ちもあったものの、演奏させて頂いて感謝しています。

 
 

130830-3



 ピアノのところから、客席をみるとこんな感じ。
 日本の大きなコンサートホールで演奏することに対する憧れもあるものの、やはり、私には、この空間での演奏が特別なもの。
 
 次回呼んで頂くことがあれば、ぜひバッハを、と思わずにはいられませんでした。

Posted on 2013/08/30 Fri. 21:16 [edit]

category: 自分のコンサート

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