08 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.» 10

WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ブリリントン、Sewerby Hallでのコンサート 

 今シーズン最後の2本のコンサートは、北方面でありました。
 まず、初日。
 ロンドンからドンカスター経由で、ハル(Hull)とスカーボロ(Scarborough)の中間あたりにある、Bridlington(ブリリントン=日本のガイドブックの地図では、ブリドリントンとなっています)へ。

130829-1


駅、街中からは少々離れたところにある、Sewerby Hall and Gardens。
 古いお屋敷と、広大なお庭が広がっているそうです。 規模は知りませんが、動物園に、ゴルフ場も。

 お屋敷内は、一部屋は、当時のままのような感じで残っていましたが、他は、戦時中のことを扱った展示室になっていました。


130829-2


 一枚目の写真の右側部分を拡大。
 ここが、オランジェリー。 こちらでのコンサートでした。
 ちなみに、ここで、ウェディングも行われているようです。
 
 こちらでは、毎年春から9月頃にかけて、毎週午後のコンサートを行っているようで、私は今回初めてお声をかけて頂きました。
 
 ご近所の方で、毎週のようにいらっしゃる方もいれば、観光客で、たまたまこの日に、ここに遊びに来ていた、という方がいらっしゃる為、入場者数が全く見えてこない、と主催者の方はおっしゃっていました。

130829-3


 オランジェリー前からは、こういう景色が。
 ちなみに、オランジェリーはガラスの壁なので、演奏中、この景色の一部が見える、という、とても贅沢な空間でした。

130829-4



 ピアノは、古いブルットナー。
 途中から、高音域中央のファのシャープの音が出なくなり、最後の2曲は、高音域の音質が変わってしまう、というハプニングも。
 プログラムも無く、私が曲目を言いながらのコンサートでしたので、途中から、予定の演奏曲を入れ替えながらの演奏を強いられました。
 リハーサルで、このピアノにぴったりだったのは、リスト。
 最後に久々にメフィスト・ワルツを弾く予定で、リハーサルも調子が良かったのに、高音域の輝かしさがほしいこの曲で、それが無くなっていった為、急遽、最後は、ショパンの幻想ポロネーズに変更。 この方が、しょっちゅう弾いている分、咄嗟の切り替えがうまくいくのです。


 プログラム

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 作品18
 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330
 ドビュッシー: 前奏曲 第1集より、『アナカプリの丘』、『沈める寺』
 シベリウス: ワルツ 作品24-5
 ショパン: ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 チャイコフスキー: ワルツ・スケルツォ 作品7
 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
 レスピーギ: 甘美なワルツ
 ドビュッシー: アラベスク 第1番
 ショパン: ノクターン 作品62-1
 リスト: 愛の賛歌
 ショパン: 幻想ポロネーズ


 1時間半のサロンコンサート、ということで、サロンピースを並べました。
 リハーサル中に首をかしげる状態だった、ピアノ。 しかし、本番では思いもしない奇跡が起こることも。
 チャイコのロマンスから、レスピーギに移った時、それまでとは違う、深い音色が出てきたり。
 温かみがある音の楽器だからこそ、なのか、新しい楽器では出せないような、特別な間が生まれたり。
 
 久々に取り上げた、ドビュッシーは、時間が経っている分、今までにはなかったことも生まれました。
 『沈める寺』では、5月に行った、モン・サン・ミシェルの幻想的な夜の風景が浮かび上がったりして、弾いていて面白かったように思います。 秋には、少しドビュッシーを再び取り上げようかな、と思っています。

 終演後、何人かの方がお声をかけて下さったのですが、ショパンが一番良かったそうです。
 主催者の方からは、「このピアノがこういう音色で、こういう演奏をしてもらったのは、初めてだ」とおっしゃって下さり、嬉しいばかりでした。
 また来年以降、お声をかけて下さるそうです。

 今回は、エディンバラへ向かうための列車の時間もあり、残念ながら、お庭を見ることはできませんでした。
 素敵なところなので、ぜひ、次回は時間をとって伺いたいな、と思っています。

 

130829-5


 ブリリントンの駅から15分ほどタウンまで歩き、そこの浜辺から、このランド・トレイン(Land train)に乗って、Sewerby Hallへ行きました。 片道10分ちょっとです。
 バスでも行けるのですが、これがお勧め、と観光案内所の方に言われました。
 遊園地の乗り物のようなかわいらしい、トレイン。 行きは、乗っていたのは大人ばかり。 そばを歩く人が手を振ってくれたり、手を振りかえしたり。
 歩いても、30-45分ほどだと思います。
 荷物もありましたし、こういうおもしろい乗り物があったら、乗ってしまいます。

Posted on 2013/08/29 Thu. 21:51 [edit]

category: 自分のコンサート

TB: 0    CM: 0

29

Comments

Comment
list

Post a comment

Secret

Comment
form

Trackbacks

TrackbacksURL
→http://miyukikato.blog.fc2.com/tb.php/2114-1bfad995
Use trackback on this entry.

Trackback
list