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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

楽譜を読み込む 

昨日は、ほぼ一日雨でしたが、今日は青空。 予報では、雨だったような気がしますが。

 現在、暗譜中の曲。 バランスに悩むところがあって、Youtubeで音源検索。 便利です。 ですが、マイナーな曲なので、それほど音源の数も無く、どうしようかな、と思っていたところで、作曲家の自作自演を発見。

 版権が切れていない作曲家(今年切れる国も少々)なので、今私が使っている楽譜しかとりあえず資料もありません。 
 手持ちの楽譜を見ながら、作曲家自作自演を聴くと・・・
 楽譜通りに弾きましょう、ってどういうことなのだろう?といういつもの疑問に当たります。
 もちろん、音はそのまま。 でも、強弱、ちょっとしたニュアンス、楽譜と違うことも多々あるのです。
 この曲の自筆譜を見ていないので、これらの強弱記号などが、作曲家本人によってつけられたものなのか、それとも、誰かがつけたものなのか、定かではありません。 が、この時代なので、ほぼ作曲家自身、と捉えて問題がありません。

 これについては、8年前になりますが、カーディフの王立ウェールズ音楽演劇大学の大学院ディプロマ課程に在籍していた時の、エッセイ&口述発表での私のテーマでした。

 あの時は、プロコフィエフの『つかの間の幻影』の作曲家自作自演を用いて、プロコフィエフ自身から信用されていたピアニスト、スビャトスラフ・リヒテルの演奏、そして他のピアニストの演奏を用いながら、楽譜に書かれていることをどのように表現していくのか、作曲家は、どこまで楽譜に自分の演奏の指示を書いているのか、ということを検証していきました。

 
 私はこういうことが好きなので、その後の王立音楽大学の修士号の時も、最終の修士論文だけは、『音楽とバレエの結びつき』で書いてはいるものの、その途中のいくつかの小論文のようなものは、1曲について、いくつかの違う版の楽譜と、違う年代に録られた録音を用いて、演奏表現方法について考察していく、というようなものをやっていました。

 
 自作自演を聴くのは本当に興味深いことです。 今回も、迷っていて、悩んでいたことが一気に晴れました。
 サマーコース中にレッスンを受けたある先生もおっしゃっていましたが、結局のところ、どうやって楽譜を読み込んでいくのか。
 だから、私は、楽譜に書いてあることだけを忠実に、大して音楽的意味を考えずに注意する、という先生とは合わなくて、今まで何度もめたことか・・・
 もちろん、書かれている音、リズムを変えることはご法度です。

 サマーコースで勉強してきたことを消化して終わった今週。
 これから冬にかけて勉強すべき曲が見えてきたので、また譜読み嵐です。

Posted on 2013/08/25 Sun. 12:59 [edit]

category: 音楽

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