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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

サマーコース、 ファンコンサート 

もう1週間以上過ぎてしまいましたが、サマーコースの中間日、8月14日に行われた、ファンコンサートです。

 私が参加していたサマーコースでは、毎晩、違うコンサートが行われます。
 昨年からは人数が急激に増えてしまったので、生徒たちのコンサートは、最後の2日以外は、グループを分けて行います。
 先生方のコンサートがある日も。

 このファンコンサートは、全員が一緒に。
 昔は、先生方(私の師匠とか、モスクワのイリーナ先生)が率先して行っていましたが、今は、元受講者であり、現在は、サマーコース中の様々なお仕事をしているドイツ在住の男の子が司会を務めます。
 今回は披露してくれなかったものの、彼は、ジャズ即興がとってもうまいので、今回も私はそれを楽しみにしていたので、少々残念。 

 最初は、『ガボットと、タランテラを、逆さまに弾きます』 という、初参加の男の子。
 ピアノの椅子に頭をつけ、天井を向いた状態で、左右の手を交差させて鍵盤に置いて、この2曲を弾きました。
 2011/12のグレード1の曲で、10本の指をほぼその場から動かさないのでできる技ですが、初参加でこれは素晴らしい!
 
 その後は、今弾いているちょっと楽しめの曲などが続きました。
 初参加のポーランド人の先生は、ご自身の生徒さんと、『モーツアルトとグリーグを弾きます』と言って、2台ピアノ。
 モーツアルトのK.545のソナタ(ハ長調)の第1楽章をグリーグが2台ピアノ編曲したもの(セカンドを付け加えた?)を演奏。
 7歳の生徒さんは、もうちょっと年上の生徒さんと、2台ピアノで、ブルグミュラーのアラベスクと、バラード。
 このブルグミュラーの2台バージョン、存在は知っていましたが、実際に聴いたのは初めてです。

 日本人の初参加の子達のうち5人は、アカペラで、『冬景色』を歌っていました。
 私の傍にいらした、武蔵野音大客員教授のイリヤ先生から、「日本人なんだから、ジョインしたら?」と言われましたが・・・ お恥ずかしい話、『冬景色』って、曲名は知っていましたが、旋律も、歌詞も、今回初めて知りました。
 中学の音楽の教科書に載っているようですが、私が通った中学は、教科書の曲は歌ったことが無いので。

 
 この内容で終わらないのが、このサマーコースの特徴。
 常連さんたちが、色々と知恵を絞ります。

 ドイツから参加の12歳位の女の子は、バレエシューズを履いて、iPhoneで、『白鳥の湖』の4羽の白鳥の踊りの音楽をかけて、さわりを踊りました。
 そして突然止まって、ピアノに向かい、やっぱりこっちの方がいいかも、という感じで、4羽の白鳥をピアノで弾く。
 途中で、ショパンのプレリュードへ(バレエでの、『レ・シルフィード』)、最後、4羽に戻り、ピアノから離れて、ちょっと踊っておしまい。
 
 師匠Dr.Sの長男と、モスクワのイリーナ先生は、イリーナが、
「ラフマニノフのプレリュードを弾きますが、難しいので、長男に手伝ってもらいます」
 と言って、2台ピアノに分かれて、ラフマのプレリュード、作品23-5を演奏。
 2人でパートわけして、1曲を2人で、元々の音は一切変えずに行いました。
 
 長男は、ショパンのスケルツォ第3番を、他の参加者とこの方法で演奏。

 最後は、師匠Dr.Sとモスクワのイリーナ先生で、ジョン・ケージ。
 先生が、大真面目な顔で、
「世界最高峰のピアノ曲、ジョン・ケージを演奏します。 しかも、今回は、これを連弾バージョンに編曲しました。 これをするのに、1年の月日を要し、その最高のパートナーを探すのにも1年かかりました」
 というようなことを、ずいぶん長い言葉で説明。

 大真面目な顔でやるからこそ、おもしろい(聞いている側は、爆笑しまくり)。
 お二人のとっても息のあった、4分33秒(でしたっけ?)でした。
 

 いつも、おとなしく(笑い転げてはいますが)見ている私、一度数年前に、ビッグ・サプライズで、Dr.Sとイリーナに、ワルツを踊っていただいたことがあります。

 今回は、私自身の10回記念ということで・・・ やりました。
 司会の男の子に、楽譜を渡しておいて、私の名前を出さずに、Dr.Sを指名して、その楽譜を渡して弾いて頂く。

 先生は、何をさせられるのかわからず、ずいぶんおどおどとして、きょろきょろしていらっしゃいました。

 私は、14年ぶり位で、トウシューズを履き、白のトップスに、寮のベッドからはがしてきたシーツをスカートの上から巻きつけ・・・
 先生が演奏する、サン・サーンスの『白鳥』(簡易、ショートバージョン)にあわせて、『瀕死の白鳥』を踊りました。
 といっても、この性格なので、事前に練習するわけでもなく、トウシューズは、ちょっとだけだから、と思って、日本で趣味で習っている妹の捨てるトウシューズが放ってあったのをもらってきて、リボンを縫い付けたのは、ファンコンサートの前日。
 つま先のサテンは全部切り取って滑りにくくしたものの、とても滑る床で危険なので、パ・ドゥ・ブレだけ。 手だけは、フォーキン振付にほぼ従う動きをしましたが。
 
 ショートバージョンの楽譜を渡したものの、正直、立っていられるか怪しかったので、途中で、先生に、「テンポ早くして」と言ったのに、全く聞いてもらえず、それどころか、ところどころ、ちょっと付け足しまでされました。

 すずめ百まで踊り忘れず。 10年以上あいても、トウシューズで立つことは問題ありませんでしたし、手の動きも、覚えています。
 それでも、日本なら、先生にこういうことをやらせたり、まして、極秘で、その場でやっていただく、とは考えられないそうですね。 こういう環境で音楽を学んできた私には、日本は無理です。

 師匠が奏でて下さる、美しい音楽で踊るのは、最高でした。
 動画を録った方から見せて頂きましたが、ずいぶん、馬鹿なことをやったと、思っています・・・

 先生に、全コンサート終了後、「ありがとうございました」と言いに行ったら、「次回は、もっとちゃんとした伴奏譜を持ってきなさい」と言われて、終わりました。
 モスクワのイリーナ先生、師匠の奥様、イスラエルのイリーナ先生は、ハグしながら、「素人ではないでしょ。 ある程度、バレエを習ったわよね?」 「みゆき、とは信じられなかったわ!」とのお言葉を。

 普段、こういうことをしないので、そのギャップもあったようです。
 『瀕死の白鳥』を大爆笑白鳥にして、パブロワに申し訳ない。 そのうち、彼女が住んだ家の前へ行って、手でもあわせてこなくてはいけませんね。
 
 来年からは、しばらくおとなしくします。 ネタがありません。
 

 いつもなら、ロシア人グループが色々と工夫をこらすのですが、今回は、ネタがなかったようで、おとなしくしていたのが、残念。

Posted on 2013/08/24 Sat. 14:36 [edit]

category: サマーコース 2013年

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