WITH HOPE!!
イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。
ミュージカル『雨に唄えば』
昨夜は、ウールのカーディガンに、ウールのケープで夜寒かったので、ダウンではないものの、冬のコートで外出。
5月にコートを着ることになるとは・・・

ひときわ目立つ、ケンブリッジ・サーカスの劇場。
昨年2月頃から上演をしている、ミュージカル、『雨に唄えば』の上演劇場。
ずっといきたい、と思いつつも今になってしまいました。
『雨に唄えば』の映画は、小学校高学年か、中学生の頃に観て、ジーン・ケリーの渋い格好良さが今でも忘れられません。
映画で親しんでいるミュージカルは、映画のキャストで慣れ親しんでいる為、見るのが難しいかな、と思っていたのですが、『雨に唄えば』は、曲も大好きですし、舞台で実際に雨を降らせる、と読んでいたので、ぜひ観たかったのです。
そして、ジーン・ケリーが演じた、ドンの役は、元ロイヤルバレエのアダム・クーパーが演じているので、イメージどおり、と思っていました。
今日は、アダムではなくて、若い方がドンを演じましたが。
舞台装置もクラシックで、工夫がたくさん。
歌も踊りも、演技も、非常に興味深く鑑賞しました。
前半と後半の最後に雨を降らせるため、前から5列目くらいまでは、水がかかるそうです。
私は、もちろん、天井桟敷の安い席でしたが、下から、キャーという声が聞こえてきました。
私が小学校5年生の時だと思いますが、通っていたバレエ教室の発表会で、『ザ・ブロードウェイ』といって、各クラス毎に1曲ずつミュージカルの曲で踊りました。
『マイ・フェア・レディ』、『王様と私』、『雨に唄えば』、『コーラスライン』、『オペラ座の怪人』、フィナーレは、『回転木馬』
レオタードで、今から思うと、バランシン風の振付。
私は白のレオタードで、『王様と私』だったのですが、『雨に唄えば』の振付は、今でも目に浮かぶくらい、印象強いものでした。
だからこそ、この曲に思いいれもあるし、今日の鑑賞で、フィナーレに全員が、黒のズボンに、白シャツ、黒ウェイストコートに黒ハット。 外側がシルバーで内側が、赤とか、グリーンとかの傘を持って雨の中、あのメインの曲(レ・レーシラソミー)で踊るのは、大感激しました。
衣装さんは、毎回の公演でずぶぬれになった衣装を管理するのは大変でしょうね、なんて、超現実的なことを思ってしまいました。
イギリスの音大、ダンス学校には、ミュージカル科があるところも、結構あります。
そして、演劇学校、大学の演劇科では、ステージマネージメント科があります。
だからこそ、あの舞台装置、マネージメント、舞台になるのかな、と思わずにはいられませんでした。
バレエを観ることがほとんどですが、ミュージカルも、本当はもっと観てみたい。
ロンドンは、舞台芸術にあふれているので、いくら時間、お金があっても足りません。
今日のパレス劇場は他の劇場同様、古い劇場。
天井桟敷は、シートベルトがほしくなるほど、急な階段。
古いし、食べ物の持込可だからか、上演中、私の後ろの女性が、バタバタと足をし始めたのですが、なんと、ねずみが彼女の足元を駆け抜けたそうです・・・ さすがロンドン。
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