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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロンドンのバス事情、言い争い編 

 ロンドンのバスを乗り回して生活していますが(時には、ドライブ、と称してきままに移動)、決して快適、というものでもありません。
 もうちょっと、頭を使って、と言いたくなるようなバス運転手も多くいます。
 このところは、諦めて、運転手に文句をいうこともずいぶん無くなりました。

 怪我をしてから、今までと違い、バスの中で本を読むことができなくなりました。 ページをおさえる、めくる、ということが困難だからです。 唯一、日本の文庫本は小さいサイズなので可能ですが、あまり持っていませんし、既に何度も読み返しています。

 そこで、ぼーっと窓の外を眺めていることが多いのですが、先日は続けて2回、喧嘩だったのか、警官に、手錠をはめられて、取り押さえられている人たちをみかけました。
 さすが、ロンドン!!

 このところ、今となってはおもしろい、と思える出来事があったので、2つほど、久々に、バス事情です。

 
 まず一つ目。
 
 バスが20分以上来なくて、やっと乗り込んだ、と思ったら、次の大きな駅のバス停で、喧嘩発生。
 私は、上の階にいました(怪我をする前の話)。

 私は、ちょうど階段が見えるところに座っていたのですが、顔中、首にタトゥー、ピアスがたくさんしてある人と、ちょっとトロそうな20代とおぼしき、イギリス人の男の子が言い合い。
 床には、チップス(日本で言う、ポテトフライ? 某有名ファーストフード店のもの)が散らばっています。

 話を聞いていると、タトゥー男が、チップスが入った袋を持っていて、非常に混雑した車内だった為、20代の男性とぶつかり(どちらがぶつかったのかは、わからない)、袋が落ちて、チップスが散らばった。
 タトゥー男が怒り、この20代男性は、自分が悪いかはわからないけれど、とりあえず、ポケットに入っていた、5ポンド紙幣を渡した。
 それなのに、タトゥー男はもっとお金を要求し、20代男性のイヤフォンを取り上げて、足で踏み潰した。
 20代男は、今度はそれを弁償しろ、と言い、喧嘩。

 タトゥー男は、バスから降りる、と言い出して、20代男は、それを制止し、警察を呼べ、と。
 運転手は、警察を呼んだ、といいましたが、20分くらいこなかったので、きっと呼んでいないでしょう。

 周りの他の男性が二人をなだめましたが、無駄。

 上の階には、私よりちょっと年下の感じの女性が数名。
 私がバスの運行案内を調べたら、次のバスが2分後に来ることがわかったので、このバスから出ることにしました。
 最初、タトゥー男が階段の真下にいたから、降りたくても降りられませんでしたが、運転手の方へ動いたので、そのすきに、私たちは、下へ行くことに。
 やはり、他の方も怖くて一人では下へ行きたくない、とのこと。

 降車口は閉まっていたので、緊急用の開閉ボタンを使って、ドアを開けました。
 運転手は開けてくださらなかったので。

 そうしたら、他の多くの方々も、走って降りました。

 ちょっと、怖い出来事でした。


 そして、2つ目は昨日の夜。

 家へ帰る時、一人のかわいらしい犬を連れたご婦人がバスに乗ってきて、運転手に乗車券を見せずに、運転手が呼び止めたのも無視して、上の階へ行きました。
 私は、怪我をしてから、階段が危なくて、上の階へは行っていません。

 そのバス停は、長く泊めておくことができない場所だった為、運転手が、
「上の階にいる、犬を連れた女性、ただちに下へ来て、乗車券を見せてください」
と放送しました。

 降りてこないので、
「犬を連れた女性、あなたが乗車券を見せない限り、次のバス停から動きません」
という放送。

 
 もちろん、運転手は、バスを発車させようとしません。
 気のよさそうなおじさんが、女性を連れて、下へ降りてきました。
 女性は運転手に、
「お前の名刺をよこせ! 年寄りにバス代を払わせるなんて、頭が狂っている。 お前の会社に訴えてやる!」
と怒鳴りました。 それも、とっても汚い言葉を使って。

 気のよさそうなおじさんは、運転手に、
「いくら払えばよいのですか? 私が代わりに払います」
と言ったのですが、女性はそれを拒否し、運転手に文句を言うばかり。
 ロンドン(イギリス)では、60歳以上でしたっけ? フリーダム・パスというのが配られ(もちろん、観光客は除外)それで、バスに乗れるはずです。
 彼女もそれに含まれるように思うのですが、持っていなかったようです。
 当たり前ですが、高齢でも、パスを表示できなかったら、代金を払う必要があります。

 
 ついに、彼女はバスから降り
「最低な運転手だ! 年寄りを乗車拒否して歩けっていうんだ! 警察を呼んでやる! わたしゃ、家まで遠くてあるけないんだ!」
と、泣きながら叫び始めました。
 私たち乗客は、呆気にとられて、お互いに顔をみあわすばかり。

 いやいや、あまりにも凄くて、ドラマを観ているようでした。

 運転手は、
「わかった。 チケット(例えば、紙幣しか持っていない人が乗ってきて、運転手がお釣りが無い時、後日バス会社に払うよう、その時とりあえず乗る為のチケット。 私は手にしたことがないので、これは、今までのことをみていての想像)を渡すから、後でどうにかしてください」

女性は
「あんた、ちゃんと最初からこうすればよかったんだよ。 Good boy!」
と言っていました。

 本当に凄い女性。
 私は、周りにあのような言葉遣いをする人がいませんし、あのような態度をとる人もいません。

 バスに乗っているだけで、面白いことが次から次へと起こるロンドン。
 自分自身がそれに巻き込まれないように、状況をしっかりと把握する必要はありますが、在英15年目になっても、まだまだ驚くことがあるようです。
 
 日本の交通機関の空気は平和で、ホッとする、とつけ加えておきます。


 

 

Posted on 2013/04/21 Sun. 23:12 [edit]

category: イギリス事情

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