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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

生徒の教えで 

130227


2月も明日で終わり。 かなり日がのびました。 上の写真は、午後6時頃、教えの合間に撮ったもの。 今日は天候も良く、きれいな、赤・ピンクの夕焼けでした。
 ちょっと前まで、午後6時というのは、真っ暗でしたのに!

 
 ハーフタームも終わり、今週から、イースター・タームのグレード試験が始まっています。
 私の生徒たちは、あと2、3週間ありますが、まだ怪しい子もチラホラ。
 
 1月に、大きな大きな雷を落とした生徒。 頑張っていますが、元々1年前に私に移ってきた時に、基礎がついていなかったので、今苦労しています。 
 でも、今回頑張ってグレードの受験。

 先週まで、冷や冷やだったのですが、どうにか形になってきました。

 今日は、『A tender flower』という曲を、今まで強い指で、メトロノームに合わせて、フレーズに気をつけて弾く、というのから、初めて仕上げの段階をやりました。
  今日のレッスンでも、フレーズについて言われること数回。

 仕上げの弾き方に入る時、二人で、この曲は何なのかを話し合いました。
あなたはどこにいるの? どんな天候? どんなお花? そのお花を見ているの? 触っているの? それとも足で踏んづけているの?

 「原っぱで、心地よい風が吹いている青空。 小さな紫色のお花で、優しく摘んで、匂いをかいでいるの。」

 子供がそれを表現できなくても構いません。 でも、それまでの基礎は徹底的に教えておきます。
 そうすると、彼女は、初めてこの曲を曲想を考えて弾いたのに、とってもとっても素敵に、こちらの気持ちが優しくなれるような演奏をしました。
 あれほど言ってもできないときがあったフレーズが、1曲全て、自然なフレーズ。

 もし、最初から曲想を考えて弾いても、このフレーズは出てきません。 あくまでも、最初に徹底的に、フレーズができなかったら、やり直させる、という方法を用いていたから、曲、として演奏する時に、自然に出るようになるのだと思います。

 こういう瞬間が、本当に嬉しい。 どんなに手を焼いて、イライラすることがあっても、こういう嬉しい時があるから、この仕事を続けられるのだと思います。
 この1年間、彼女にフレーズの大切さをわかってもらうのは、大変でした。 耳で聴こえても、面倒だから、弾くのはやらない。 練習はたくさんしているのに、ノートにも、赤字でフレーズ、と書かれても、無視。
 でも、諦めなくてよかった。 
 正直、1月に雷を落として、大泣きされた時には、私もその後自己嫌悪に陥り、家に帰って、自分を責めました。
 今となれば、あの雷も無駄ではなかったのかな?と思えます。

 
 私は厳しい先生です。
 でも、頭ごなしに「どうしてこんなのもできないの!」と生徒を怒鳴ったことは一度もありません。
 試験があったり、専門的にやりたかったり、やる気があったり、という生徒たちには、通常レッスンの子供たち、大人単発レッスンの子供たち、大人たちにも、できていないことは、とことん「No!」と言って、やり直しをさせます。 もちろん、途中で説明をしたり、指を持って打鍵をわかってもらったりしながらです。
 宿題も、繰り返し弾いてほしい部分を、ノートに書いて、子供もわかるようにしてあります。
 
 私自身、幼い頃からお稽古事が大好きでした。 バレエの先生はとんでもなく怖かったし、日本舞踊の先生も厳しかった。 でも、この先生たちはどんなに厳しくても、徹底的に何度も何度もやり直しをさせられても、意味があったし、頭ごなしに怒ることはなかったのです。
 私は今でも引きずってしまっているくらい、小学校が大嫌いでした。 特に小学校5,6年生の時の担任のことは今でも許せないし、一学年下を担当していた男の先生は、私が、2つ上の自閉症の男の子に追いかけられて大変だった時も、笑ってみていました。 この子のことで、学校から言われて中学受験をしなくてはいけくなって、受験が終わった後、結果を報告に職員室へ行った時、この一学年下の先生は、偏差値表を広げて、下から見ていって、50まで来た時、「ここにも載っていないくらい、下の学校に行くのか?」とあざけり笑いました。
 上の方に学校名を見つけた時には、黙り込みましたが。

 結婚していない、子供を産んでいない私は、生徒のご両親から、時たま、「あなたは子供がいないから、子供の気持ちはわからない」と言われます。
 それはそう。 でも、私は、子供の時の記憶が非常にたくさん残っている方。 子供の可能性をつぶしたくないし、子供だから、と決め付けるのも大嫌い。
 小学生くらいまで、盆踊りで、子供だからって、「オバQ」と「ドラえもん音頭」を踊らさせられた時の嫌な気持ち。 私はそんなのよりも、八木節と、東京音頭が好きだったのです。
 こういう子供の音頭の時は、たいてい輪から外れて、見ていたので、去年は、やぐらの上で踊る、というのがあったから、初めてこれらをきちんと踊ったのではないでしょうか? この年になって、こういう子供の音頭が恥ずかしい、というのが薄れてきたのもありますが。 

 話が反れてきましたが、私が小学校の先生たちに失望したように、子供たちから、失望される先生にはなりたくない。 きっと、私はそういう気持ちをどこかに持ちながら教えているのかもしれません。
 褒めるときは褒める。 叱るときは叱る。 古い人間かもしれませんが、こういう人がいてもいいのかな、と思って。

 グレード試験に、フェスティヴァル。 飴と鞭で、最後には、みんなの笑顔が見られるように、頑張りたいと思います♪

Posted on 2013/02/27 Wed. 21:01 [edit]

category: 音楽

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