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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

チェルムスフォードでのリサイタル:ショパン 

ロンドン・リヴァプール・ストリート駅から列車に乗って30-45分ほどのエセックスのチェルムスフォード(Chelmsford)にて、リサイタルでした。
 なんと、2010年夏の日本でのリサイタル以来、初めての夜のフル・リサイタルです(現在、ほとんどがランチタイムコンサートなので)。

130125-1


チェルムスフォードの駅から徒歩2分ほどの、Cramphorn劇場。 これは、リハーサル中の写真ですが、本番は本格的な照明もあって、ずいぶんと違う雰囲気だったことと思います。
 ちなみに、ピアノはこの劇場および、裏で繋がっているもっと大きな劇場で、アップライトピアノしか所有していないそうで、これは、借り物です。
 Shigeru KawaiのEX。 弾いたのは初めて。
 Kawaiにはあまり馴染みがない(唯一、よく演奏させて頂く、ケンブリッジの教会はShigeru Kawaiが入っていますが)ので、苦手なのですが、さすがにEXは弾きやすかったです。 

 
 今日から3日間、3人のピアニストが、Composers in Focusというシリーズでのリサイタルです。
 私以外は、かなり活躍していらっしゃって、コンチェルト経験も、大きな有名ホールでの演奏も豊富なよう。 私だけ、場違いなのに、何故かお声をかけて頂きました。

 私がショパン、27日がドビュッシー(前奏曲第1巻と、シューベルトの即興曲)、28日がリスト、とのこと。

 というわけで、今回のプログラムは、オール・ショパンです。

 プログラム

 ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 4つのマズルカ 作品33
 ポロネーズ 嬰ハ短調 作品26-1
 4つのマズルカ 作品67
 華麗なる大円舞曲 第1番 作品18

 休憩

 バラード ト短調 第1番 作品23
 4つのマズルカ 作品68
 子犬のワルツ
 エチュード 嬰ハ短調 作品10-4
 ノクターン ロ長調 作品62-1
 幻想ポロネーズ 作品61

 アンコール:
  チャイコフスキー; ロマンス ヘ長調 作品51-5

 正直、波がありました。
 最後の2曲は、コンクールで弾いたばかりですし、一番弾きこんであります。
 ポロネーズ 作品26-1は、10年ちょっと前、マンチェスター時代に一度勉強をし、当時の先生と全く意見が合わずにかなり揉めた曲です。 楽譜を開くのも嫌ですし、あの先生の指導が残っているから全く当時から弾いたことはありません。
 ですが、今だったら弾けるかも、と思って、楽譜を新たなものにして、今回、初めて人前に出しました。
 もちろん、まだまだ改良すべき部分は多々ありましたが、思い切って舞台に出せて一安心。

 今回、一番苦労したのが、マズルカ。
 私はマズルカが好きですし、積極的にコンサートに入れている方だと思います。
 ですが、一晩に3つの違う作品番号のものを弾く、というのは初めてのこと。
 情けないことに、ところどころ左手がごっちゃになりました(左手の練習が甘いです・・・)。
 ですが、5、6年振りに本番に出したであろう、作品33、特に第4番は当時は見えてこなかったことがたくさん見えてきました。 今年は、この作品33もプログラムに入れていこうと思います。

 
 エチュードは、最後に人前で弾いたのは、3年半前に埼玉のピアノの先生のお宅でのホームコンサートの時。
 こうした大きめのコンサートに入れるのは、かなり久々。
 怖いですが、たまにこうして出していかなくてはいけない、と実感しました。

 ノクターンの作品62-1では、今まで出すことのできなかった音の世界を出せました。
 12月に師匠Dr.Sに言われた、幻覚のようなトリルのパッセージ。 ピアノの機能もあって、初めてできたように思います。
 
 
 
130125-2


 アンコールは、ショパンではなくて、チャイコフスキー。 ショパンの歌う世界が引き継がれています。
 眠っていても弾ける、と思っていた十八番のロマンス。 
 とんでもないことをしでかしました。
 現在、ロイヤルバレエは『オネーギン』を上演中。 これの第3幕、人妻となったタチアーナと夫のグレーミンによって踊られ、タチアーナをふった彼女が昔恋したオネーギンが彼らを見て、美しくなったタチアーナに気がつく、という場面で、このロマンスが使われています(オーケストラ編曲)。

 ところどころ、ピアノの原曲とはかえてあるのですが、まさかのまさか、今日の本番では、なんとこのオーケストラ編曲の部分が出てきてしまって、頭の中に音楽は鳴っている(オーケストラ版)のに、もちろん指の場所がわからなくて、止まる寸前。 かなり焦りました。
 この曲は、それこそ何十回も本番で弾いているので、まさかこのようなことが起こるとは思いませんでした。
 バレエ上演中は、そこで使われる曲は本番に出してはいけない。 よい教訓になりました。

 
 というわけで、反省も多いですし、何よりもペース配分が久々すぎて掴めなかったリサイタルですが、とりあえず終わってほっとしています。
 
 100名近い方々がいらして下さったようです。
 全くの無名の私の演奏をこれだけの方々が夜聴きにいらして下さる、本当に感謝であり、この国の凄いところだと思います。

 次は2月まで本番は無いので、この間に仕上げなくてはいけない数曲の譜読み、暗譜に入ります。

 いらしてくださった方々、お声をかけてくださったプロデューサーの方、感謝です。
 

Posted on 2013/01/25 Fri. 23:16 [edit]

category: 自分のコンサート

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