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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

エセックス、Withamでのコンサート 

天気予報では雨のマークがついていた、と思ったのですが、昼間は天気良く、夜になって雨でした。

 今日は、ロンドン・リヴァプール・ストリート駅から途中飛ばす列車で45分ほど、エセックスのウィタム(Witham)でのコンサートでした。 
 毎年演奏させていただいているコルチェスターへ行く手前の駅です。
 再来週は、ここからさらに15分ほど行ったところでのコンサートです(同じ主催者)。

 
121003-4


 駅から街中へ向かう道の真ん中なのに、木の周りに何故かベンチが。


 
 2週間前は30分のコンサートでしたが、今日は1時間。 
 4ヶ月振りの1時間だったので、疲労でした。
 それでも、近くのパブでランチをご馳走になった後ロンドンに帰ってきて、レッスンしました。
 列車の中は良かったのですが、チューブの中が睡魔との闘い。 日本だったら寝ていたでしょうね・・・

 
121003-1


 こんな外観の教会でした。

 
 さて、今回は、Withamの駅から徒歩10分ほどの街中(といっても、とっても小さい)のWitham United Reformed Churchでの演奏でした。
 これは、教会主催ではなくて、再来週の分も含めて、この地域の文化部門のオーガナイゼイションによるものです。 月1回、第1週が今日のところ、第3週がBraintreeというところで行っているようです。 よって、出演者は、2回同じような地域で同じプログラムを弾くことになります。

121003-2


ピアノが中央に置いていないのは、中央の床下に、洗礼用の聖水があるからだそうです。  
 よって、その部分には、ピアノの脚が乗らないように、気をつけながらのピアノ配置でした。



 今日のプログラムは、

 モーツアルト: ソナタ ニ長調 K.576
 チャイコフスキー: ノクターン 嬰ハ短調 作品19-4
 ブラームス: カプリチオ 作品116-3
 ショパン: バラード 第1番 ト短調 作品23
 ショパン: ノクターン 変ニ長調 作品27-2
 ショパン: 4つのマズルカ 作品67
 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61

 アンコール
   エシュパイ: トッカータ

 
 今回は、ブロードウッドのピアノ。 といっても、今まで知っていたブロードウッドとは違って、黒塗り。 キーの感覚も違いました。
 土曜日に調律を入れたそうですが、???というような状態。
 どうやら、ジャズのグループの練習に貸し出しているようで、アクションが悪いし、音も金属音になってきていました。
 とりあえず、鍵盤の深さがマチマチで、コントロールに苦しみました。
 ハンマーの磨り減り方も素晴らしかったです。
 ですが、どんなピアノでも、与えられたもので最高の演奏をしなくてはいけない。
 非常に勉強になることなので、1時間のリハーサルで特徴を掴んでいきました。
 
 モーツアルトは先々週よりもまとまったものの、自分のやりたいことが本当にできたのか、といわれたら、違う。 とりあえず、再来週弾いた後、一度冷凍します。 そして、久々にベートーヴェンに戻ろうかと思っています。

 久々(多分2年振りくらい)のチャイコのノクターン。 4月に復帰してからは、作品10のノクターンは弾きましたが、これは実は、レパートリーに入っていることすら忘れ始めていた存在でして・・・
 オネーギンの世界に入って行きました(クランコ振付の『オネーギン』の第1幕に使用)。
 やはり、チャイコは音楽的な難しさ、面白さが満載です。 ずいぶん長い間チャイコの新曲に取り組んでいませんが、夏に、2年間ほど日本に置き忘れていたチャイコの後期の小品集の楽譜を持って帰ってきたので、比較的有名な美しいあの曲をやってみようかな、と思っています。

 ブラームスは、サマーコースでモスクワのイリーナ先生に徹底的にしごかれたので、夏前よりもよくなりました。 弾きながら、イリーナのわめき声が聞こえてきました・・・・


 
 そして、後半はショパン。
 再来週、10月17日はショパンの命日。 17日のコンサートではぜひショパンを、と思っていたので、こういうことになりました。

 やっと本番にあげたバラード第1番。 後半が課題でした。
 実は昨夜も、3時頃暗譜が不安で眠れず、電子ピアノに向かって一通り確認。
 夜中でもとりあえず確認できる、という意味では電子ピアノは有意義のように思います。 そうでないと、不安なまま、眠れなくなるので。

 実際、コーダに入るまでは、これが初出し、ということを忘れるほど音楽に入っていけたのですが、少々Accelしすぎて、コーダでは今まで弾いていなかったテンポ。 がけ崩れが起こりかけました。 が、それでも、建て直しながら完走。 これで、さらう場所が見えてきたので、次回はずっとよくなると思います。
 絶対にどの曲にも1回目があるので、今回はすみませんでした・・・ その代わり、その後の曲で締めました。

 とにかく、サマーコースで他のショパンの曲で先生方から注意を受けたことをこの曲にも生かして行く。
 本当は前半でルバートで歌わせたいな、と思う部分がありましたが、そこも、全体的なことを考え、結構シンプルに。 超ポピュラーなショパンの曲ではありますが、確実に自分のものにしていこうと思います。

 
 ノクターンとマズルカは、何度も弾いているものなので。 ただ、ノクターンでは鍵盤の深さの問題でコントロールが非常に難儀でした。

 幻想ポロネーズは、サマーコースでイスラエルのイリーナ先生に魔法をかけられた曲。
 サマーコースでも一度演奏したのですが、その時にはまだ頭で考えて弾いていましたが、今日は違う。
 多すぎるルバートを減らし、引き締められました。 が、珍しくコーダで私にしては速いテンポ感。
 イリーナ先生の指導を受ける10日前、日本でこの曲を録音してきたのですが、今聴くと、かなり違うものだな、と思います。


 そして、アンコール。 ショパンで息が上がったままにトッカータを弾いたので、本当に私らしくなくハイテンポ。 ジェットコースターに乗ったような気分でした。 ところどころ、がんばって急ブレーキを踏みましたが。 でも、本当は今日くらいのテンポ感の方がこの曲の躍動感は出しやすいな、と思います。 ただ、一歩間違えたら、破壊寸前。 難しいです。

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 2階へあがる階段が素敵でした。

 主催者の方(歌の方だそうです)が、このピアノはこういう演奏をしてもらったことは初めてだ、とおっしゃって下さったので、嬉しい限りです。
 ただ、私としては、特に前半は集中力にも欠け、反省点も多いので、来週から始まるロイヤルバレエの公演を観て、しっかり心を豊かにして、2週間後に臨みたいと思います。

 

Posted on 2012/10/03 Wed. 19:59 [edit]

category: 自分のコンサート

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