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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

嬉しかったこと+私のレッスンの考え方 


 レッスン中に嬉しいことが続けてあった今週でした。

 4月からレッスンをしている7歳の男の子。 最初は、ピアノではなくて、もっと音の大きな楽器をやりたかったようですが、基本はピアノだから、とご両親に説得されてレッスンを始めました。 が、おもしろくなったようで、今では私が行くのを待っているし、きちんと練習もしています。 何よりもスケールが大好きで、どんどん吸収しています。
 
 彼のお姉ちゃんのことを昨年から教えているので(他の先生からの引継ぎ)、去年お姉ちゃんが弾いていたグレード1の曲を知っています。
 先週のレッスンで、高い音程の音を教えたら、お姉ちゃんが弾いていた曲の楽譜が読める、と気がついたらしくて、片手だけですが、グレード1の曲を弾いて見せてくれました。
 私が一番課題としている、自分で楽譜を読んで弾く力、をしっかりと身に付け始めているな、ととっても嬉しくなりました。
 
 譜読みは大変です。 でも、たとえ4歳でも5歳でも、最初から音符を読むこと、リズムを理解することを教えたら、絶対にできるようになります。 最初先生の手をまねして、途中で音が増えてから譜読みを強要しては、子供がかわいそうですし、挫折します。
 昨年からレッスンをしている現在5歳の女の子は、しっかりと一人で楽譜を読んで練習しているようですし。

 
 昨日のレッスンで、譜読み、フレーズ感ができてきたので、ペダルをつけ始めた9歳の女の子。
 とりあえず、最初のフレーズだけペダルの指示を出したのですが、今日、セオリー(楽典)のレッスンに伺ったら、楽譜を見てほしいのだけれど、と言って、私の書き込みを真似して、自分でペダルの記号を入れてありました。
 昨日、私がゆっくり弾きながら、どういうところでペダルを踏みかえるのか、というのをしっかりと話したのです。 それをふまえての行動のようでした。 もちろん間違いはあったのですが、それでも、自分でチャレンジしよう!という精神は素晴らしい。

 これはグレードの課題曲なので、楽譜に校訂者によってペダル記号が記入されています。 ですが、それだと音が混ざりやすいし、子供でも細かいペダル操作を教えればできるので、私は必要に応じて、全てペダルを変えてしまいます。

 
 反対に、高校生で今まで先生の手をまねして弾いていたけれど、それで全てを学べない楽譜になって、自分で譜読みをしなくてはいけない生徒たちは大変です。
 絶対にやりたくないことでしたが、もう試験に間に合わないので、ついに奥の手をだし、私がゆっくり弾いて、手の動きを動画に録らせました。 これ、一番いけないことです。 でも、今回だけは背に腹はかえられぬ・・・
 
 
 私は、ピアノをやる、と決めてから1年間日本に滞在しなくてはいけなかったので、その間にレッスンを受けた(最終的に破門になりました)先生から、「どうしてできないの」「どうして練習の仕方が悪いの」
 という言葉を何度も言われました。 私が全く何もわかっていないことをご理解した上でのお言葉です。

 できないから習っているのです。
 練習の仕方を考えるのが下手なのです。 どうしたらよいかもよくわからなかったのです。

 私がその後レッスンを受けたヨーロッパの先生方から、「どうしてできないのか」と頭ごなしに言われたことはありません。
 もちろん、先生の疑問として、「どうして?」ということはあります。
 その際には、練習方法を教えてくださったり、何か問題点を見つけてくださいました。

 だからこそ、私は生徒たちに、導入の頃から、レッスンでは練習の仕方を細かく話します。
 そうすると、そのうち、きちんと自分で練習の仕方を理解するようになります。

 日本でレッスンをさせて頂いた方々(音大卒で私よりも年上の方もいらっしゃいます)は、
「あなたが下手なのね」 「どうしてこんなのもできないの?」
という言葉を言われ続け、弾けない、という方々もいらっしゃいました。
 弾けないのなら、考える。
 
 というよりも、きっと世の中の人たちは頭が良くて、器用なのでしょうね。
 私は、自分ができが悪いし、不器用だから、やらなくてはいけなかった。
 できない時には、できるように考えなくてはいけなかった。
 だから、私は、絶対に「どうしてこんなのもできないの?」と生徒たちのことを思わないのです。
 できないのなら、一緒に解決法を考える。 これが、教える人に課せられたもの、と思っているので。


  師匠Dr.S、イリーナ先生たち(両方ともイリーナだからややこし)、30分のレッスンで魔法をたくさん使ってくださいました。 その魔法を私も生徒たちにかけてみたいな、と思っているのかもしれません。

 とはいうものの、試験前の生徒たちは切羽詰まっています。
 試験前後に発表会もついにすることになったので、初めてのことで、きっと要領を得ず、どうなることやら、と思っています。
 

Posted on 2012/09/29 Sat. 19:37 [edit]

category: 音楽

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