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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ベッドフォードでのコンサート 

朝から、雨。 その後は黒い雲に覆われて、時折雨がパラつく一日でした。

 ユーロスターの発着駅、ロンドン・セント・パンクラス駅から列車に乗ること40分ほどで、ベッドフォード(Bedford)に着きました。 ロンドンから北に向かいます。 ケンブリッジのちょっと東側になります。
 距離があるものの、高速列車なので、この短時間で到着するようです。
 

120703 st pauls bedford


 こちらが、街の中心にある、演奏したSt Paul's Church, Bedford。
 毎週火曜日に行われているランチタイムコンサート、6年ほどになるそうです。
 私は初めての出演でした。
 たまたま、キャンセルが出たことにより、5月頃話をいただきました。

 

120703 st paul


 とっても優しい響きの内部です。
 コンサート後の写真なので、すでにピアノの屋根は下ろされています。

 今日のプログラムは、

 リスト: 愛の賛歌(詩的で宗教的な調べ、より)
 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5
 ブラームス: 幻想曲 作品116より 第3番 カプリチオ
 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61

 ピアノは、古いブルットナー。 ブルットナーは私はあうもの合わないものの差が激しいのですが、ここのは、幸運なことに後者。
 非常に私の手に馴染み、また私の音にぴったりな楽器でした。
 そして、もちろんここの音響にも。
 正直、これは練習には使えない楽器です。 ですが、本番用としてはぴったりかと。
 そして、主催者の方にも、来て下さった方々にも言われたのですが、プログラムがぴったりでした。

 リハーサル中に、ショパンのノクターン 作品62-1を弾いてみたら、これが非常に良い響きでした。 

 リストの愛の賛歌は、もちろんスタンウェイ、ヤマハを用いて、ホールで弾く時のよさもありますが、ブルットナーはやはり、合います。
 
 チャイコフスキーは、久々に、『三人姉妹』の別れのパ・ドゥ・ドゥが浮き上がってきました。
 これも、音的には単純ですし、それといって、テクニック的にもおもしろいものがあるわけではありませんが、その場所、ピアノによって、どんどんと音色、ルバートのかけ方がかわってくるので、もう何回弾いたかわかりませんが、まだまだおもしろい曲です。

 4月に演奏活動を再開させて、今日が7回目の本番。
 ショパンの幻想ポロネーズも、毎回のように弾いてきましたが、毎回新しいものが見えていました。
 その中でも、今日が一番だったかな、と思います。
 久々に、最後意識が遠のいていく感覚を味わいました。 滅多に味わえません。

 最初、ショパンの生家の美しい庭がみえていたのに、少しずつ場所が変わっていって、途中から、11月のマリアネラとニァマイア(日本語表記では、多くがネマイア・・・)の『マノン』の舞台が浮かび上がって、彼らに導かれるように音楽が進んでいきました。
 不思議なのです。 このショパンとマノンには全く共通点が無いように思うのに、自然と彼らの物語とこの曲が重なっていくのです。

 『幻想ポロネーズ』、2002年の春位に初めて人前で弾いて、その年の6月の試験のプログラムの一つがこの曲。 ちょうど10年間のお付き合いになりました。 きっと、私が今までに一番多く本番で弾いた曲だと思いますし、これから、ずっと弾き続けていく曲だと思います。 
 8月のサマーコースで久々にこの曲を持っていって、どなたかにレッスンして頂こうかな、と思っています。
 きっと、違うものがみえてくるし、一度軌道修正して頂いた方が良いと思うので。

 とりあえず、今シーズン最後のソロコンサート、今シーズン(たった3ヶ月)で一番まとまりのあるコンサートだったので、気持ちの良い終わり方ができました。

 4月にロンドンで弾いた時には、自分が自分でなくて、元に戻すまでに、どれだけかかるのだろう、と大きな不安に包まれました。
 幸い、月に2回ずつ演奏するチャンスがあり、思ったよりも早く、自分自身に戻ることができたかな、と思います。

 あと5、6週間、サマーコースまでは、新しいレパートリーの準備に入ることができます。
 そして、ついでに、サボりにサボっているロシア語も・・・
  
  

120703 st paul meeting room


 控え室として使わせて頂いた、ミーティング・ルーム。
 このドア、古い教会でよくみかけますが、大好きです。

 サマーコース中に、何度も人前では弾くことになるとは思いますが、ソロ・コンサートは9月までお休み。
 この感覚を忘れないようにしたいと思っています。

 やっぱり、私にとってピアノを人前で弾くことは、喜びであり、バレエ鑑賞よりも、ずっと好きなことなのだ、と再認識しました(比べる対象がおかしい??)。

Posted on 2012/07/03 Tue. 23:11 [edit]

category: 自分のコンサート

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