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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

グレード試験に向けて 


 相変わらず、寒いです。

 


WITH HOPE!!-120505


 クウィーンのジュビリーだからでしょうか、オックスフォード・ストリートには、ユニオン・ジャックが並んでいました。


 

 土曜日は、つい最近までは午後3時に教え終了でしたが、今では始まり時間も早くなって、終わりも午後6時。

 その後、生徒の楽譜を探しにセントラルまで。

 土曜日は、移動も長いし、とにかく、終わったらクタクタ。

 でも、楽譜屋さんんいいくと、疲れも吹っ飛んで、生徒たちの楽譜選びをすることができます。


 今日で、私の生徒たちは、北ロンドンでのフェスティヴァルも終了。

 今週は2部門受け、入賞にはいたりませんでしたが、それは私が一番わかっていたこと。

 本人に、この結果をしっかりと真正面から受け止めてもらいたいと思います。

 今回弾いた曲は、6月にグレード試験で使うもの。

 今度はグレード試験に向けて取り組んでもらいたいと思います。


 今日の朝一は、4月にピアノを始めたばかりの男の子。

 そして、今日の最後は、グレード8受験の女の子。

  

 グレード8の生徒は、2月に、それまで習っていた先生が永住権が取得できず(日本人ではありませんが、オリエンタル)、帰国。 他の生徒からのご紹介で、私が引き継ぐことになりました。

 

 男の先生で、力任せに弾かせていたようで、初めてレッスンに伺ったときには、思わず耳を閉じたくなるほど、汚い音でピアノを弾いて(叩いて)いました。

 私にとっては一番耐えられないこと。


 グレード試験は、各グレード、課題曲から3曲選び、その他に、スケール、アルペジオ、初見、聴音などがあります。

 この生徒は、既に今年の夏の受験を目指して曲の準備をしてありました。

 その中の1曲が、モーツアルトのソナタ ニ長調 K.284 の第1楽章。

 

 この曲は、私が14年前の今頃譜読みをはじめた曲です。

 14年前の今頃、急に音大に行きたい、と言い出した私、今から考えるととっても恥ずかしいのですが、ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックの受験をしたくて、当時は学部のピアノ科は、10曲ほどの課題曲から1曲、残りの曲は自由曲、という入試内容でした。

 Dr. Sをびっくりさせすぎて、先生を顔面蒼白にさせたものの、先生がその課題曲の中から、どうにか私が技術的に弾くことができるかもしれない、と思って選んでくださったのが、この曲でした。

 もちろん、あの時には、ロイヤル・カレッジは不合格。 その後、ディプロマでトライしたものの、不合格。

 最終的に、修士号の時に、三度目の正直(?)で合格になりました。


 Dr.Sとこの曲はそれほど長く勉強できなかったのですが、入試の録画撮りの為に、最終的には破門になった、日本人の先生とこの曲を仕上げました。 

 この先生とはいろいろとありましたが、ウィーンで長く勉強なさった方だったので、モーツアルトに関しては、今でも役に立っていることがたくさんあります。

 

 このモーツアルトは、当時の私には、あまりにも難しすぎて、とにかく、楽譜通りに弾くのが精一杯。

 入試は、この曲の出来は悪かったものの、Dr.Sと1年間、みっちりと勉強してあった、ブラームスの小品がかなりよかった為、マンチェスターの音大に引っかかりました。


 今、この曲を生徒にレッスンしていて、当たり前ですが、14年間に得たものは、計り知れないほど大きなものだったのだな、と思います。


 この2ヵ月半、とにかく、いろいろなことを直し、試験まで1ヶ月ちょっとの今、やっと、流れをつくっていく作業ができるようになりました。

 正直なことを言うと、まだまだ細部のやることがあるのですが、今流れを作り始めないと、試験に間に合いません。

 

 こうなると、2台ピアノが欲しい。

 私が、Dr.Sにやって頂いたように、先生を真似する、という意味ではなく、流れをつかむのには、先生に一緒に隣で弾いてもらうのが一番なのです。

 仕方がない。 私が高音部で片手を弾きながら、ついてきてもらいました。

 

 母には、あのモーツアルトが弾けるようになったら、認める、とずっと言われていますが、怖くて手が出せない曲でした。 第1楽章はよいのですが、第3楽章があまり気が乗らないというか・・・ 全楽章だと、モーツアルトのソナタとしてはずいぶん長いですし。

 結局、K.576を今は練習していますが、そのうち、やはり、このK.284をやろうかな・・・ なんていう気持ちにさせてくれました。


 学部生時代は、モーツアルトよりも、とにかくベートーヴェンが好きでしたが、今はモーツアルト。

 子供のうちは、無垢なモーツアルトを弾けて、一時モーツアルトが苦手になって、大人になると再び戻る、と何かで(多分、青柳いずみこさんの著書)読んだことがありますが、今の私は、モーツアルトが何となくわかる年齢になってきているのかもしれません。

 

 この夏のグレード、そして、11月には、9人がグレード試験を受ける予定でいるので、落ち着かない時間になりそうです。

 

 でも、ちょっと前までは、グレードを受ける生徒もいなくて、がっかりしていた私にとって、こうして、グレードを受ける生徒が増え、フェスティヴァルを受ける生徒が多くなる、というのは、非常にうれしいことです。

 私自身も勉強しなくてはいけません。


 今回、グレード6の課題曲には、武満徹氏の『子供のための2つの小品』から、『雲(多分)』が含まれています。

 これは、私が大学2年生の時に、1970年以降に書かれた曲を含めなくてはいけなかった時に弾いた曲。

 私自身がDr.Sと勉強した曲をやっと生徒にレッスンできる。 非常に喜ばしいことです。

 

 例年だったら、もうそろそろ、Dr.S、奥様門下の発表会があるはず。

 聴きにいきたいな、と思っています。

 やはり、私は指導者としては、先生方が目標なので。

Posted on 2012/05/05 Sat. 06:08 [edit]

category: 音楽

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