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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

生徒の成長 

久々に、青空が広がり、雨が降らない一日でした。

気温も高め。 夕方以降は下がりましたが。

ノースリーブの人からダウンコートの人が混在していました。



 ここで、度々話題になる、私にFlirtする男の子、数日前に誕生日を迎え、8歳になりました。

 彼を教え始めたのは、2009年3月ですから、3年ちょっとになります。


 教え始めた当初は、数ヶ月間、

「僕はピアノなんて大嫌いだ! この部屋からピアノを運び出せ」


 とか、


「みゆきなんか、にんじんになっちゃえ! そうしたら、ママに包丁で切ってもらって、ゆでてやる!」


とか、まあ、いろいろとありました。

毎週のように、30分のレッスン時間のうち、途中の10分は腕組みをして、ピアノに触れようともしれませんでした。


あの頃の私は、彼のレッスンに行くのが憂鬱でした。

でも、この子に何かがあるのがわかっていたから、あきらめたくありませんでした。

この子のためにも、諦めたらいけない、と思ってレッスンに通いました。


最初の1年半は、ほとんど練習をすることができていませんでした。

最初の教本(トンプソン ブック1)は、1年近くかかりました。

 これは、小学校に入る前の年齢の子でも、半年かからずに終える子も多くいます。


ピアノを習って2年が経った昨年3月、やっとプレップ・テスト(プレ・グレード)を受け、本人がわけわからぬまま、フェスティヴァル(発表会とコンクールの中間)にも出しました。

 フェスティヴァルで、お姉ちゃんが1位をもらって、本人は違うカテゴリーで賞をいただくことはできませんでした。

 ここで火がついたのか、よくわからないのですが、一気に上達。

 それまでの苦労が嘘のよう。

 

 昨年11月には、グレード1を飛ばして、グレード2を受けて、非常によい成績で合格。

 今年の6月にグレード4を受ける準備をしています。

 多くの子供たち(私の生徒たちではありません)が、1年に1回、一つ上のグレードを受けていくことを考えると、大きなジャンプです。

 

 スケール、アルペジオが大好きで、先日は、一つだけやっていない長調のスケールがあったのですが、彼は、指使いのルールをしっかりとわかっている為、嬰へ長調(シャープ6つ)のスケール、2オクターブを私が全く何も教えないのに、最初から両手で、正しい指使いで弾けてしまいました。


 今年、2月には、昨年も出場したフェスティヴァルの昨年とは違うカテゴリーに参加して、第3位を頂きました。

 そして、先週、北ロンドンのフェスティヴァルで2位を頂きました。

 残念ながら、私は今年は教えが忙しくて、フェスティヴァルを聴きにいくことができません。

 お父様がヴィデオを撮ってくださったので、それを見せて頂きましたが。

 『自分のキャラクターがある演奏でした』と書いていただけて、私は大満足。

 


 

 そして、何よりも、3年前には、『ここからピアノを運び出せ!』といっていた子なのに、先日レンタルしているピアノをアップグレードするためにピアノ屋さんへ行った時、

「グランドピアノにしてくれるの!!」

 と大騒ぎ。

 いや、グランドではなくて、ヤマハのアップライトへのアップグレードでしたが、それでも、あの子がグランド・ピアノが欲しい、と思ってくれたことに私は大感激でした。


 

 正直、最初の半年は、レッスン費も勿体無かったと思うし、私もレッスンらしいレッスンにならなくて、申し訳ない、と思ったこともあります。

 でも、あの時にご両親と私が彼のピアノをやめてしまったら、今はありません。

 子供によっていろいろですが、ちょっと待ってあげて下さい。

 

 私は、あの子を諦めなくてよかった、と今、心から思っています。

 今では、どんどん自分で譜読みをしてきてくれます。

 本当のピアノのレッスンになってきました。

 

 もちろん、これから大変な時が再びあるとは思っています。

 でも、きっと乗り越えることができるだろうな、と思います。


 でもね、ちょっとさびしい。

 あれだけ、

「みゆきのネックレスは素敵だね」

「みゆきの髪は長くて素敵だね」と言いながら、すごくセクシーな触れ方をしたり、

「みゆき、大好きだよ! 僕のママになって」と言いながら抱きついてきたりしていたのに、

今では、やたらとよい子になりすぎてしまいました。

 私、勝手ですね。


 

 1年間教えた女の子が先週帰国。

 新しく、6歳の男の子が加わったりして、大変だけれど、やはり導入の指導は楽しい。

 今が大変でも、この子のように、一人でも、ピアノが大嫌い!→大好き!になってくれたらいいな、と思っています。


 軌道に乗るまで2年以上待つのは長かったのですが、私は待ってよかったと思っています。

 ずいぶん、忍耐力が養われました。

 

 さて! グレードの申し込みも終わって、後はみな練習するのみ!

 この夏は思ったよりも受験者が少ないですが、その分、この秋は私の生徒としては最大数の受験者になりそうです。

Posted on 2012/04/30 Mon. 04:07 [edit]

category: 音楽

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