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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

エイフマン・バレエ 『アンナ・カレーニナ』 

 昨日から、来週の土曜日まで、合わせて10回のバレエ公演/リハーサル鑑賞予定です。

 特に、今日から、明後日までは、初めての演目を5作品観ることになるので、頭が大丈夫か心配です。

 

 今日は、オペラハウスではなくて、ロンドン・コリセウムにて。

 昨日初日を迎えた、ロシア、サンクト・ペテルスブルグのボリス・エイフマン率いる、エイフマン・バレエ団の公演です。

 昨日も行きたかったものの、オペラハウスでの、『不思議の国のアリス』を優先してしまいました。


 『アンナ・カレーニナ』 エイフマン振付、 チャイコフスキー作曲(様々な曲の寄せ合わせ)


 アンナ: マリア・アバショーヴァ (Maria Abashova)

 カレーニン: オレグ・マルコフ (Oleg Markov)

 ヴロンスキー: セルゲイ・ヴォロブエフ (Sergey Volobuev)



昨年夏に、ロンドンでは、マリインスキー・バレエのオペラハウスでの引っ越し公演で、ラトマンスキーの『アンナ・カレーニナ』を観ているのですが、曲も違います。

 どちらも、長さ的には同じくらいなのですが、あくまでも私の感想としては、バレエ作品として、今回のエイフマンのものの方がしっくりきました。


 こちらの方が、アンナ、カレーニン、ヴロンスキーの三人に焦点をあてているので、わかりやすく、ごちゃごちゃしなかったのです。

 

 あのトルストイの長編小説を2幕、90分ほどのバレエにまとめています。

 日本では、新国立劇場が最近も上演したばかりですし、おなじみかもしれません。


 私はエイフマンの作品をずっと観てみたいと思っていたものの、チャンスがなかったので、今回は楽しみでした。 しかも、ご自身のバレエ団で観られるとは。

 

 最初は、クラシックよりかな?と思ってみていたものの、段々とうまくコンテンポラリーだったり、クラシックが発展した形が混ざり、それが絶妙でした。


 アンナとヴロンスキーが初めて交わる場面の振付はマクミランなどとは違う官能的さ。

 一つ一つのパ・ドゥ・ドゥも目に焼きつくものでしたが、私にとっては、コールドのフォーメーションが非常に深く残りました。

 フォーメーションの美しさ、そして、コールドの動かし方。 数箇所、繰り返しの形で面白みにかける部分もありましたが、全体的に目を奪われました。


 最終場面がいまいちよく分からなかったのですが、列車の音と共に、肌色のボディータイツ、髪を解いた姿のアンナが、コールドの男性ダンサーが輪になっている間を振り回され、それが、私は列車に投身した場面だ、と思っていたのですが、その後、再び最初の黒のドレスを着て現れ、舞台奥の高くなっているところから、飛び降りる。

 二重になってしまって、私はよくわかりませんでした。

 私自身は、あの肌色のボディータイツの部分が、物凄い表現力、振付力で呆気に取られました。


 最後、飛び降りた時点で終わりかと思ったら、舞台が暗くなって、担架(?)にうつぶせにされて、黒の毛布をかけられたアンナを他の人が囲んで終る。 この部分はいらないような気がしましたが・・・


 それ以外は、テンポ良く、あっという間の時間でした。


 一つあげるとすれば・・・ 主役の3人のダンサーたち、皆魅力的だったのですが、カレーニンを踊った、オレグが髪にグレーのスプレーをかけてはいるものの、強いオーラとアトラクティヴな踊り、表情で、どちらかというと、お坊ちゃま系で、ソフトな感じなヴロンスキーを踊ったセルゲイと、役が逆に見えてしまったことが残念。

 アンナとカレーニンよりも、不倫するヴロンスキーとの方が私はもっとケミストリーが強くてお互いを求め合うようなものを想像しているのですが、逆に見えてしまったのです。

 アンナとカレーニンのパ・ドゥ・ドゥは非常にケミストリーが強く、上にも描いたように、カレーニンのオレグがアトラクティヴすぎ。 私がアンナだったら、ヴロンスキーとの不倫は無いな・・・・という感じ。


 と思って第1幕を観ていたのですが、休憩時間におしゃべりした、オペラハウスでの顔なじみの70歳過ぎのご婦人も、同じことをおっしゃっていて、「私も!!」と言ってしまいました。


 これは、是非ロイヤルバレエのレパートリーに取り上げてもらいたいです。


 明後日、土曜日は、同バレエ団の『オネーギン』の公演。

 だいぶ内容が現代風のようですが、クランコ振付の『オネーギン』に慣れているので、どのようにエイフマンが創りあげているのが、非常に楽しみにしています。

 

Posted on 2012/04/04 Wed. 05:16 [edit]

category: バレエ

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Comments

1. カレーニン 

読んだことはないのですが(笑)、小説では、パッとしないカレーニンを、苦悩するキャラクターとして、濃く描かれているようですね。
ただの、おじさんだと、あのようには、なりそうもないけど(笑)。

URL | のぶひる #79D/WHSg | 2012/04/05 07:28 | edit

2. のぶひるさんへ 

ラトマンスキーのものに比べても、カレーニンの存在感が強かったです。
 でも、それ以上に、あのダンサー自身が、とっても魅力的な方で・・・
昨夜も、オペラハウスでの顔なじみのご婦人が、アトラクティヴだったわよね、とおっしゃっていました・・・

URL | Miyuki #79D/WHSg | 2012/04/14 07:06 | edit

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