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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロイヤルオペラハウスでのランチタイムコンサート鑑賞 

 日中、暖かいな、とおもって温度計をみたら、6℃。 土曜日にマイナスまで落ちたことを考えると、暖かく感じるのでしょうね。 今週は少し落ち着くようでほっとしています。


 今週は、子供たち(高校生まで)は、ハーフ・ターム・ホリデー。

 私の生徒たちはレッスンを希望する人たちがほとんどなので、ほぼ普段と変わりなく。

 でも、今日だけはお休み。

 というわけで、ずっと行きたい、と思いつつ、時間的に中途半端なのでなかなか行けなくていたところへ行ってきました。


 場所は、いつもの、ロイヤル・オペラ・ハウス。

 月曜日の午後1時から、50分ほどほぼ毎週ランチタイム・コンサートが行われています。

 大抵は、クラッシュ・ルーム、と呼ばれる、素敵なお部屋で。

 たまに、地下のリンバリー・ストゥディオ・シアターにて。

 今日はクラッシュ・ルームで。

 

 赤いじゅうたんが敷かれ、昔はメイン・ハウスの天井に下がっていた、といわれるシャンデリアがあるお部屋です。

 最大で160名入れる、と書いてあります。

 このコンサートは無料です。

 が、チケットが必要。

 いくつかは、9日前に予約ができ、ほとんどは、当日先着順。

 私は、一応12時頃オペラハウスにつくように行ったのですが、今日は全く問題がありませんでした。


 今日のコンサートは、Jette Parker Young Artists Programmeというロイヤル・オペラ・ハウスの若手育成プログラムの参加者によるもの。


 Jihoon Kim: ベイス

 デイヴィッド・ゴーランド: ピアノ


 ピアノのデイヴィッド・ゴーランドは、このプログラムの芸術監督です。

 ベイスの方は、2011年9月からこのプログラムに参加している韓国人。 韓国で教育を受けた後、ミラノの、ヴェルディ音楽院にて勉強し、いくつものコンクールで賞を取った後、このプログラムに参加中。


 プログラムは、


 リヒャルト(リチャード)・シュトラウスの歌曲を3曲


 Caldara: Sebben crudele

A.Scarlatti: Sento nel core


F. Durante: Virgin, tutto amor


B. Marcello: Il mio bel foco


 シューマン: ミルテの花より、献呈、 僕の心は重い、 君は花のよう


 リスト: Gastibelza


非常に変化があるプログラムでした。

 全てが、歌曲です。


 正直、歌はそれほどレパートリーに詳しくありません。

 

 この方の声の質を気に入りました。

 ただ、きっと歌曲よりも、歌劇向きなのかな、とも思いましたが。

 一つ気になったのは、様式感。

 シュトラウスの後に、バロックの曲を4曲歌いましたが、あまり差がなかったのです。


 嬉しかったのは、献呈を聴く事ができたこと。

 あまり歌が好きではないので、積極的に歌のリサイタルには行きません。

 学生時代(カーディフ)は、毎週木曜日に、プロフェッショナルの方のリサイタルが学校で行われていたので、それは、ジャンルに関わらず、ほとんど聴きました。

 その後は、あまり歌は聴いていません。


 シューマンの献呈、リストが編曲したものを何年か前にはよく私は弾いていました。

 もちろん、CDでは聴いていたのですが、生で聴くのは初めて。

 今回は、ピアノ編曲のものよりも、半音低い調で歌っていた為、最初は耳が慣れなくて気持ちが悪かったのですが、段々、自分の中でトランスポジションをしていくと、落ち着いて聴くことができました。


 圧巻だったのは、リスト。

 歌も、ピアノ伴奏もかなり難しそうな曲です。

 ですが、歌詞がおもしろいし、構成自体も非常に興味深い曲でした。


 ピアノのデイヴィッド・ゴーランドは、さすが、という感じの、伴奏者の鏡のような演奏。

 シューマンまでは軽々だった彼も、最後のリストでは、ところどころ苦戦しているのが聴こえました。

 音の出し方など、私とはかなり違うし、フレーズの作り方もだいぶ違います。

 が、とにかくきっちりと弾く。

 フォルテになると音が割れるのが気になりましたが。

 長年オペラの伴奏者をし、その指導者の立場にある方というのは、本当に優れた伴奏力なのだ、と当たり前のことながら、こうして実際に聴くと、勉強になりました。


 歌の方は、非常に自信があり、堂々とした歌唱力。

 これは、私が身に着けなくてはいけないことです。


 さすがに平日の昼間、ということで、聴きにいらしているのは、ほとんどが60歳以上の方々。

 私の前に座っていた5歳くらいの女の子が終始落ち着きが無くて、途中からじっくり聴けなかったのが残念ですが。


 バレエばかりで、こうして純粋に音楽を聴くのは久々。

 やはり、良いな、と思います。

 

 このクラッシュ・ルームは床が絨毯なので、音響的にはそれほどではないのですが、雰囲気が素敵です。

 コンサート・ホールでは絶対に味わうことができない、昔のサロンの雰囲気。

 時間をみつけて、また行きたいな、と思っています。

 

Posted on 2012/02/13 Mon. 05:19 [edit]

category: 音楽

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