WITH HOPE!!
イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。
ロイヤルバレエ 『マノン』 マリアネラ、 ニァマイア(11月9日)
もう1週間経ってしまいましたが、11月9日の『マノン』です。 とりあえず、第1幕のマノンとデ・グリューのみ。
後で付け足します。
今回のポスターはこんな感じでした。 まだマノンが続いているというのに、既にマノンのポスターがはがされ、『くるみ割り人形』のポスターに代わっているところもあります。
『マノン』 ケネス・マクミラン振付、 マスネ作曲
マノン: マリアネラ・ヌニェス
デ・グリュー: ニァマイア・キッシュ
レスコー: ティアゴ・ソアレス
ムッシューGM: クリストファー・ソウンダース
レスコーのミストレス: クレア・カルヴェート
マダム: エリザベス・マクゴリアン
看守: ギャリー・エイヴィス
高級娼婦: ディアドル・チャップマン、 ローラ・マックロック、
シャーン・マーフィー、 ラーラ・ターク
踊る紳士: ベネット・ガートサイド、 ヴァレリ・フリストフ、 蔵健太
顧客: トーマス・ホワイトヘッド、 ジョナサン・ハウエルズ、 デイヴィッド・ピッカリング、
平野亮一、 エリック・アンダーウッド
乞食のかしら: ポール・ケイ
乞食たち: リアム・スカーレット、 ジェームズ・ウィルキー、 ジョナサン・ワトキンズ、
ケヴィン・エマートン、 アンドレイ・ウスペンスキ、 エリーコ・モンテス
年老いた紳士: アラスター・マリオット
彼らの今シーズン2度目のマノンです。
マリアネラの基本的な役設定は変わっていません。 が、より、表現が深くなりました。
第1幕で登場した時には、色々なことに興味を示す女の子。
小悪魔的なことはみえてこないで、でも、年老いた紳士のことは、女としてどう彼を操るのか、ではなくて、本能として知っている部分がある。
デ・グリューに対しても、あくまでも、一つの興味です。
ニァマイアのデ・グリューは、今回の方が、マノンの方をちらちらかなり見ていました。
最初のデ・グリューのヴァリアシオンは、安定してきました。
5日の時の方が、マノンに対する好意をもっと如実に出していたと思います。
が、最初のパ・ドゥ・ドゥでは、お互いに惹かれていくのが手に取るようにわかります。
どちらかというと、とっても大人な感じの雰囲気でした。
そして、第1幕のベッド・ルームのシーンでは、二人のケミストリーが前回以上に炸裂。
とにかく、最初のデ・グリューが机に、そしてマノンがベッドにいるところから、お互いを何度も見つめあいます。
このシーンは官能的ですが、それを差し置いても、私は現実社会のカップルである、マリアネラとティアゴであれだけのケミストリーが発せられるのを観たことはありません。 二人が踊っていてこれに近いのは、『ロミオとジュリエット』のバルコニーのパ・ドゥ・ドゥをあげることができるでしょうか。
観ているこちらが、ドキドキしてしまうほど。 多分、二人が顔を見合わせるポーズのところでは、キスする寸前で顔の位置を止めるのです。 だから、よけいにケミストリーが高くなっていくようにみえたのでしょうね。
5日の舞台を観た後でも、ニァマイアがあそこまでやるとはかなりの驚きでした。 だいぶマリアネラに表情を引き出されていました。
私はダーシー・バッセル、シルヴィ・ギエム、ヴィヴィアナ・デュランテなどのマノンは観ていません。 だから比べる対象が非常に乏しいのですが、私が今までに観たマノンで、今回が一番ケミストリーが強かったと思います。 やはり、ここの部分であれくらいのケミストリーがあると、次からのシーンに繋がりやすくなるように思います。
ムッシューGMとレスコーが入ってきて、マリアネラ演じるマノンは、戸惑いもあるものの、前回よりも、GMに対してどうしなくてはいけないかを知っているし、富にも惹かれていきます。
それでも、部屋を出て行く前に再びGMから贈られたガウンを羽織る時に戸惑い、そして、ベッドを何度も何度も見ていました。
GMの腕に手をかけてからも、ベッドのほうをちらちらちらちら。 最後、部屋を出て行くときには、覚悟を決めた、というかあごを上に少し上げ、誇り高く歩いていきましたが。
とりあえず、ここまで、続きは付け足します。
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