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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロイヤルバレエ、『眠れる森の美女』 マリアネラ、 ティアゴ 

 先週の土曜日から、ロイヤルバレエの眠れる森の美女が始まりました。

 今回は、12月21日まで続きます。 長いです。 もちろん、間にトリプル、マノンが入って、12月にはくるみ割り人形も始まります。


 今回は、2006年5月にこのプロダクションが始まった時とは衣装が変わりました。

 これについては、詳しくは、先日バレエ・アソシエイションでモニカ・メイソンのお話を伺った時に聞いていますが、色々と事情があるようです。 衣装については、キャストの下に、いくつか目に付いたものを書きました。


 コスチュームの一つ、リラの精の衣装について、http://www.roh.org.uk/beauty より、オペラハウスの動画を見ることができます。 やはり、ロイヤルバレエのチュチュには秘密がありそうです。


 そして、金曜日に行われた、ドレス・リハーサルの写真は、http://www.ballet.co.uk/gallery/dm_royal_ballet_sleeping_beauty_roh_1011  より。

 マリアネラ、ティアゴのキャストだったようです。


 『眠れる森の美女』 プティパ振付、モニカ・メイソン、クリストファー・ニュートン版、 チャイコフスキー作曲


 オーロラ姫: マリアネラ・ヌニェス

 王子: ティアゴ・ソアレス

 

 カラボス: ジェネシア・ロサート

 リラの精: クレア・カルヴェート


 フロレスタン王: クリストファー・ソウンダース

 王妃: エリザベス・マクゴリアン

 カタビュラット: アラスター・マリオット


 

 《プロローグ》

 

 水晶の泉の精: ユフィ・チェ (騎士: リカルド・セルヴェラ)

 魅惑の庭の精: 小林ひかる (騎士: ヴァレリ・フリストフ)

 森の草地の精: ヘレン・クロウフォード (騎士: ヨハネス・ステパネク)

 歌う鳥の精: アイオーナ・ルーツ (騎士: ホセ・マーティン)

 黄金の葡萄の精: ディアドル・チャップマン (騎士: アレクサンダー・キャンベル)

 リラの精の騎士: 平野亮一


 リラの精のお付の妖精たち: エリザベス・ハロッド、 レティシア・ストック、 サビーナ・ウェストカム、 ジェマ・ピッチレイ・ゲール、 エルザ・ゴダード、 ヤスミン・ナグディ、 リヤーン・コープ、 ロマニー・パジャック


 《第1幕》 

  

 イギリスの王子: ギャリー・エイヴィス

 フランスの王子: デイヴィッド・ピッカリング

 インドの王子: ヴァレリ・フリストフ

 ロシアの王子: 平野亮一


 オーロラ姫の友人たち: メリッサ・ハミルトン、 オリヴィア・コウリー、 セリサ・ディウアーナ、 ラーラ・ターク、

                 サビーナ・ウェストカム、 エリザベス・ハロッド、 エマ・マグワイヤ、 アイオーナ・ルーツ


 《第2幕》

 

 公爵夫人: クリスティーナ・アレスティス

 Gallison: ジョナサン・ハウエルズ


 《第3幕》


 フロレスタンと姉妹: ヴァレリ・フリストフ、 エマ・マグワイヤ、 イッツィアー・メンディザバル

 

 長靴を履いた猫と白い猫: 蔵健太、 リヤーン・コープ


 フロリナ姫と青い鳥のパ・ドゥ・ドゥ: ユフィ・チェ、 アレクサンダー・キャンベル


 赤頭巾ちゃんと狼: ロマニー・パジャック、 デイヴィッド・ピッカリング


 

 モニカのお話では、いくつか少数の衣装が変わる、という感じだったのですが、かなりの数が変わりました。

 プロローグでは、妖精も、貴族たちも皆変わりました。

 第1幕もほぼ全部。 オーロラ姫は、今までの衣装に、オレンジの花が胸元について、それが、ちょっと変。

 オーロラの友人のチュチュは今まで通りですが、ピンクに淡いグレーのレースがかかった衣装に、これもオレンジの花がいくつか。

 

 第2幕は、今まで通りのはずです。


 第3幕は、客人たちの衣装には、飾りがついたように思います。

 それ以外は、オーロラ姫とフロリムンド王子以外は全て変わりました。

 少しの変更のものもあれば、まるっきり変わってしまったものもあります。


 より1946年のものに近づいたものの、そこまでする必要があったのか?

 特に、プロローグの妖精たちは、今までのパステルカラーを見慣れていると、色の洪水です。

 

 第1幕のローズ・アダジオの4人の王子は、今までは、フランス、スペイン、インド、ロシアだったのが、フランス、スペインがイギリス、フランスに変更になりました。

 しかも、フランスとイギリスの王子たちは、物凄い巻き髪の長髪。 重そうです。


 常連さんのお友達と、休憩時間には衣装のことで盛り上がりすぎてしまいました。

 まだこの新しいデザインに慣れていないのもありますが、私の周りでは、評判が良くありません。


 プロローグの妖精たちの贈り物も、変にカラフルになりました。 それを持ってくる小姓の男の子たち、かぼちゃパンツに、ピンクタイツ、白シューズ。 

 妖精たちのお付きの男性たちの衣装も、今までは、タイツも色タイツで、上は確か皆同じようなデザインだったと思うのですが、白タイツ、長めの丈の上着。 水晶の泉の精と、魅惑の庭の精のお付の男性は、肘丈の衣装。 森の草地の精のお付の男性は、肘丈でそこに濃いピンクのリボンが付いていて、手首まで、シフォンかオーガンジーのような透ける素材のふわふわした袖。

 これで6人一緒に踊る時なんて、目が疲れました。


 本当に変える必要があったのか?? 私達は、勝手な憶測をして盛り上がってしまいましたが。

 

 衣装のことはこのあたりで。 書き出したらとまりません。



 マリアネラのオーロラを観る時、初心に戻ります。

 5年前の12月に長い年月のバレエから遠ざかった殻を破って観に行ったのが、たまたま彼女のオーロラ。

 あの時、今から思えば、舞台が半分欠けてしまっている立ち見なのに、そして彼女のことなんて全く名前も知らなかったのに、一気にひきつけられてしまったことを思い出します。

 私がそれまでに知っていたオーロラ姫と違って、おしとやか、というよりも、幸せ一杯で、元気なオーロラ姫。

 ああいう風に踊ってもよかったんだ。 昔バレエを習っていた頃、第3幕のヴァリアシオンを習った時に、マリアネラを知っていたら、もう少し踊れたかもしれない、と思ったことをつい昨日のことのように覚えています。


  今回も、出だしから、きらきら。彼女が出てきたとたんに、舞台が一気に華やぎます。 幸せいっぱいで、パパとママ(王様と王妃)の愛情をたっぷり受けて育ってきた16歳。 結婚相手を選びなさい、といわれた時、一瞬不安になるものの、その後は、その空間を楽しむ。

 ローズ・アダジオでは、今回はバランスがあまりよくなかったものの、全体的に見て、物語バレエの中のローズ・アダジオなのです。

 時折、王様と王妃の方を見て微笑んだり、友人たちに微笑んだり。

 もちろん、4人の王子たちとも。 亮一さん、もう少し、オーロラ姫に興味を持ってあげてください。 彼女と結婚する気が全く無いように見えてしまいました。


 続く彼女のヴァリアシオンでは、きれいな余裕のある3、4回転。 回ってやる、というのが全く見えないので、ごく自然です。


 この間も、4人の王子たちに、所々で目線を送ったり、微笑みかけていたりしました。

 私がマリアネラの舞台が好きなのは、きっとこういうところなのだと思います。

 

 ティアゴは第2幕のアンソニー・ダウエルのためにアシュトンが振付けたヴァリアシオンがぼろぼろ。 あれは難しいですが、それでも酷い。

 第3幕のグランのヴァリアシオンはそれなりによかったですが。

 マイムおよび、表情は、前回の2年前の時の方が良かったように思います。


 

 プロローグで、カラボスが出てきて、「この子は美しく成長するだろう。 でも、針に指さって死んでしまうのだ」という部分、貴族の一人を演じていたオリヴィア、反応が大きく、他の人が身を乗り出すところで、胸元に手を当てて、誰のこともみえない、という感じで、どんどん後ろに下がっていきました。 これが、変に目をひいてしまい・・・

 オリヴィアは舞台で、なんとなく踊っていることも多いのですが、たまに、目が離せなくなるほど面白い演技をすることがあります。

 一度なんて、『白鳥の湖』の第1幕のパ・ドゥ・トロアで、私も私の友達なども、真ん中で踊っている茜さんではなくて、そのお目付け役のような感じのオリヴィアに目がいってしまったことがありました。


 このカラボスの場面、赤ちゃんのオーロラ姫を6人の妖精が守るように立つのですが、その時も、アイオーナ、ディアドルなどは、不安そうになったり、驚いたり、表情がくるくると変わっていきました。 1名、全く無反応だった人がいますが。

 

 リラの精のクレア、2年前にデビューしましたが、私は残念ながら彼女の時には当たりませんでした。

 普段からあのような笑顔で踊ればよいのに、と思ってしまいます。

 が、2年前、幸運なことにマリアネラのリラの精を見ているので、やはり、比べてはいけないですが、幸せを運ぶ、ということが弱い。 本当に、カラボスを倒してくれるのかしら?? オーロラ姫を救う王子を探せるのかしら、と少々不安になりました。

 

 

 第3幕では、リヤーン・コープの白猫のマスクを被っているから表情は見えないものの、愛嬌があり、なおかつセクシーな仕草が言葉が聞こえるようでした。

 長靴を履いた猫の衣装、ズボンが短くなって、かぼちゃパンツ。 ちょっと違和感が。


 フロレスタン姉妹の1(俗に言う、銀の精)を踊ったエマ、一つ一つの動作、踊りに意味が出てきました。 

 そして2(俗に言う、ダイヤモンドの精)を踊ったイッツィアーも切れがあり、気持ちが良い踊りでした。


 フロリナ姫のユフィちゃん、これは彼女にぴったりですし、あの軽やかさ、しなやかさを出すのは特別。

 アダージョで、舞台中央に女性が客席に背を向けてパ・ドゥ・ブレをして、男性がアントールナン(だったと思いますが)で女性のところへ行って女性がアラスゴンドにデベロッペをしてプロムナードをするところ、そのパ・ドゥ・ブレが細かくて、新しいチュチュということもあったとは思いますが、チュチュの後ろが動いて、本当に鳥のお尻のようでした。


 そして、パ・ドゥ・ドゥの所々で、相手を見る表情がとってもよかったです。 アレクサンダーがそれに答えられていないのが残念でしたが。 まあ、今回が、オペラハウスでのパ・ドゥ・ドゥ・デビューですので、仕方がなかったかもしれませんが。


  しかし、アレクサンダー、下半身ががっしりとしていて、結構重そうに見えるのですが、実際、このブルーバードでは、軽い。 ジャンプがとにかく軽い。 コーダのブリゼ、ブリゼ・ボーレも高さが変わらないし、余裕がありました。 上半身がぶれないので、きっと腹筋がかなり強いのでしょうね。


 

 第3幕で、踊らないキャラクター、今までは、多分(プログラムに載るわけでもないので、憶測)シンデレラと王子、美女と野獣、アラジン、という感じだったのが、アラジンの部分が、海賊のような男性と、ピンクのドレスの女性になりました。 なんとなく見たことがあるキャラクターなのですが、思い出せません。


 長くなりましたので、この辺で。


 それほど『眠り』は数を観に行きませんが、12月まで、ちょこちょこ行く予定です。

 

Posted on 2011/10/27 Thu. 06:53 [edit]

category: バレエ

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Comments

1. 無題 

クレアは最近役がつくことが多くなってきましたね。私には特に響いたことがないので不思議なんですが…。
キャンベル君の青い鳥はまずまずだったようでよかったです。ドレスリハでは重かったようなので。もうちょっと身体を絞れるとよいと思うんですけどね。
これから眠り、マノンが重なり、ミックスそしてくるみへとハードな日々が続くのでダンサーの身体が心配です。

URL | asaco #79D/WHSg | 2011/10/28 08:17 | edit

2. 無題 

すみません、書き忘れました。
衣装変更かなり微妙ですよね…。豪華といえば豪華なんですが。
Facebookでギャリーの写真を見た時に何の役だっけ?とわからなかったです…。ギャリーだから似合いますが着こなす(付けこなす?)のは難しそう。
あれだけ一新したら相当お金がかかりますよね。前の衣装はまだそんなに古くないと思うので勿体ないと思ってしまいました。

URL | asaco #79D/WHSg | 2011/10/28 08:30 | edit

3. 無題 

興味深く拝見しました(*^▽^*)

同じ教室のレッスンメイトさんが、12月にロンドンに旅行で、ロイヤルを見て来ると言っていたので、これなんだろうなと思います
うらやましいです(^_^;)

URL | tomo #79D/WHSg | 2011/10/28 23:18 | edit

4. asacoさんへ 

クレアはかなり役がつくようになっていますね。
わかりませんが、ドレスリハではかなり音楽にテンポが酷かったようです。ダンサーの方々が苦労したようです。

衣装は、あそこまでする必要が本当にあったのか謎です。
王子の赤い衣装は復活しなかったので安心しましたが。

URL | Miyuki #79D/WHSg | 2011/10/29 19:00 | edit

5. tomoさんへ 

今年は12月に眠りとくるみがあるので、日程によっては連日で両方の鑑賞が可能なのです。
お教室のレッスンメイトさん、良い時間を過ごされるとよいですね!

URL | Miyuki #79D/WHSg | 2011/10/29 19:05 | edit

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