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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

音楽とバレエは関係ない!って言えるの? 

 昨日とはうってかわって、雨の午前中。 夕方から、晴れましたが。


 今夜は、再びオペラハウス。 

 私にとって、これまでのマリインスキーバレエの2演目は、いわば、スターターのようなもの。

 メインは、今夜の演目。 いや、本当のメインは、来週か。 違う。 今日がメインのフィッシュで、来週がメインのミート。


 今夜は、どちらかというと、マリインスキーだから、というよりも、演目が観てみたいもの満載でした。

 3つとも私にとっては初めて観るバレエでした。


 詳細は明日書きますが、物語バレエ以外で、久々に目頭が熱くなる作品でした。

 

 観たものは、

 『スコッチ・シンフォニー』 バランシン振付、 メンデルスゾーン作曲 交響曲第3番『スコットランド』(第1楽章以外)

 『イン・ザ・ナイト』 ロビンズ振付、 ショパン作曲、 ノクターン 作品27-1、55-1、55-2、9-2

 『バレエ・インペリアル』 バランシン振付、 チャイコフスキー作曲、 ピアノ協奏曲第2番


 3つの作品全てが、バレエの為に作曲された曲ではないものに、後年になってバレエが振付けられた作品です。

 二つはピアノが入るもの。

 

 私はここで、そして2008年9月に日本で行った小さなコンサートで言ってきていますが、バレエというものは、バレエの為に書かれた曲でなくても踊ることができる。

 むしろ、バレエ曲以外に振付けられた作品が山ほど存在する。


 どうして、日本の音楽雑誌編集の人たちは、「音楽とバレエは関係ありません」と言い切ることができるのでしょうか? 私が直接話して言われたことです。 こういう作品が存在することを伝えた上での発言。

 

 今夜観た、2つ目の作品、『イン・ザ・ナイト』、これはショパンのノクターン4曲がピアノソロによって奏でられるものと一緒に踊るもの。 とりわけ、ストーリはありません。 でも、男と女がいれば、ストーリーは生まれる。 それは観る人に委ねられる。


 ピアノを弾いている人、ピアノを教えている人、ショパンのノクターンで踊れる、と考えたことがありますか?

 そうか、そもそも日本ではショパンのノクターンというのは、中学生が弾くものでしたよね。

 私、日本の音大生からサマーコースでショパンのノクターンを弾くと、馬鹿にされたのでしたっけ。

 日本で指導をする時に、私の音の出し方を学びたいのなら、ノクターン、と伝えた時、その方が普段師事している先生は、「どうしてノクターンなんか・・・」とおっしゃったのでしたっけ。

 だったら、そんなことも考えたこともないか・・・・


 もし私だったら、音楽を聴いて、それを想像して絵に表した、と聞いたら、その絵をみてみたいと思う。

 その絵を今、見るチャンスがなくても、そういうものが存在する、ということを知りたいと思う。

 目に見えない音楽、というものをどのように描き表すのか、非常に興味があると思う。

 知ることにより、何かの時にその絵のことを耳にしたら、観るチャンスに恵まれるかもしれない。

 そういうものがあることさえ知らなかったら、ふーん、で終ってしまう。

 それとも、日本は目先にあるものにしか興味がないの??


 私がこう思うのは、もしかしたら、こちらの音大で、音楽、というのはテクニックで弾くものだけではなくて、何かを表すもの、様々な表現方法があってよいもの、いや、なくてはならないもの、というような教育を受けてきたからかもしれない。


 私は、今日の舞台を観て、それは今までに動画では観たことがあったけれど、実際の生の舞台を目の当たりにすると、とんでもないものが浮かんできた。

 これら4つのノクターンは私のレパートリーではないけれど、これを弾く時にどうしたいのか、明確に音となって観えてきた。



 色々な感情が交差しながらの鑑賞でした。

 私が本当にやりたいのはこれ!!!!

 今日のピアニストは、マリインスキー劇場バレエのピアニストの女性。

 音はそれほどきれいではなかったけれど、そしてプロジェクションも足りなくて、私とは音の出し方が違ったけれど、でも、やはりロシアのピアニズム。 私が受けてきた教育。 

 音色を変える場所、音楽のもって行き方、フレーズ、聴いていて心地が良いもの。


 バレエのピアノを奏でるのって、こうであって欲しい、と思えるピアノでした。

 ただの伴奏ではなくて、まさに、音楽と踊りが溶け合っている。

 もちろん、ピアノ演奏としてだったらよいけれど、振付を観ながら聴くと、この部分は押さえるのは素敵だけれど、もっと膨らませた方が振付とあわさって素敵かも・・・と思う部分もありました。


 弾きたい、弾きたい、弾きたい・・・・ 天井桟敷からオケボックスに飛び降りたい気持ち。

 今日は眠れないかも・・・

Posted on 2011/08/04 Thu. 06:53 [edit]

category: 音楽

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Comments

1. 同感! 

日本の音楽編集の方々は音楽とバレエが別って捉えているとは全く知りませんでした。

他のどこの国がバレエと音楽を切り離して考えるのでしょう??日本だけ?(失笑)

音楽あってのバレエですよね。でも音楽はバレエがなくてもそれで十分生かされます。

我が家もバレエ関係なので、たまに情報をキャッチしますが、バーミングハムバレエ団直属のバレエ学校、エルムハーストでピアニストを探していました。ロイヤルとも関係が深いので、学校では物足りないかもしれないですが、知り合いを作る事をもありかと。。。

URL | Chikako #79D/WHSg | 2011/08/05 23:55 | edit

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