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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

セイシェルでのコンサート 7月1日 4 

 12時ころ、学校へ戻り、学校から近くのフランス文化センターでMr Jerryとランチ。

 途中で雨が。

 色々なことを話し合いました。


 1時から1時間ちょっとアントワンの生徒の指導。 昨日のクラスで問題がある、まだ譜読みが怪しい、と思う人の指導です。 私は、指使いを考えるのが得意。 だから、弾きにくい部分をどんどんと変えていきます。

 本当は試験まで1週間ない今変えるのはよくないのですが、どうせまだ弾けていないのだから、弾きやすく変えた方が良いのです。


 途中で、弦楽器のユニークなイタリア人の先生が入ってきておしゃべり。 なんと、キジアーナで勉強した方ですし、ヴィオラは、ユーリ・バシュメットと勉強したそう!! バシュメット、といったら私の憧れのヴィオリスト。 

 カーディフ時代に、一緒に弾いていた自称、モテテモテテ困っちゃう世界一美しい男、と寮の部屋で何度彼のCDを聴きながら話し合ったかわかりません。 

 まさか、バシュメットに師事した方にここで出会えるとは思えませんでした。


 先生方は、各々、色々な問題、不満を私に言ってきます。

 第3者だから言いやすいのでしょうね。


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 ここへ来てから、今日の1時間ちょっとを除いては、ほとんど自分の練習をする時間がありません。

 でも、どうしても、ここでコンサートをすべきだった。


 4時から、隣のセイシェル大学のホールでコンサート。


 ピアノは昨日書いたように、プレイエルのグランド。 音が鳴らなくて、とっても苦労しました。


 学校関係者と、初日にお会いした文化省のオフィサー。 素敵な紳士がいるな、と思ったら、終演後声をかけてくださって、フランス大使、ということがわかりました。 「ショパンをたくさん弾いてくれてありがとう」といわれましたが、フランス大使の前でショパンを弾く・・・ 恐ろしい・・・ 知ったのが後でよかった。


 1時間のコンサート、どうするか迷いました。

 コンサート、というものがほとんど行われないこの国で、何を弾くか。 

 でも、生徒たちは、イギリスのグレード試験を受けているのだから、簡易版ではなくて、イギリスで行っているようなコンサートをすることにしました。

 そして、昨年のショパン生誕200年のことで、本当はアントワンがショパンのコンサートをする予定だったのに、行事自体が中止になってやらなかったので、後半30分はショパンを弾くことに。


 プログラムは、

 モーツアルト: ピアノソナタ ハ長調 K.330

 シベリウス: ワルツ 作品24-5

 チャイコフスキー: ロマンス ヘ長調 作品51-5

 エシュパイ: トッカータ


 ショパン: 4つのマズルカ 作品67

 ショパン: 華麗なる大円舞曲 第1番

 ショパン: ノクターン 作品62-1

 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61


 鳴らない楽器でエシュパイのトッカータは非常にきつかったです。


 幻想ポロネーズは、どうしても弾きたかった。 弾きたかった、というよりも、アントワンに聴いてもらいたかった。

 ちょうど10年前、私はこの曲を勉強し始め、2002年の6月の試験で弾くまで、アントワンは何度も私の演奏を聴いています。 あの時から10年、上達したのかどうか、いや、あの時を知っているからこそ、今の演奏を聴いてもらいたかったのです。


 コンサート後の挨拶で、

「僕たちはとってもよい友達で、みゆきは当時とってもセンシティブで、ちょっとうまくいかないと泣いたり、ヘッドとうまくいかなくてがっかりするのをみてきました。 そのたびに、『いつか、良いピアニストになるよ。 だから、今はちょっとしたことで傷つかなくてよいよ』という言葉をかけてきました。 そうなるとは思っていたけれど、今こうして、久々に彼女の演奏を聴いて、僕の考えが間違っていなかったことを確信しました」


 私には、何よりも嬉しい言葉でした。

 すっかり忘れていたけれど、何度も、アントワンに、『みゆきは良いピアニストになるから 』といわれてきたことを思い出しました。

 私たち2人は、他の人に比べて遅いスタートでした。 アントワンは私よりも9歳上。 

 私たちは、授業をサボらなかったし、練習も他の人よりもした。

 

 初めての海外でのソロコンサートがここでよかったな、と思いました。


 

Posted on 2011/07/01 Fri. 04:29 [edit]

category: セイシェル

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