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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

O2アリーナにてロイヤルバレエの『ロミオとジュリエット』(全体的な印象) 

今シーズン、最後のロイヤルバレエの観賞でした。

場所は、いつものロイヤル・オペラ・ハウスではなくて、南ロンドンのグリニッジにある、O2アリーナ。 元、ミレニアム・ドームのはずです。


WITH HOPE!!-110619 O2

 巨大な、12000人入るアリーナで、一昨日、金曜日から、5公演(1公演はスクールマチネ)の『ロミオとジュリエット』が行われました。

 普段、劇場に足を運ばないような人にも、このような場所でやることにより、バレエ鑑賞者数を増やそう、という考えのようです。

 私は家からだと結構遠いですし、チケットも高めなので、この1公演のみを観賞です。

 今日は日曜日の昼間、ということで結構子供の数も多く、3、4歳の子供たちもみかけました。

 席は、結構空席が目立ちました。


 18日のマチネに踊ったローレンとエドのゲネプロ写真は、
http://www.ballet.co.uk/gallery/dm_royal_ballet_romeo_and_juliet_o2_0611 より。

WITH HOPE!!-110619 O2


 一番上から4列目の私が座った席からの眺め。 はっきり言って、怖い。 シートベルトが欲しかったです。

 が、上演3分くらい前になって、係りの方がいらして、私が座っていた席の前、5列ほどが空席(多分、値段が違う)なので、そちらに移ってよいですよ、とのこと。 もちろん、移りました。 恐怖は消えました。


 わかりにくいのですが、写真の舞台の上の部分には、3つのスクリーンが。 舞台セットは、オペラハウスで使っているものだと思うのですが、とても小さく見えます。 そしてセットと、スクリーンの間にオーケストラ。

 

 

 この基本的な舞台セットと、第3幕でのジュリエットのベッド、途中の椅子などはありますが、それ以外の大道具は無しです。

 ローレンス僧の場面も、背景のスクリーンなどは無し。 ジュリエットの家の門の前の場面も、門はありません。

 ローレンス僧の場面は、照明で床に教会の窓のようなものを映し、最後の墓場の場面は、床に十字架を映しました。


 第2幕と第3幕の間には休憩を入れずに上演されました。


 

 全体的な感想を言うと、私は非常にがっかりしました。

 この巨大空間に入ったのは初めてですが、収容人数などから、なんとなくの予想はついていました。

 舞台があまりにも遠くて、小さく見えるため、お人形が動いているように、いや、あやつり人形劇場にしか、みえませんでした。 音楽は、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラですが、もちろん生音では無理なので、スピーカーから音楽が聴こえます。 バレエでは普段演奏していないオーケストラですから、何箇所も狂いました。 


 スクリーンでダンサーの姿が映されるものの、意味がない部分も多い。


 このアリーナでやるのに、平土間で観るのでは、ここで観る意味がないように思います。 私は、バレエ団関係者が、一番上の方の席で観たのか、気になります。


 いつも使っている双眼鏡(オペラグラス?)を最大倍率にしても、ほとんど意味がありませんでした。


 

 食べ物の持込み可、なので、においも結構凄いし、お菓子の袋のがさがさが・・・・

 今日は、このようなことには覚悟をしていました。 でもやっぱり気になる・・・

 そして、最初にフラッシュ撮影は禁止、とあったのに、何度もフラッシュがたかれました。

 上演中の出入りも非常に多い。


 そして、私の後ろに座っていた女の子は、上演中終始おしゃべり。 

「あの二人、なにしているの?」 「あれ、誰?」「ジュリエット、どこへいっちゃったの?」

子供だから仕方が無い、と思う反面、気にしない親も親。

極めつけは、マキューシオとティボルトが死んだ場面で大笑い・・・


 

 現在、イングリッシュ・ナショナル・バレエが、ロイヤル・アルバート・ホールにて、ガーシュウィン・プログラムを上演中。 一番安い席でも高いので私は諦めましたが、きくところによると、あの大きな空間を生かしたものだそうです。

 昨年はこの会場での『白鳥の湖』を観ましたが、普段の劇場とは違う、白鳥の数も増やしての上演。


 このように、大きさにあわせてその会場の為のものを上演するのであれば、大きな場所でやる意味があると思います。

 が、今回のロイヤルバレエの『ロミオとジュリエット』にはどうだったのでしょう?

 しかも、マクミラン版の『ロミオとジュリエット』は演劇要素がかなり強く、正直、踊りだけを楽しむものではありません。 肉眼だと、人の形がわかるだけ、で楽しめる作品ではありません。

 だからスクリーンを使ったのだとは思いますが、これも、中途半端。


 配役などは別記する予定ですが、怪我などで仕方が無い、とは言えども、ベンヴォーリオ(ロミオの友人の1人)を踊っていたセルゲイがマンドリン・ダンスのリードも兼任。 ベンヴォーリオの衣装を着て、いきなりあのマンドリンダンス(マンドリンダンスの衣装は、ピンク(リードはグリーン)のタイツに、顔は白塗り)。 上演開始前のキャスト変更のアナウンスで、セルゲイがマンドリンのリードを踊ることを知りましたが、びっくり。 いくらなんでも・・・ 通常のことを知っている私には、違和感がありまくりました。


 

 オペラハウスのお友達は行かない、とおっしゃっていた方が多いのがわかるような気が・・・

 

 となんだかんだ書いておきながらも、最後、ロミオが薬を飲んで、その直後にジュリエットが目覚めて、ロミオにかけよる部分からは涙涙でした。 やっぱり、マクミラン版の『ロミオとジュリエット』は凄いな、と思わずにはいられません。 


 私にとっては非常に中途半端、不完全燃焼のロイヤルバレエシーズン最後の観賞でした。

 9月は大好きなバランシンの『ジュエルズ』で開幕。

 再来週がチケット発売ですが、私はセイシェル。 いつもの、オペラハウスの外での徹夜にも参加できず、チケットも多分買えず。 厳しい開幕です。

Posted on 2011/06/19 Sun. 03:21 [edit]

category: バレエ

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