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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロイヤルバレエ ミックスビル『バレエの情景』、『ヴォランタリーズ』、『春の祭典』 6月2日 

約1週間前になりますが・・・ 6月2日のロイヤルバレエのミックス・ビルです。


 作品の詳細については、www.geocities,jp/balletinformation をご覧ください。


 『バレエの情景』 アシュトン振付、 ストラヴィンスキー作曲


 セーラ・ラム、 ヴァレリ・フリストフ

 

 リカルド・セルヴェラ、ベネット・ガートサイド、平野亮一、 ヨハネス・ステパネク


 ラーラ・ターク、 クレア・カルヴェート、 フランチェスカ・フィルピ、 ローラ・マックロック、

 レティシア・ストック、 サビーナ・ウエストカム、 アイオーナ・ルーツ、 カミール・ブレイチャー、

 エマ・マグワイヤ、 サマンサ・レイン、 ピエトラ・メロ・ピットマン、 金子扶生


 

 フォーメーションが美しいバレエです。 が、この日の舞台は空白。

 あのような舞台はロイヤルバレエでは珍しいことです。 あまりなにも感じられませんでした。

 

 セーラはよくは踊っているのです。 が、一つ一つのパ(ステップ)がはっきりしない。 というよりも、きっとこの踊りは、人間的な暖かさが欲しいのかな?なんて思ってしまいました。

 

 リカルドは足首が伸びないことを除けば、足捌きがきれいなダンサー。 アシュトンでは非常にいきてきます。


 群舞の女性の中では、エマとアイオーナの上体、アームの動きのしなやかさが目立ちます。 テクニックそのものよりも、エレガンスが必要なのがこのバレエなのではないかな、と思います。


 が、この日の舞台はあまりよくなかったのでしょうね。 立ち見の常連さん(私のお隣はバレエ関係者でしたし)たちからは厳しい目でした。



 『ヴォランタリーズ』 テトリー振付、 プーランク作曲

 オルガン協奏曲


 マリアネラ・ヌニェス、 ルパート・ペネファーザー

 

 ローレン・カスバートソン、 セルゲイ・ポルーニン、 ヴァレリ・フリストフ


 エマ・マグワイヤ、 サマンサ・レイン、 ヘレン・クロウフォード、

 ヤスミン・ナグディ、 メリッサ・ハミルトン、 シャーン・マーフィー、

 ダーウィッド、 フェルナンド・モンターニョ、 ヨハネス・ステパネク、

 ケヴィン・エマートン、 アンドレイ・ウスペンスキ、 ザンダー・ブロンマート


 

 2008年にこの作品を観た時よりも、ずっと好きになり、また、深く心に入り込んでくる作品になりました。

 先週の日曜日におしゃべりをした友達はオルガン専攻。 「プーランクのオルガン協奏曲に振付けられたバレエがあるのよ」と伝えたら、「全く想像ができない。 何かの間違いではないのか?」と言われました。

 

 もちろんバレエの為に書かれた曲ではありませんが、振付と音楽がぴったりです。


 この日の舞台は、私が今までに観た中で一番良いものの一つ。

 ダンサーたち、特にマリアネラとルパートそしてローレンの全身から発する言葉がありました。

 


『春の祭典』 マクミラン振付、 ストラヴィンスキー作曲


 いけにえ: エドワード・ワトソン

 

 他


 不思議なことに、今までこの音楽を理解することができなかったのに、音楽、旋律としてこの音楽が耳に入るようになりました。

 

 エドのいけにえは、スティーヴンとはだいぶ違います。 

 先日インサイトでこの役を初演した(クリエイトした)モニカ・メイソンを観ている、ということもありますが、もうすこし機敏さが欲しい。 踊りつかれて最後は死ぬ、ということを考えるとあれはあれでよいなかな、とも思うのですが、でも、手の動かし方、足の移動、もう少しはっきりしたものが必要なのではないかな、と思います。

 

 この作品、女性も男性も全員顔は白塗り。 男性は、黒墨で、顔に模様というか、線を自由に描いています。

 肉眼ではいつもとは違って、顔で誰が誰なのか判断しにくいのですが、それでも、動きを見ていると、特に言葉がある数人ははっきりとわかります。

 男性だと、ヴァレンティーノ、トーマス、リアムあたりが目立ちます。

 

 普段音楽的で音楽を聴いて踊っているダンサーも、この作品だけは数えなくてはいけません。 数え方を間違うと、そこでアウト。 ですが、何度か観ていると、この作品も実は非常に音楽的なのだ、とやっと気がつきました。

 それこそ、ケネス・マクミランはこの作品を振付ける時、一日中この曲を聴きっぱなしにして、段々とメロディーが聴こえ、音楽の全体像が見えてきたそうです。 

 私はこの音楽は、バレエを見なかったらわけがわからない音楽、で終ってしまったと思います。

 このように、バレエを観るから強制的にこの曲を聴かなくてはいけない。 でもそれによって音楽理解が深まる、音楽家としては少々恥ずかしいですが、これも一つの音楽とバレエの関係なのかな、と思います。

 きっと今、修士号の論文を書いたら、3年前とは違った見方から文章をかけたかもしれません。

 

 

 このミックス・ビル、あと3回の公演を残すのみ(明日のスクールマチネを入れたら4回。 明日はダンサーたちは大変だと思います)。


Posted on 2011/06/07 Tue. 06:32 [edit]

category: バレエ

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