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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

ロイヤルバレエ 『マノン』 タマーラ、 デイヴィッド 

 4月よりも、空気が冷たいロンドンです。 一昨日、出かけた時に天候がよかったのは、とてもラッキーでした。


 オペラハウスでのシーズンも残り2週間、オペラハウスに通い中です。


 昨夜は、『マノン』でした。

 

『マノン』 ケネス・マクミラン振付、 マスネ作曲


マノン: タマーラ・ロホ

デ・グリュー: デイヴィッド・マカテリ


レスコー: ティアゴ・ソアレス

ムッシューGM: ギャリー・エイヴィス

マダム: エリザベス・マクゴリアン

レスコーのミストレス: イッツィアー・メンディザバル


高級娼婦: ユフィ・チェ、 ヘレン・クロウフォード、

        ラーラ・ターク、 シャーン・マーフィー


踊る紳士: アンドレイ・ウスペンスキ、 リアム・スカーレット、 ダーウィッド


顧客: トーマス・ホワイトヘッド、 ジョナサン・ハウエルズ、 デイヴィッド・ピッカリング、

     エリーコ・モンテス、 ヨハネス・ステパネク


看守: ベネット・ガートサイド


乞食のかしら: ルドヴィック・オンディヴィエーラ

乞食たち: ザンダー・ブロンマート、 ジェームズ・ウィルキー、 ジョナサン・ワトキンズ、

       ヴァレンティーノ・ズチェッティ、 フェルナンド・モンターニョ、 ジェームズ・ヘイ


ズボンを穿いた女の子: リヤーン・コープ


第3幕の女性たち: 金子扶生、 ターラ・ブリジット・バフナーニ、 クレア・カルヴェート、

             ピエトラ・メロ・ピットマン、 ナタリー・ハリッソン



 本当は、マノンをマーラ・ガレアッツィが踊る予定ですが、キャスト変更で、タマーラ。 彼女は数日前に日本で、バーミンガム・ロイヤル・バレエと共に、『眠れる森の美女』を踊ったばかり。 実は行くつもりはなかったのですが、今年度移籍してきたイッツィアーがミストレスを踊るのを観たくて、行ってきました。 タマーラのマノンも2週間前に見逃してしまったところでしたし。


 タマーラのマノンは、DVDにもなっていますので、何度も繰り返し見ています。 

 今回は、最初は結構無垢な、イノセントな女の子。 あまり、タルトな部分や、最初から彼女の女性としての魅力を自分で知り尽くしているようなマノンではありません。 もっと最初から艶やかな感じでやるのか、と思っていたので、良い意味での驚き。


 ただ、彼女が、デ・グリューに出会って、ムッシューGMに出会って、段々と変わっていく様を観るのは、非常に興味深かったです。

 

 第2幕、マダムの館でのパーティー会場に入ってくるマノンは、富豪の愛人。 それまでの女の子ではありません。 デ・グリューの前を通る時にも、悪びれた顔も、彼を見る気も無し。 

 

 第3幕では弱っていても、まだまだ自分というものをしっかりと持っている女性でした。


  

 イッツィアーは移籍してきてからすぐに10月に『三人姉妹』で長女、オルガを踊りましたが、それ以降は演技力が必要な役はほとんどやっていないと思います。

 ライプツィヒ・バレエでいくつかの全幕ものでの主役はやっていたようなので、演技はどうなのでしょう?と思って観ていましたが、彼女は演じられるように思います。

 踊りも、だいぶロイヤルバレエのスタイルを身に着けてきました。


 ムッシューGMを挑発する、というか、彼に目線を送ることが多かったかもしれません。 レスコーがいても、もちろん他の男たちと戯れる。

 初めてにしては、ずいぶん演じられていたと思うので、これからを楽しみにしています。




 ティアゴのレスコーは、他のデ・グリュー、マノンと2キャスト分観ているので、3キャスト目。 少しずつ変わってくるから観ていてあきません。


 第1幕、乞食のかしらがGMのコートのポケットから時計を盗んだ後も、再び自分でポケットを漁っていましたし、第1幕第2場での、マノン、GM、レスコーの部分も、GMがマノンに夢中になっている間に、GMがテーブルの上においておいたジャケットのポケットの中を漁っていました・・・ 

 お金のことしか考えていません。


 踊りは、本当にこの役を踊る時には冴えています。


 

 高級娼婦のユフィちゃん、彼女がこの役を観るのは数度目ですが、演技がますます深みがあるものになってきました。 

 踊る紳士の1人(リアムの役)と戯れていたかと思うと、自分を買って(選んで)くれた、お金持ちの顧客(デイヴィッド・ピッカリング)が他の娼婦としゃべっているのを見てふてくされたり。

 そうかと思えば、自棄酒(?)のように、お酒のビンからラッパ飲み。


 エリザベスのマダムは、元々の美貌、長身も手伝い、そして彼女の巧みな表情の変化をみているのがあきません。


 このバレエ、中央以外でも様々なことが起こっているので、どこを観るのか、毎回迷います。

 

 私が毎回目移りしてしまうのは、第2幕のマダムのパーティーの場面。 マノンのソロの時、デ・グリューとGM以外は、途中、ある音楽のところへくると、全員が固まって、動かなくなります。 このとき、毎回、皆の止まるポーズが違う。 前回は、ヨハネスが高級娼婦の1人のスカートをめくっている状態で止まりましたし、昨夜は、安い娼婦の1人のサビーナが、レスコーとレスコーのミストレスの間で、グラスをあげたまま静止。 あれは、結構つらい姿勢だと思うのですが・・・


 私のこの作品の鑑賞は、あと1度の予定。

その時にはオペラハウスではなくて、トラファルガー・スクエアの大スクリーンで観る予定です。

 カメラが映す場所を観る事になるので、いつもは気がつかないことに気がつくかもしれないし、いつも私が見逃さないようにする部分が映らなくてじれったくなるかもしれません。


 ロンドン在住の方、6月1日(水)7,30からトラファルガー・スクエアで、無料で観賞できます。

 それ以外にも、イギリスのいくつかの場所で観られます。 詳しくは、ロイヤル・オペラハウス(www.roh.org.uk) より。

 雨が降らないとよいですが。


 

 

Posted on 2011/05/27 Fri. 04:44 [edit]

category: バレエ

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Comments

1. 無題 

Miyukiさんこんばんは。
この公演、僕も観に行きました。ロホのマノンは、アコスタと踊った時とは随分違っていて面白かったです。最初の部分は前回と違って随分少女っぽかったし、その後のマノンとデ・グリューの心理的な距離は今回の方が遥かに近かったように僕は感じました。
先日、ロイヤルバレエのインサイトイベントでロホのインタビューを聞きに行ったのですが、その中で「踊る相手は本質的に重要で、相手によって表現は変わる」と言っていたまさにその通りの例を目の当たりにしたと思いました。
ロホが普段と違う相手と踊ったからか、特に第1幕でタイミングがあわないところが多かったように思いましたが、表現自体は今回の方が自然な感じがしました。

URL | Miyuki #79D/WHSg | 2011/05/31 06:12 | edit

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