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WITH HOPE!!

イギリスで18年間暮らし、2016年7月に日本へ帰国した、ピアノはロシア系、中身はイギリス、国籍は日本人のピアニスト。 

コルチェスターでのコンサート 

昨日の晴天とはうってかわって、今日は雨が降ったり止んだりの一日でした。

 教えに行く前に、ちょっと外に出たら、ちょうど雨が降ってきて、傘をさしていたのに、スカートも足もずぶぬれでした。


 昨日のコンサートのことです。


 昨日演奏した、コルチェスターの街中にある、Lion Walk United Reformed Church、昨年2月にも演奏した場所です。

 古い教会なのですが、中をかなりモダンに改造してあります。

 

 ピアノは愛するペトロフ!! チェコのメーカーです。 ここのペトロフはそれほど良いものではありませんが、スタンウェイよりも私の手に馴染んだのが(13年前の話)ペトロフです。


 プログラムは、


 リスト: 愛の賛歌

 ショパン: ノクターン 作品62-1

 ショパン: 幻想ポロネーズ 作品61


 アンコール; シャブリエ: スケルツォ・ワルツ


 

 ショパンのノクターンは立て続けに弾いていますが、このところ面白いものがでてきているので、是非ここで弾いてみたいな、と思いました。

 昨日は、何かが出てくることはなかったのですが、フレーズがおもしろいことが自然にできたようです。


 幻想ポロネーズは、考えてみれば、勉強を始めてから、ちょうど10年が経ちます。 あっという間の10年です。 初めて本番で弾いてからは9年だと思います。

 1年半とか、弾いていない期間もありましたが、これは弾けば弾くほど興味深くなっていく曲なので、定期的に本番に出しています。


 2004年にパリでショパンのお墓参りをして、そして、2005年にポーランドでショパンの心臓がある教会とショパンの生地へ行った頃から、私の中でこの曲はショパンの人生をあらわしたものになりました。 この曲を弾いている間は、ワルシャワの風景、ショパンの生家、パリ、ジョルジュ・サンド、これらが鮮明に私の脳裏に浮かびながら弾いていました。

 そして、私はずっとこれを保つ、と思っていました。


 が、昨日は異変が。

 いつものように弾き始めたら、そこにあらわれたのは、ロイヤルバレエの『マノン』。 私は連れて行かれただけなので、鮮明には覚えていないのですが、5月4日に観た、マリアネラのマノンと、ニァマイアのデ・グリューが私を導きました。

 もちろん、彼らよりもよかった舞台は観ていますが、きっと、あのデビューの、多少ぎこちなく、緊張もある舞台が、そして二人の心理がこの曲に移ったのでしょうね。


 『マノン』のストーリーと同じように進んでいくわけではありません。 いくつかのシーンが違う順番であらわれました。


 もちろん、途中まとまりがなくなった部分もあったのですが、最後の部分はあそこまで情熱的になれたのは、私はこの曲では初めてかもしれません。


 改良の余地ありです。

 

 

 リストの愛の賛歌は、いつになくまとまりがない演奏でした。 そして思ってもいなかったところで暗譜落ち。 先日、生徒に注意をしたようなことを自分でもやってしまいました。 16小節ほど繰り返しました・・・ 出口がすぐに見つかったので良かったですが・・・・


 アンコールは考えていなかったのですが(というよりも、普通はソロの場合にはアンコールって決めておくものではありませんよね?)、定番のシャブリエを。 エシュパイを弾くか一瞬迷ったものの、会場の空気がシャブリエでした。


 

 コンサートが終った後、多くの方がお声をかけてくださったのですが、昨年のコンサートを覚えていらして、再びいらしてくださった方々がたくさんいました。

 そして、何人もの方が、私の指の靭帯損傷の怪我を覚えていらして・・・ 昨年の2月第1週は、一番指の調子が悪かったし、その後に大切なオーディションが控えていたので指を守る必要があって、テープを巻いたまま演奏したのです。


 ご婦人が、「あなたを見ていると、指が鍵盤の上を踊っているようだったわ」 

 とおっしゃって下さったのですが、私には一番の賛辞!! 

 

 80歳近いと思われる男性は、音楽のこと、とても詳しくて、リストの愛の賛歌は、レコーディングでは聴いたことがあるけれど、実演に接したことがなかったから、こうして生で聴く事ができてよかった、と言われました。

 こういうこともとても嬉しい。 皆が弾く定番曲も良いけれど、そうでなくても素敵な曲は山ほどあります。

 

 


 どんなに小さなコンサートでも、与えられた環境で、気持ちをこめた演奏をする。

 それが、今の私に与えられていることなのかもしれません。

 ピアノを弾いていて、会場の方々をぐっと引き寄せて、会場の空気が一つになること、このところやっと毎回のコンサートで感じられるようになってきました。


 そして、やっと、このところ、コンサートの度に私とピアノが一体化するのを感じられるようになりました。

 

 まだまだ課題はあるし、昨日の演奏の反省点も山ほどあります。

 今日はさすがに疲労が凄かったし、指も痛むのでたいして弾けませんでしたが、来週のチャリティーコンサートに向けて、さらいなおしたいと思います。


 

Posted on 2011/05/26 Thu. 06:24 [edit]

category: 音楽

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